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大人の塗り絵(コロリアージュ)を通して、自身の体験をもとに、ぬりえライフをもっと楽しむための情報を発信しています。

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色鉛筆で金色はどのように表現する?塗り方を研究してみた。

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色鉛筆のセットの中にある「金色」。

実際に塗ったら、「なんだか思ってたのと違う」と感じたことはありませんか?

「違う!私が求めていた金色はこれじゃない!」と思ったことはありませんか?

現在塗っている「憧れのお部屋」のページで金色を表現したいのですが、色鉛筆セットの中にある既存の「金色」はあまりにイメージと違いすぎてさぁ大変。

そこで自分のイメージに近い金色を再現しようと試行錯誤したところ、なんとかそれっぽいものが出来上がったので、使用色や塗り方をご紹介します。

 

「憧れのお部屋」を塗る様子、前回はこちら。

 

使用した塗り絵本

この中のふすまのページを塗っています。

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これに金色を足していきます。 

 

使用画材 

ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆セット 120色 缶入 110011 [日本正規品]

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  • 出版社/メーカー: ファーバーカステル
  • メディア: オフィス用品
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現在1番使用頻度が高い油性色鉛筆。

こちらの色鉛筆の詳細はこちらの記事をご覧ください。

 

金色作りに使用した色

今回金色を作るにあたってこちらを参考にしました。

こちらのブログ記事では折り紙の金色を色鉛筆で表現しています。

まさしく私が今回求めていた金色です。

ありがたや〜!!

使用されている色を参考にしながら、今回は次の4色を使用することにしました。

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・107 CADMIUM YELLOW

・183 LIGHT YELLOW OCHRE

・182 BROWN OCHRE

・280 BURNT UMBER

基本は【107】と【183】を使用し、影部分に【182】と【280】を使用しました。

【280】のこげ茶が、金色作りにとても良い仕事をしてくれて驚きです。

 

ふすまを塗ります

こちらのふすまを、先ほどの4色を使って塗ってみましょう。

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全体を薄く【107】で塗ります。

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ふすまの枠に沿って【183】を重ねます。

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ふすまの枠に沿って、先ほどより狭い範囲で茶色の【182】を重ねます。

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ふすまの枠に沿って、さらに狭い範囲でこげ茶色の【280】を重ねます。

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ふすまの枠で影ができるイメージを頭の片隅に置きながら塗っています。

 

茶色の【182】とこげ茶色の【280】の色の境目をぼかすため、なじませるように【182】を重ねます。

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さらに色の境目をなじませるように【183】を重ねます。

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真ん中部分は最初に【107】を塗ったきり。まだ色は重ねません。

 

もう少し影部分を濃くしたいな。

こげ茶色の【280】を先ほどと同じところに重ねます。

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【183】で色の境目をぼかします。

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最後に黄色の【107】を全体にがっつり塗り込んで完成です。

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今回ふすまはかなり塗り込んでいます。

塗り込みについての詳細は、冒頭でもご紹介したこちらをご覧ください。

 

さて、ふすまを塗り終えました。

見てみましょう。

でーん!!

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これは金色なのかな……?

金色に見え……なくもないような、いや、ちょっと無理があるかな?

ただの色の濃い激しい黄色かな?

自分が当初イメージしていた金色がどんなものだったのかわからなくなりました。

 

小物を塗ります

ふすまだったから金色っぽく見えなかったのかもしれない!

よくわからない理屈を持ち出しながら、とりあえず同じ4色で小物を塗ってみました。

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それっぽくない!?

金色っぽくない!?

自分のイメージする金色に近づいてきた気がする!

味をしめた私は、調子に乗ってイラストに描かれている小物を全て金色にしたくなりました。

 

今回1番塗っていて楽しかったのはこちらの電話。

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このタイプの電話といえば、黒電話のイメージが強いかと思います。

しかし金色作りに味をしめた私。

もうこれは金色にするしかないだろう。そうだろう。

嬉々として塗り始めました。

 

使用色や塗る順番は先ほどのふすまと大体同じです。

こちらは、黄色の【107】を全体に薄く塗った後に、影(だと思われる部分)に残りの3色を重ねた状態。

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茶色の【182】で色の境目をぼかします。

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黄土色の【183】も重ねて少しずつ色を濃くしていきます。

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ここから夢中になりすぎて途中経過を撮り忘れる私。

気づけば完成してしまいました。

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明るい部分は黄色の【107】をメインに、暗い部分にはこげ茶の【280】を効かせました。

自分で塗ってみてわかったんですが、こげ茶色が入ることで色にメリハリがつき、グッと引き締まって見えます。

そして何より、こげ茶が入ることで金属らしさが増します。

こげ茶色すごい。

 

今まで金色っぽい色は、黄色とオレンジで作っていました。 

こちらのふくろうとクジャクを塗ったときは、黄色とオレンジ色を重ねることで金色のように光っている様子を表現しました。

今回改めて自分の求める金色を探した結果、金属的な質感の金色を表現したければ茶色を取り入れた方が良いことがわかりました。

今まで茶色はあまり出番がなかったんですが、今回は本当に良い仕事をしてくれました。

好みにもよりますが、金属のような質感を表現したいときは茶色を上手に活用すると上手く行くかもしれません。

 

さて、全体ではこんな感じになりました。

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実はこれを撮影してから数日経っているんですが、電話を塗って満足してしまったのかここからあまり進んでいません。

私どれだけ電話気に入ったんだろうか(笑)。

スローペースながら、ちまちまと完成目指して頑張ります。

 

終わりに

いかがでしたか?

私にとっての「金色」のイメージは、今回ご紹介した電話の色合いが近いです。

だから色鉛筆のセットに最初から入っている「金色」を初めて使ったときは、正直

「これじゃないんだよぉ……!!」ととてもショックを受けました。

私がイメージする金色に近い色を塗りたいと思っている方は、良かったら今回の塗り方をぜひ参考にしてみてください。

黄色や茶色にも、色の濃さや明るさで数種類あるので、組み合わせ方次第で出来上がる「金色」もかなりバリエーション豊かになりそうです。

ギラギラした金属的な金色。

少し錆びたようなくすんだ金色。

髪の毛としてのふんわりした金色。

などなど、一言で「金色」といっても多種多様。

ぜひあなた好みの金色を作ってみてください。

私も引き続き金色の塗り方を研究していきたいと思います。

ではまた次回〜。

 

次>「憧れのお部屋」女の子の髪の毛を塗る様子はこちら

 

「憧れのお部屋」を塗り進める様子はこちらからどうぞ

 

金色の塗り方をさらに研究してみました

 

こちらの記事もどうぞ