今回は初めての試みです。
塗り絵に色を塗った後、さらに切り抜いてみました。
切り絵初挑戦です。
完成作品がこちら。
背景には、スクラップブッキング用に買ったパターン用紙を敷いてます。
使用した塗り絵本
この本には20ページの図案が掲載されています。
使い方としては、
①本に直接塗るだけでも良し。
②ページを切り取って、塗り絵・切り絵をしても良し。
③ページをコピーして、塗り絵・切り絵をしても良し。
の3通りです。
私は今回③で挑戦してみました。
大体A4に近いサイズなので、家庭用プリンタでコピー出来ます。
他の塗り絵本だとプリンタの範囲に入りきらず、端っこが見切れてしまうことが多いんですが、この本は大丈夫でした。
左が本から切り取った図案のページ。
右がダイソーのA4サイズ画用紙にコピーしたものです。
↓こちらは画用紙にコピーした状態のアップ。
切るときにちぎれにくいかと思って、厚手の画用紙にコピーしました。
また、この本では色の塗り方や、切り絵に必要な道具、切り絵のコツ等も写真付きで詳しく書いてあります。
使用画材
今回は切ることをメインに考えたので、色選びはかなり適当でした。
色選びに悩まずに済む、三菱の36色色鉛筆を使いました。
色塗り
ブーケが2つ並ぶイラストだったので、赤系と青系のツートーンカラーにしました。
赤系使用色
・ももいろ
・うすべにいろ
・あかいろ
・べにいろ
青系使用色
・みずいろ
・あおいろ
・ぐんじょういろ
・あいいろ
赤系・青系各4色を、2色ずつ適当に重ね塗りしました。
まずは左のブーケを赤系で塗り始めました。
赤系はいまだに苦手なのかなんなのか、左側を塗り終わってから「失敗したかな……」と少し後悔していました。
ところが右側を青系で塗り始めたところ、妙にしっくり来たのであら不思議。
最初は違和感があったけれど、慣れてくると「これもいいか」と思えるようになり、そのまま塗り進めていきました。
今回のお気に入りはこちら。
うすべにいろ・べにいろの重ね塗り。
花全体を薄くうすべにいろで塗り、花の端っこをべにいろでちょんちょんと色付け。
花びらの端がじんわり色づく感じになりました。
今回1番困ったのが鳥の塗り方。
実は私リアル鳥さんが少々苦手で、普段から鳥をじっくり観察することができません。
特に羽根のあたりを見ているのが苦手です。
そのため、鳥をどうやって塗ったらいいのかわからず。
とりあえず色鉛筆でちょんちょん羽根らしきものを描いていきました。
こういう可愛らしいイラストの鳥さんは大丈夫なんですが……。
塗り方は今後要研究です。
色塗り完了!
あまり細かくないし塗る箇所も多くない、塗りやすいイラストでした。
切り絵初挑戦
さてさて人生初の切り絵です。
道具だけはバッチリ揃っています。
こちらのデザインナイフはキャップ付き。
刃先は角度30度と45度がそれぞれ5枚ずつ添付されています。
気合十分で切り絵開始。
開始5分。
自分がとんでもないものに手を出したことに気づく。
なんで私はこれをできると思ったのか……。
完全に切り絵をナメていたあの頃の自分を殴ってやりたい気持ちに駆られました。
しかし、もう切り始めてしまっているので後戻りはできません。
難しいし、切っちゃいけないところを切ってしまったりでめげそうになりました。
この投稿を見た友人・しずさんから「初心者がやる絵じゃないよw」と言われ、「本当だよ!」と自分に突っ込まずにはいられませんでした。
しかし、Instagramで優しいフォロワーさんに慰めていただきながら、なんとか切り進めていきます。
しばらくすると、カッターに慣れてきたようでうっかり切っちゃうこともなくなっていき、気づけば夢中で切っている自分がいました。
先日、「塗り絵は塗りかけの状態を見るのが好き」という記事を書いたんですが、どうやら私は切り絵の切りかけの状態を見るのも好きみたいです。
完成!!
デスクにそのまま置くとこんな感じです。
背景が変わると印象が全然違うので面白いですね。
今回1番の難所がこちら。
奇跡的にちぎれずに済みました。
自分の塗ったものをこんな風に手で持てるなんて不思議な感じ。
新しい世界が開ける
切りかけの画像をInstagramに投稿したところ、あるフォロワーさんから「完成したら新しい世界が開けそう」という素敵なコメントをいただきました。
本当にそのとおりで、切り終わった今、新しい世界に突入したような気分です。
始める前は、自分に切り絵ができるのか全くわかりませんでした。
しかし、挑戦してみたら意外とできることがわかった。
挑戦しなかったらそのことに気づけなかった。
塗り絵自体まだまだ練習中ですが、「切り絵」という手法も加わることによって、これから表現方法が広がりそうです。
終わりに
切り始めたときはどうなることかと思いましたが、なんとか完成まで辿り着くことができました。
塗り絵もしたいし、切り絵もしたいという方にとっては、一つのイラストで一度に両方楽しめるのでオトクです。
「塗り絵」と「切り絵」が合わさることをなんと呼べばいいかわからないんですが、勝手に「コロリアージュ切り絵」とか命名してもいいかな。
ちなみに、これから切り絵をしてみようかなという方へ。
ハマると夢中になるので、ぜひ一度やってみてください。
ただし、塗り絵とは別の意味で疲れます。
カッターに慣れるまで変に力が入ってしまうので、肩がバキバキになるかもしれません。
こまめに休憩をとり、決して無理はしないようにしてください。
また、カッターの刃で手を切らないように気をつけてくださいね。
では、また次回〜。