こんなご質問をいただきました。
悩みなんですが、自分の塗り絵はパッとしない気がします。
ちづるさんが「魅力的」だと思う塗り絵はどういうものでしょうか?
塗り絵って上手い下手以外にもあると思うのですが、上手くなくても、もうちょっと魅力的な塗り絵が塗れるようになりたいです。
以前こちらの記事で書いた、「自分の塗り方」にも通じるところがあるご質問ですね。
私も今まで、Instagram でたくさんの方の塗り絵作品を拝見してきました。
日本人だけでなく海外の方の作品もたくさん見ています。
そんな中で、私が「魅力的」と感じる作品にはある共通点があるのでご紹介します。
自分の想像を超える作品
Instagramには、素晴らしい塗り絵作品がたくさんあります。
深みのある色で塗られている作品だったり。
ムラなく非常に丁寧なグラデーションで塗られている作品だったり。
リアルな質感や立体感のある作品だったり。
このような技術力のある作品は、タイムラインの中でも一際目を奪われます。
しかし、そんな技術の高い作品よりもっと心魅かれるものがあります。
それは、自分の想像をはるかに超えた作品。
私の予想を全力で裏切ってくれる作品です。
「このイラストがこんな風になっちゃうなんて!」
という驚きをもたらしてくれる作品が大好きです。
私には到底思いつかないような配色や描き込みで、元のイラストのイメージを大きく変えてしまう。
そこには、塗る人の想像力があふれています。
塗り絵は、同じイラストをたくさんの人が塗っています。
だからこそ、少しのアイディア、少しの想像力で出来上がりに大きな違いが生じるように感じます。
塗り方の技術だけなら、練習次第でいくらでも向上させることができるでしょう。
しかし、そこにプラスアルファで加える「想像力」は、その人だけの大事な武器だと思っています。
魅力的な作品=自分の目標
なぜ「自分の想像を超える作品」を魅力的だと思うのか。
それは、自分もそんな塗り絵を塗りたいからです。
私は塗り絵を始める前、自分の考え方が固定観念ガチガチになってしまっていて、想像力も非常に乏しい人間でした。
そんな中、コロリアーティストの菅原志希さんのブログに出会い、
「こんなに自由でいいんだ!」
と非常に強い衝撃を受けたことを今でも覚えています。
*当時見ていたのは志希さんの以前のブログでした。
それから、自分の固定観念を取っ払うために「現実にはありえない色で塗る」ということをずっと意識し続けていました。
こちらは1番最初に塗った作品をInstagramに投稿したときのキャプション。
「現実にはありえない配色でも気にしない」
「正しい答えを意識しない」
固定観念にしばられず、自由な発想を楽しむ。
そんな自分になりたくて、それを表現するために塗り絵をしているのかもしれません。
そしてこれが、「魅力的だと思う作品」につながっているのだと思います。
今回改めて、Instagramというツールがあって良かったなと感じました。
だって自分の目標とする作品をたくさん見ることができるから。
誰もが誰かの目標になり得る素敵な場所だなと思いました。
終わりに
皆さんはどんな塗り絵作品を「魅力的」だと思いますか?
「魅力的」という言葉は、単純に上手い下手だけではない何かがあるように思います。
私の場合は「想像力」ですね。
もちろん、深みのある塗り方やムラのない塗り方、リアルな質感や立体感のある塗り方も憧れますし、いつかはできるようになりたい。
今はまだまだ想像力も乏しいし、大した技術もありませんが、ゆくゆくは自分のイメージを思う通りに表現できる技術を身につけていきたいです。
ではまた次回〜。
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