先日、人生初の水彩色鉛筆を入手しました。
水彩色鉛筆はステッドラー以外のメーカーからも販売されています。
お高いものからお手頃なものまでたくさん。
今回水彩色鉛筆を買うにあたって比較検討してみたので、まとめてみました。
なお、人生初と書いたとおり、水彩色鉛筆は使ったことがありません。
そのため塗り心地等は全くわかりません。
しかし、買うならできるだけ良いものが欲しい。
ということで、購入する前にAmazonのレビューを参考にしました。
水彩色鉛筆を使ったことがない自分が、 重視した点を簡単にまとめました。
実際に使っている方は「そんなことないよ!」と思うところがあるかもしれませんが、判断材料が他になかったのでその点お許しください。
逆に「この商品はここが良いんだよ!」というのがあれば、ぜひご教示ください。
今後の画材購入の参考にさせていただきたいと思います。
自分が重視した点
芯がやわらかめのもの
芯の硬軟は正直よくわかっていませんが、やわらかい方が手が痛くならず良いかと思い、できるだけやわらかめのものが欲しいです。
レビュー数が多くかつ評判が良いもの
レビュー数があまりに少ないと判断が難しくなりそうだったので。
60色セット
60色も使いこなせるのか不安ですが、せっかくなのである程度の色数が欲しいです。
これ以上の色数は持て余しそうなので、今の自分は60色あたりが妥当かなと。
金額が1万円以下
今回夫にクリスマスプレゼントとして買ってもらうので、1万円以内におさめたいです。また、1つの画材に1万円以上かける勇気はまだありませんでした。
比較検討した水彩色鉛筆5点
・ファーバーカステル 36色セット
・ステッドラー カラトアクェレル 60色セット
・ファーバーカステル アートグリップ 60色セット
・ヴァン・ゴッホ 60色セット
・ファーバーカステル アルブレヒトデューラー 60色セット
Amazonで「水彩色鉛筆」と検索し、有名そう・高そうなところを中心に見ました。
上記以外にも他に水彩色鉛筆製品はあるので、気になる方は検索してみてください。
以下、各製品で気になった点をまとめました。
*2015年12月時点で調べた情報です。
ファーバーカステル 36色セット
・値段が安い
・芯かため(?)
・細筆が付属
今回検討した水彩色鉛筆の中で1番のお手頃価格でした。
レビュー数も多く、評価も全体的に良かったです。
子ども向け、初心者向けとして購入している方が多かったです。
ただ、芯の硬さが「やわらかい」という人もいれば「かたい」という人も。
他社製品を使用したことがなければ、人それぞれの感覚によってしまうので仕方ないかもしれないですね。
全体的には、「値段の割に発色もよくキレイ!」という意見が多く見られました。
しかし、
・色数がもう少し欲しい
・芯のかたさがよくわからない
・欲しい水筆ペンがあったので付属の筆は不要
という理由から、今回は候補から外しました。
ステッドラー カラトアクェレル 60色セット
・レビュー数が多く評判も良い
・芯がやわらかい
全体的に評価が高かったです。
数年この製品を使っているという方もいました。
この後書きますが、水彩色鉛筆といえばファーバーカステルのアルブレヒトデューラーという製品が高品質で有名らしいのですが、金額が高いです。
しかし、こちらのカラトアクェレルは金額の割にデューラーに負けず劣らずな品質だとか。
芯がやわらかめなので、その分芯の減りは早いみたいです。
全体的に「塗りやすい」という言葉が多かったように思います。
一応Amazonのレビューを参考にしましたが、Instagramを見ていてもこちらの製品を購入している方を多く見かけました。
実際に買って塗り絵で使用している方を見ると、ますます欲しくなります。
・Amazonのレビューの評判が良い
・金額の割に高品質でアルブレヒトデューラーにせまる勢い
以上2点が決め手になり、こちらの製品を選びました。
公式HPはこちら
製品紹介(Products):カラト アクェレル 水彩色鉛筆 | STAEDTLER Japan website!
ファーバーカステル アートグリップ 60色セット
・レビュー数が少ない
・ステッドラーのカラトアクェレルの方が芯がやわらかい
・三角形ドットグリップ
評価は全体的に良かったのですが、レビュー数が4件しかないのが少し不安でした。
三角形ドットグリップが持ちやすくて疲れにくいという方がいらっしゃったので、手が疲れやすい方に良さそうです。
あとは、ステッドラーの方がやわらかくて描きやすかったという方がいらっしゃいました。
その方自身「好みの問題だろう」と書いていて、その通りだと思います。
しかし、今回は芯がやわらかいものが欲しかったので、この点は気になりました。
全体的に評判のよいファーバーカステルの製品なので、おそらく塗り心地自体は良いのではないかと思います。
たまたまレビューが少なかっただけかと思いますが、判断材料が少なかったので買う勇気が出ませんでした。
そして三角形のグリップについて。小学生以来三角形グリップの鉛筆を使っていないのですが、当時あまり好きではなかった記憶があります。
商品自体は良いものだとは思うのですが、
・レビュー数が少ない
・三角形グリップが苦手
・ステッドラーの方がやわらかいらしい
という理由から、候補から外しました。
公式HPはこちら
ヴァン・ゴッホ 60色セット
・レビューの評判があまり良くない
・色によって芯の硬さが異なる
・ドライで使用するのは微妙
・芯はかため
こちらの製品は、今回検討したほかの製品に比べてあまり評判がよくありませんでした。
塗り心地が色によってかなり異なるという意見が複数あり、他の製品では見られなかったレビューだったので気になりました。
水で濡らして使用するとキレイに発色するようですが、そのまま色鉛筆として使うとあまり発色が良くないという意見も複数ありました。
また、ピンク系、パステル系の色が少ないみたいです。
実際に自分で使用していないので、レビューを頼りにするしかなかったのですが、他社製品に比べると塗り心地の評判があまり良くないみたいです。
気になったのは、レビューで高評価の方は、お子さんやお孫さんへのプレゼントとして購入した方が多いこと、評価が低い方は、自分で実際に使用している方が多いことです。
もちろん、自分で使用して高評価の方もいらっしゃるのですが、低評価の方のレビュー内容が具体的だったので、今回参考にさせていただきました。
・レビューの評判があまり良くない
・塗り心地が色によって異なる
・ドライで使用するには発色が良くない
以上の理由から、候補から外しました。
水彩色鉛筆ではありますが、ぜひドライでも使用してみたいと思っていたので、ドライでの塗り心地があまり良くないという点は見逃せませんでした。
公式HPはこちら
[水彩色鉛筆] ヴァンゴッホ水彩色鉛筆 | 株式会社サクラクレパス
ファーバーカステル アルブレヒトデューラー 60色セット
・レビューの評判が良い
・発色がキレイ
・値段が高い
・芯が太い
とにかくレビューの評判が良かったです。
水で濡らした時の発色がとてもキレイという声が多く、水彩色鉛筆の最高峰と評する方も。
高評価であることも納得の品質みたいです。
いつかは手に入れたいという憧れの製品と言えるでしょう。
これだけ高品質・高評価なだけあって、お値段も高いです。
Amazon価格で比較すると、私が購入したステッドラーのカラトアクェレルの2倍くらいのお値段でした。
さすが最高峰……!
品質とは関係なく1点気になったのは、通常の色鉛筆より太いということ。
普通の鉛筆削りは使えないらしく、専用の削りやナイフ・カッター等が必要みたいです。
専用の鉛筆削りをお持ちの方は、大丈夫かと思います。
さて、これだけ評判が良い最高峰のアルブレヒトデューラー。
実は贅沢にも、ステッドラーのカラトアクェレルと最後まで悩みました。
しかし、
①水彩色鉛筆初心者の自分が手を出すには勇気がでないお値段
②通常の色鉛筆より太く、手持ちの鉛筆削りが使えるかわからない
という理由から、泣く泣く諦めました。
公式HPはこちら
終わりに
今回は、判断材料がほぼAmazonのレビューのみで、どこまで信用できるかという心配がありました。
これから水彩色鉛筆の購入を考えている方は、今回のまとめはあくまで意見の1つ、判断材料の1つとして考えていただければと思います。
決して安い買い物ではありません。
自分でレビューを見たり、SNS等で実際に使用している方にきいてみたり、また、できれば店頭に足を運んで実際に試し塗りをしてみるのも良いと思います。
大型文房具店であれば試し塗りができるところもあります。
ネット上の意見はあくまでその人自身の意見なので、まずは自分で情報収集をし、数ある意見の中から、自分が重視する点とすりあわせていくのが良いかと思います。
どの製品を買うか悩む時間もきっと楽しいと思うので、じっくり検討してみてください。
では、また次回〜。
ステッドラー水彩色鉛筆を使った塗り絵作品はこちらからご覧ください