先日こんなご質問を頂きました。
そういえば、背景をどうやって思いついているのかは書いていなかったかもしれない。背景を考えるとき、
いつもどういった発想のもとに完成させているのでしょうか? お考えから着手までの経緯など(参考資料、イメージなど)
をご教授頂ければ幸いです。
そもそも自分がどのように考えて着手するのか、それ自体振り返ったことがなかったかもしれません。
ということで、今回は背景を思いつく過程や参考資料についてまとめてみました。
背景を思いつくとき
私はいつも背景を最後に塗ります。
メインの絵を先に塗りながら、頭の中で「この絵にはどんな背景が合うかな」と考えていることが多いです。
背景は、
具体的に過去の作品で見ていきましょう。
こちらの背景のチェック模様は、突然思いつきました。
このイラストに対して、背景を塗りつぶすのはなんか違うなぁと思っていたところ、「チェック模様はどうだろうか」というアイディアが突然思いついたのです。
それからすぐに、チェック模様がどんな感じだったかを画像検索。
こちらの絵は細々した雑貨や家具が描かれていたこともあり、
こちらの背景の斜めストライプも突然アイディアが降ってきたパターンです。
ギリギリまで背景が思いつかず、
しかし、風が吹いている絵の様子から突然アイディアを思いつき、この形になりました。
一方、こちらのふくろうさんの背景は前からやってみたかったもの。
Instagramで他の方の作品を見て、いつかやってみたいと
ちょうど
ただし当時の私は星空なんて塗ったことがなかったので、
こちらは絵を見たときから「サーカスっぽい!」と思っていたので、塗る前から
子どもの頃に1度だけサーカスのショーを生で見たことがあります。
暗い中で真ん中のステージにスポットライトが当たっている印象が強かったので、
背景を最初から黒塗りにすることは決めていました。
しかしスポットライトの表現方法が思いつかず、
そこで、金銀のペンで点を打ったり円を描いたりして、サーカスならではの幻想的な雰囲気にしてみました。
自分が出来る範囲の最大限で頑張りました。
こんな感じで、あらかじめイメージをかためておくこともあれば、
結構ギリギリまで悩むこともあります。
メインの絵を塗っている間は、この絵に合う背景は何か、自分はどんな風に表現したいのか、
思いついたら、画像検索などの参考資料をもとにさらにアイディアをふくらませて、自分が今出来る範囲で、イラストに合う形に落ち着かせ
このパターンが多いかもしれません。
アイディアはストックしておく
もうやってるよ!という方も多いかもしれません。
塗り絵を始めてから、
Instagramから
Instagramはステキな風景写真を投稿している方がいて、いつも参考にしています。
(全く自分に反映できていませんが…。)
よく見ているのはこちらのアカウント。
風景写真がとにかく美しく、たまに色みがアレンジされているのも面白いです。
たとえ塗り絵には直接役立たなくても、見てるだけで心ときめく素敵な写真ばかりです。
写真集から
最近では特定のテーマを扱った写真集が多く、たまに
こちらの写真集とか目についたものを手にとって眺めています。
いろいろ気になる写真集があるんですが、ありすぎて選びきれずいまだ買えていません……。
画像検索から
こんなものを塗ってみたい!
でも実際どんな感じだったっけ?
そんなときはgoogleの画像検索を使用しています。
「ピンク色の画像だけを表示したい」というような色指定もできて便利です。
こんな感じです↓
普段からピンときたもの、気に入ったものは、
理想と現実のすり合わせ
背景に限った話ではありませんが、
「Instagramで見たステキな夕焼けや夜空を自分も塗ってみ
Instagramには素晴らしい塗り絵の技術を持っている方がたくさんいらっしゃいます。
それを見る自分の目がどんどん肥えていき、自分が塗ってみたい
しかし私は学校の美術の授業以外で絵の勉強をしたことはあり
いきなり理想とするハイレベルな空なんて塗れるわけがない。
そのため、自分が今できる範囲でどこまで理想に近づけられるか、
最初はズタボロでも、
それを繰り返していくうちにレベルアップして、
終わりに
今回は背景の発想についてご質問をいただきました。
ご質問くださった方、ありがとうございました!
アイディアストックは、
お気に入りの画像を集めてあとから見返すと、それだけでも幸せな気持ちに
ではまた次回〜。
今まで頂いたご相談・ご質問はこちら