今日は、しばらく塗り絵をお休みして再開したときのブランクのお話です。
こんなご相談をいただきました。
私はここ1ヶ月くらい、塗り絵はしたいけど絵のイメージや配色を考える気力はゼロだったのでパズル塗り絵にハマっていました。
でもパズル塗り絵は単色ベタ塗りばかりなので、毎日そればかりをやっているうちに、手がベタ塗り以外の技術を忘れてしまいました……。
今は少しずつ、塗りかけで止まっていた普通の塗り絵を再開したんですが、まるで塗り絵を始めた頃に戻ってしまったかのようにベタ塗りしかできません。
筆圧の強弱すら上手くできません……。
ちづるさんも塗り絵から離れたときがあったそうですが、再開されたときブランクによる影響はありましたか?
同じようなお悩みをお持ちの方いらっしゃるかもしれませんね。
今回のお悩み相談に対して、「数をこなせばいいんだよ!」と答えてしまったらそこで終わりなのですが、ただむやみに数をこなすのも辛いものがあります。
やっぱり楽しさが伴っていないと。
そこで、私が少し塗り絵から離れた時どうだったか。
そして、この方と同じようになったらどう考えるか。
今回はそんなお話をしたいと思います。
ちづるのお休み前後の様子
過去に何度か、お休みしてたことや体調を崩したお話をしたことがあります。
5月下旬、あと6月〜7月頃にちょっとお休みしました。
具体的な日数は覚えていませんが、1回あたり1〜2週間程度だったかと思います。
そして再開したとき、ブランクによる影響、例えば塗り方を忘れたとか、そういうことはあまりありませんでした。
というのも、休む前まで、塗るペースは遅いながらもずっと塗っていたからです。
塗り絵を始めてから5月頃までは、ほとんど間を空けずに次から次へと塗っていました。
その中では、色辞典のグラデーションや重ね塗りをみっちりやったり。
5月も、中旬まで小梅ちゃんの塗り絵やアール・デコを塗っていたり。
6月〜7月も少し休みは挟みつつも、なんだかんだで塗っていました。
このように、休みながらも結構みっちり塗り続けてきたので、体が忘れずに覚えていてくれたみたいです。
また、休んでいる間も完全に塗り絵から離れていたかというと、そうではありません。
たまにInstagramをのぞいて刺激を受けたり、塗り絵本を眺めてどうやって塗ろうか妄想したりと、結局塗り絵のことはずっと頭の片隅にありました。
おかげで休んだ後もあまり困らずに済みました。
技術はこれからいくらでも身につけられます
塗り絵は趣味です。
続けるのもやめるのも自分次第。
途中で飽きちゃったり、嫌になってやめる人もいます。
そんな選択肢もある中で、続けよう、再開しようと思ったのはなぜですか?
塗り絵が好きで、塗り絵の楽しさを知っているからではないでしょうか。
まずは、そのときの楽しさを思い出して、大事にしてください。
あのときの楽しい気持ち、また味わいたくないですか?
味わいたいですよね?
……私が塗りたくなってきました。笑
今回ご相談してくださった方は、ベタ塗りしかできなくなってしまったとのこと。
以前までできていたことができなくなると、不安になるし悲しくなりますよね。
できない自分が情けなくなることもあるかもしれません。
しかしこれらのことは、一見悪い方向に捉えがちですが、決してそれだけではないと思います。
例えば、配色次第ではベタ塗りでも十分素敵に塗ることができます。
また、感覚を取り戻すために塗り続けていくうちに、以前よりもさらに塗り絵の技術がレベルアップできるかもしれません。
そう考えるとワクワクしてきませんか?
今回の内容からは落ち込んでいる様子が見受けられましたが、ぜひ少し考え方を変えてみてください。
ベタ塗りしかできなくなった。
それはつまり、これから新たにいろんな技術を身につけられるし、たくさんの可能性があるということになります。
今回塗り絵を再開したことで、お休みする前は思いつかなかった配色が思いついたり、新しい塗り方を覚えることができるかもしれません。
少し大げさな表現かもしれませんが、私には、無限の可能性が広がっているように思えますよ。
なお、ベタ塗りの塗り方については、ぜひこちらの菅原志希さんのブログを参考にしてみてください。
おとなの塗り絵を10倍楽しむ塗り方♪ – 世界中で人気のコロリアージュに商品や風物詩を合作させる「コラボ塗り方」をご紹介。
ベタ塗りを、ほんのちょっとのアイディアで魅力的な塗り絵にするアイディアがたくさんつまっています。
私も大好きなブログです。
終わりに
よく、芸事やスポーツなどの世界では、1日休むと感覚を取り戻すのに3日かかると聞きます。
さすがに趣味としての塗り絵ではそこまで必死にならなくても良いと思いますが、忘れてしまった感覚を取り戻すためには、実際に手を動かすのが1番なのかもしれません。
しかし、感覚を取り戻すためだけに必死に塗るのは辛いですよね。
できなくなったと落ち込みながら塗り続けるか、自分のこれからの新たな可能性にワクワクしながら塗り続けるか。
「ベタ塗りしかできないからこそ、これからいくらでも新しい塗り方を身につけられる。」
もし良かったら、こんな風に少し考え方を変えてみて、これから身につけられるであろう塗り方と塗り絵をぜひ楽しんでください。
お悩み相談の回答状況について
先日のプレゼント企画の際に頂いたコメントも含め、現在多くのご相談、ご質問、ご要望を頂いております。
できるだけすべての内容にお答えするよう努めていきたいと思っていますが、ご期待に添えない場合もあります。
特に、塗り方に関するお話や、「この本を塗ってください」というような実践を伴う事柄については、皆さんご存知の通り私自身塗るのがとんでもなく遅いのと、思いついたら塗るというスタイルのため、時間がかかります。
全てにお答えできない可能性もあります。
この点につきまして、ご理解いただければ幸いです。
なお、実践を伴わない内容については、答えられそうなお話から順次ブログで回答していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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