ずっと前に途中放置し、続きを塗ることもできずにいたページを、消しゴムで消して塗り直してしまおうという「リベンジ塗り」企画。
今回は左上のカップケーキをリベンジする様子をご紹介します。
使用した塗り絵本
使用画材
最初に塗ったときと同じ色鉛筆を使用し、配色もあまり変えずに塗り直していきます。
左上のカップケーキをリベンジ
今回リベンジするケーキはこちら。
6種類のケーキの中で、1番リベンジに不安がある配色でした。
というのも、他に比べてなぜかこれだけ蛍光っぽいんですよね。
今回ばかりはリベンジしてもあまり良くはならないかもしれない……。
不安とともにリベンジスタートです。
当時の使用色は、
・えめらるどいろ
・ももいろ
・うすべにいろ
・きいろ
・やまぶきいろ
の5色。
それぞれ、色を足してグラデーションにして塗っていきましょう。
消しゴムで消します。
薄くピンクが残っていますが、キレイに消えてくれました。
まずは土台から。
こちらは「えめらるどいろ」をメインに塗り、影になりそうな部分に「みどり」を重ねました。
ほかの緑系の色と比べて、「えめらるどいろ」が蛍光っぽいことに初めて気がつきました。
そしてケーキ土台のふち飾り。
「うすべにいろ+べにいろ」と「ももいろ+あか」をグラデーションにしながら交互に塗りました。
塗り直してもどうにもならなかったー……。
このふち飾りの配色が今回1番の鬼門だったんです。
最初に塗った当時、同系色で良かれと思ってこの配色にしたんでしょうが、ご覧のとおり全然合っていません。
落ち着いた色の「うすべにいろ」に対して、蛍光色が強い「ももいろ」。
この2色を一緒に使うのは私にはまだ早かったかもしれません。
「リベンジ塗り・その4」でもお話しましたが、同系色といってもキレイにまとまるとは限らないんですね。
色って奥が深い!
上のクリーム部分は黄色系で塗ります。
こちらは「やまぶきいろ+だいだいいろ」で塗っている途中の様子。
クリームの下の土台はこの時点で「やまぶきいろ」をテキトーに塗っていますが、この後に影部分に「だいだいいろ」を重ね、さらに「やまぶきいろ」でぼかしながらグラデーションを作っていきます。
完成!!
デコレーション部分の黄色にかなり助けられました。
途中までとんでもない配色だと思っていたんですが、上半分を黄色に塗り、ずっと見ていたら「そんなに悪くないじゃん」と思えてくる不思議。
デコレーション部分のこっくりした黄色がお気に入りになりました。
とんでもない配色ではありますが、これはこれで面白いし、色濃くなったことでキレイにも見えるのでリベンジ成功です。
よかったー!笑
使用色のビフォーアフターは以下のとおり。
・えめらるどいろ→ えめらるどいろ+みどり
・ももいろ → ももいろ+あか
・うすべにいろ → うすべにいろ+べにいろ
・きいろ → きいろ+やまぶきいろ
・やまぶきいろ → やまぶきいろ+だいだいいろ
配色はもっと自由でいい
今回リベンジ塗りを通して強く感じたことがあります。
それは、とんでもない配色だと思っていたものも、丁寧に塗ったらそんなに酷くないし、逆に斬新で面白いということ。
ここまで6個のカップケーキを塗り直しましたが、今の私だったらまず選ばない配色ばかりです。
逆にそれが新鮮に感じられてとても面白かった。
配色って難しいですよね。
私も未だに自分の色選びには自信がありません。
でも、あまり難しく考えすぎず、もっと大胆に好きなことをやっても大丈夫なのかもしれない。
そう感じました。
カップケーキビフォーアフター
さて、これでカップケーキのリベンジ塗りは全て終わりました。
ここで一度リベンジ前とリベンジ後を見比べてみましょう。
リベンジ前
リベンジ後
同じイラスト、同じ画材、同じような配色。
違うのは塗り方だけ。
こんなにも変わるんですね……。
自分で言うのもなんですが感動です。
終わりに
「リベンジ塗り・その6」いかがでしたか?
今回のようにとんでもない配色でも、逆に斬新で面白いことがわかりました。
いつの間にか、配色が変になることばかり恐れて考え方がぎゅっと縮こまっちゃっていたので、これからはもう少しのびのび大胆にやってみようかと思います。
さて、リベンジ塗りも残すは背景のみとなりました。
現在背景を塗っている真っ最中なんですが、これが楽しくて仕方ない。
塗り絵インスタグラマーさんの間ではすっかりお馴染み?になった背景の塗り方に、今回初挑戦してみました。
次回詳しくご紹介したいと思います。
まだまだ暑い日が続くので、皆さんもお体に気をつけてお過ごしくださいね^^
ではまた次回〜。
次の記事「リベンジ塗り・最終回」はこちら
2020年に新たなリベンジ塗りを始めました