ちづるのもっと!ぬりえライフ

大人の塗り絵(コロリアージュ)を通して、自身の体験をもとに、ぬりえライフをもっと楽しむための情報を発信しています。

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【ご質問】動物の毛並みの塗り方を教えてください

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今日は質感や毛並みについてのご質問をいただきました。

花や動物の質感の塗り方を教えてください。

特に、動物の毛並みの質感が困難で、兎や子鹿など……良ければ教えてください。

ご質問ありがとうございます。

どうしよう。笑

実は私そんなに動物を塗らないので、毛並みの塗り方には詳しくありません。

でも、せっかくこのようなご質問をいただいたんだから挑戦してみようかな!

ということで、今回は試行錯誤しながら動物を塗る様子をご紹介したいと思います。

参考にした動画やサイトなども合わせてご紹介しますので、動物の毛並みを塗る上で少しでもお役に立てれば幸いです。

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使用した塗り絵本

「ちづるの塗り絵本の選び方」でも少し触れたんですが、私は動物メインの塗り絵本を持っていません。 

そのため、まずは動物が描かれており、かつ、塗るのが遅い私でもすぐ塗ることができそうなサイズの塗り絵本を探しました。

そして見つけたのがpaiさんの「ふしぎの国の旅ぬり絵BOOK」。

こちらの巻末付録の、ホットケーキを焼くリスのイラスト。

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今回はこちらのリスで動物の毛並みに挑戦です!

ちなみにこの巻末付録のページはミシン目で切り離すことができます。

 

使用画材

ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆セット 120色 缶入 110011 [日本正規品]

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  • 出版社/メーカー: ファーバーカステル
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基本の塗り方

下の画像のように、短いストロークで毛を1本1本描くように塗りました。

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矢印の方向に向けてスッと力を抜くように1本ずつ描きます。

今回は「塗る」というよりも、毛を1本1本「描く」という方が正しいかもしれません。

 

しっぽを塗ります

しっぽの真ん中の縞模様を焦げ茶色、それ以外の部分を茶色で塗ります。

しっぽ使用色

・271 WARM GREYⅡ(灰色)

・182 BROWN OCHRE

・283 BURNT SIENA

・143 COBALT BLUE(青)

・126 PERMANENT CARMINE(赤)

 ・188 SANGUINE

縞模様使用色

・179 BISTRE

・177 WALNUT BROWN

・143 COBALT BLUE(青)

・126 PERMANENT CARMINE(赤)

・175 DARK SEPIA

それぞれ使用した順番で記載しています。

しっぽ部分には全体的に明るめの茶色やオレンジに近い茶色を使用。

縞模様部分は、焦げ茶色など暗く濃い茶色を使用しました。

塗り方

しっぽはまだ試行錯誤だったので、塗る順序があちこち飛びますがご容赦ください。

まず【271】でしっぽを塗ります。

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先ほどご紹介したように、1本1本毛を描くように塗ります。

この後もすべて同じ描き方です。

 

縞模様を【179】で塗ります。 

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縞模様に【177】を重ねます。 

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しっぽに【182】を重ねます。

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まだあまり毛並みっぽくありませんね。

 

しっぽに【283】を重ねます。

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ここから少し深みを出していきます。

しっぽ、縞模様ともに、しっぽの根元部分と先の部分に青色の【143】を重ねます。

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同じ場所に赤色【126】を重ねます。

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しっぽに【188】を重ねます。

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縞模様にもう少し濃さが欲しいので、【175】を重ねます。

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しっぽはこれで完成です。

毛の流れは、しっぽの根元からしっぽの先へ、内側から外側へ、というイメージで、短い長さの毛をたくさん描いてみました。

 

見比べやすいようにざっくりまとめてみました。

(左上→右上→左下→右下の順)

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体を塗ります

使用色はしっぽと同じです。

先に頭から背中にかけての縞模様を塗りました。

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しっぽの縞模様部分と同じ色を使用しています。

毛の流れは、鼻から頭に向かって、そして後頭部から足元に向かって、短い毛をたくさん描いています。

 

次に体全体を塗っていきましょう。

しっぽを塗ったときと同じ色を使用します。

まず【271】で毛を描き込みます。

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顔まわりは短い毛を、足は長い毛を描きます。

毛の流れはリスの写真を参考にしました。

 

【182】を体全体に重ねます。

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リスの画像を調べたところ、顔に縞模様があるリスが多かったので、見よう見まねで描いてみました。

顔の縞模様は、毛の流れも意識しながら短い毛を細かく描き込んでいます。

 

【283】を重ねます。

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顔の縞模様にも重ねています。

リスは体の前部分、特にお腹周りなどは白っぽくなっているため、背中に近づくにつれて色濃くなるように重ねています。

 

深みを出すため、青色【143】を重ねます。

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後頭部や腕の下の影部分、そしてお尻付近に重ねました。

 

同じように赤色【126】を重ねます。

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なかなか良い感じになってきました。

 

【188】を重ねます。

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顔の縞模様と、後頭部、腕、足などの背中に近い部分に重ねました。

 

これで一通り塗り終わりましたが、まだ少し白っぽいので微調整をします。

2番目に使用した【182】で、顔や体など、毛の隙間を埋めるように描きます。

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1番最初に使用した灰色【271】を全体に重ねます。

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最後に、耳や手足を塗って完成です。

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いかがでしょう。

もふもふしてるでしょうか。

要領がわからなかったので、しっぽが重たい感じになってしまいましたが、体部分はまあまあ良くできたかなと思います。

 

こちらも見比べやすいようにざっくりまとめてみました。

(左上→右上→左下→右下の順)

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ちなみに今回1番気に入っているのはしっぽの根元や足周り。

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青色や赤色がほのかに見える様子が気に入っています。

以前も似たようなことを言った気がするなと調べてみたら、「憧れのお部屋」で女の子の黒髪や襖などを塗ったときでした。

どうやら私は、メインの色の中に、異なる系統の色を混ぜ込むことが好きみたいです。

 

参考にしたサイト

以前夫がリスの写真を撮っていたことを思い出して探しました。

毛の流れもよく見えるのでとても参考になりました。

 

そして大好きないねむり姫さんのブログ。

色鉛筆の赤、青、黄の3色でリスを塗る様子を見ることができます。
しっぽのふぁさふぁさ感がとにかく素晴らしいので、ぜひぜひご覧ください。

 

最後にこちらの動画。


Drawing Animals 1 - Drawing a kitty - prismacolor pencils

なんとなくこんな感じで塗ればいいのか〜というイメージを掴むために見ました。

猫かわいい。

 

終わりに

動物の毛並みの塗り方、いかがでしたか?

毛並みを意識して塗るのはほぼほぼ初挑戦だったんですが、とりあえず毛を1本1本描けばそれっぽく見えるというのがわかりました。

また、実物の画像で毛の流れや長さ、色みなどを観察することもオススメです。

想像だけでなんとなく塗るよりも、実物を少し意識するだけでより毛並みらしい仕上がりになるなと感じました。

今回ご紹介した塗り方以外にも、「動物 毛並み 塗り方」などのキーワードで検索すれば様々な塗り方を見つけることができるので、ぜひ探してみてください。

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私も動物に対する苦手意識が少し和らいだので、また機会があれば動物を毛並みふぁさふぁさに塗ってみたいと思います。

ではまた次回〜。

 

過去のご相談・ご質問はこちら

 

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