今回は、新しい塗り絵本「ぬりえの赤ずきん、くるみ割り人形、不思議の国のアリス」を塗りました。
この塗り絵本は、まさに絵本がそのまま塗り絵になったような1冊です。
有名な3つの童話を自分の好きな色で塗ることができます。
ストーリーも文章として載っているので、そのまま絵本としても読めちゃう。
しかも文字が白抜きになっているため、ストーリーの文字も塗ることができるんです。
今回は、3つのお話の中から「くるみ割り人形」の表紙を塗ってみました。
出来上がりがこちら。
キラキラさせてみました。
使用した塗り絵本
塗る前のイラストはこちら
割とあっさりめの絵です。
タイトルの文字も塗ることができるのが面白いです。
人物を塗ります
主人公のクララとくるみ割り人形はこちらの水彩色鉛筆。
濡らさずにそのまま塗りました。
クララは可愛らしい良家のお嬢さんをイメージして金髪にピンクのお洋服。
くるみ割り人形は記憶がおぼろげだったので、画像検索した結果を参考に塗りました。
今回は塗りもあっさりめにしました。
各パーツの重ね塗りは2色ほど。
クララの洋服の襟部分は白いフリルを表現したくて、そのまま真っ白にしておくよりも多少色をつけたほうが白っぽく見えるかと思い、薄い水色(31 glacier blue)で影をつけてみました。
文字を塗ります
白抜きのタイトル文字「The Nutcracker」。
私は昔から文字に影をつけるのが好きなので、中は白抜きのままで外側に影をつけました。
影をつけるだけでも文字がはっきりします。
使用したのはスタビロの水性ペンです。
ペン先の細さは0.4mm。
色はイエロー(44)を使用しました。
背景を塗ります
背景が白いままだと寂しいのでダイソーのパステルで色をつけました。
ダイソーのパステルについてはこちらの記事をどうぞ。
今回は3色をランダムに重ね塗り。
ファンタジーな雰囲気を出したくて、以下の3色を使用しました。
・ライトブルー
・ブルーバイオレット
・マゼンタ
茶こしでパステルを削って、パフでザザーッと塗っています。
背景で、ふんわりした雰囲気を出したいとき、手っ取り早く広範囲を塗りたいときは、パステルが大活躍してくれます。
キラキラさせます
背景をパステルでざっと塗り、雰囲気が大きく変わりました。
しかしまだ少し寂しいですね。
「くるみ割り人形」と言えばクリスマスなので、キラキラさせてみました。
使用したのは、シグノボールペンの金色と銀色。
まずは金色を使用してタイトル周りに星や点々を散りばめてみました。
結構キラキラします。
また、くるみ割り人形には魔法がかかっているような雰囲気にしてみました。
金色と銀色の2色を使って、星や点々を螺旋状に散りばめてみました。
キラキラさせたら大分「くるみ割り人形」らしくなってきました。
円を描きます
最後の仕上げ。
キラキラさせたけれど、まだ背景は少し寂しい。
ということで、円のテンプレートを使い、白で円や点を描いてみました。
使用したのはシグノの白い太字のペンと円定規。
手軽に円を描くことができてとても便利なテンプレート。
こんな感じになります。
完成!!
白で円を描いたことで、ファンタジー色が強くなりました。
パステルをもっと濃くしてもよかったかもしれません。
くるみ割り人形を螺旋状にキラキラさせるのが面白かったので、またどこかの場面で使おうと思います。
終わりに
この本は全体的に絵があっさりしていて、また絵自体も抽象的な表現が多いです。
最近の「大人の塗り絵」や「コロリアージュ」ブームの中で出版されている他の本と比べると、大分絵の雰囲気が異なるかもしれません。
しかし、余白も適度にあり、描きこんで自由に表現することが可能。
なけなしの想像力を頑張って膨らませてみたいです。
自分の好きな色で塗ったり描きこんだりして、自分だけのオリジナルの絵本が作れるというのが大きな魅力のこの1冊。
次はストーリー本編を塗りたいと思います。
ではまた次回〜。
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