みなさん、こんにちは。
突然ですが、みなさんは「塗り絵」というとどのようなものを想像しますか?
私は少し前まで、塗り絵と言えば子ども向けのキャラクターの塗り絵くらいしか思いつきませんでした。
しかし、今の塗り絵(フランス語でコロリアージュ)は、大人の女性を中心に、日本だけではなく海外でも密かにブームになっているらしいのです。
私もすっかりハマってしまいました。
大人向けの塗り絵はアンチストレスの効果があるらしく、わずかな時間でも塗ることに没頭することでストレスが緩和されることのこと。
でも、塗り絵の魅力はそれだけじゃありません!
今日は、私が塗り絵にハマった3つの理由をご紹介します。
これから大人の塗り絵を始めようか迷っている方も、すでにハマっている方もぜひご覧ください。
センスがなくても素敵な作品のできあがり!
小さい頃は絵を描くのが好きで、自分で漫画を描いたりしていました。
しかし、ここ10年位はほとんど描かなくなりました。
当然、自分の描いた絵に彩色したこともほとんどありません。
まともに色を塗るという経験をしたのは、学校の授業の図画工作や美術の授業程度。
そのため、色の上手な塗り方や知識なんていうものはほとんどありません。
ところが、最近ブームになっている塗り絵本は、絵柄が非常に細かく、色を塗っていない状態でもすでに1枚の絵として十分に見応えがあるのが特徴です。
芸術的センスは元のイラストが十分補ってくれています。
したがって、大体どんな色で塗っても、素敵な作品のできあがり!
(たまに配色でやらかすこともありますが……。)
自分のセンスに自信がなくてもきれいにできあがるので、満足度は非常に高いです。
「私でもできた!」という喜びはとても大きく、塗り終えるたびに毎回感じています。
可能性は無限大!配色によって全く違う作品に
私にとって1番魅力的な理由がこちら。
最近ブームの塗り絵(コロリアージュ)は、特に塗り方の見本がありません。
どの箇所をどんな色で塗るかは自由です。
塗ったからには誰かに見てほしいなと思い、Instagramに投稿しています。
SNSに投稿している方はたくさんいらっしゃるので、タグ検索をすれば日本だけでなく海外の方の作品も見ることができます。
私が持っている「ひみつの花園」は、元はイギリスで出版された本なので、同じ絵を塗っている方は日本だけでなく、海外にもたくさんいます。
自分が塗った絵を、別の方は全く違う配色で塗られていると、印象ががらっと変わります。
「こんな塗り方もあったのね!」という衝撃は日常茶飯事。
それに刺激を受けて、次はこの配色にしようというアイディアが次々と浮かび上がってきて、やる気アップに繋がります。
今塗り絵をしている方も始めてみようか悩んでいる方も、ぜひ好きな色で彩り、SNSに投稿してみてください^^
自分にも没頭できる趣味ができた!
ここ何年か、自分の趣味に迷っていました。
夫は休みの度に趣味のカメラや山歩きを楽しんでいて、その姿がとてもうらやましい。
自分も何か熱中できる趣味がほしいと思っていましたが、何を始めてもそこまで熱中できず、なかなか続きませんでした。
唯一趣味と言えそうなものは読書ですが、それも読む時期やジャンルに偏りがあるため、趣味と言っても良いものかどうか悩みどころです。
そんな私が塗り絵を始めてから、次のように変わりました。
時間を忘れて没頭する
気づけば軽く2〜3時間経っていることもしばしばです。
塗りたい配色の案がどんどん出てきて飽きない
先ほども述べたように、SNSで他の方の作品を見るととても良い刺激をもらえます。
肝心の塗る技術は全く追いついてませんが、配色案がどんどん出てくることでしばらくは楽しめるなと考えています。
おそらくまだまだ飽きないでしょう。
自分のレベルアップを目指したくなる
これは初めての経験でした。
夫が貯金をして新しいカメラやレンズを手に入れながら、少しずつレベルアップしていく姿、充実していてとてもうらやましいなと思っていました。
そんな私も今では夫の気持ちがよくわかります。
現在手元にある画材は36色の色鉛筆のみ。
もちろんこれでも十分に塗ることはできますが、やはり塗っていると細い水性ペンや水彩色鉛筆で塗ってみたいと思っちゃうんですよね。
塗り方も、今はまだ塗りつぶしのみの状態なので、グラデーションや白抜きなどやってみたいことがたくさんあります。
このように、夢中になれて趣味と呼べるものができたのは本当に久しぶりなので、とても嬉しいです。
終わりに
私は塗り絵を、「どんな色で塗っても素敵に見えて、満足感も高く、自分の時間が充実する、素敵な趣味」だと思っています。
SNSで「私も気になってた!やろうか悩んでる」というコメントを見かけます。
「気になっている」「悩んでいる」という方は、ぜひやってみてください。
世の中にはたくさんの娯楽がある中、塗り絵に興味を持ったというのも、きっと何かの縁です。
塗り絵本は塗らなくても眺めているだけで楽しいので、飽きたら画集として置いておけば良いのです。笑
「なにかはじめると、次のなにかへとつながっていきますから。はじめようよ。」
― アンリ・ベグランさん『はたらくことは、はじめること。』より
(※2014年ほぼ日手帳の1月2日に掲載されていた言葉です)
塗り絵をきっかけに、新しい世界が開くかもしれません。
気になっている方は、ぜひ始めてみてください。
(追記)こちらの記事もどうぞ
塗り絵を1年以上続けてきて私が感じた塗り絵の効果をまとめました。