現在塗っている「マジカル・タワー」の市場のページ。
これまで、建物の壁を紫色・青色・水色のグラデーションで塗る様子をご紹介してきました。
前回の「マジカルタワー・その6」はこちら。
今日は、窓枠をピンク色で塗る様子をご紹介します。
マジカル・タワー記事一覧
4.思い切って好きな色で塗っちゃおう!レンガを水色で塗ってみた
6.果たして水彩下地の意味はあったのか!?壁塗りの感想とまとめ
7.ピンク系3色で濃さを変えながら立体感を表現 ←今回の記事はこちら
使用した塗り絵本
使用画材
今回使用した色は以下のピンク系3色です。
・119 LIGHT MAGENTA
・123 FUCHSIA
・125 MIDDLE PURPLE PINK
119は薄いピンク、123は濃いめのピンク、125は紫寄りの濃いピンクです。
塗り方
今回はこちらの外側の窓枠を塗っていきます。
【123】で全体を薄く塗ります。
影部分に【125】を重ねます。
全体に【119】を重ね、色の境目をぼかし、なじませます。
影部分をもう少し強調したいので、影部分に【123】を重ねます。
【119】で色の境目を少しぼかせば完成です。
経過の画像をまとめると以下の通りになります。
(左上→右上→左下→右下の順)
色の濃さを変えながら窓枠全体を塗り、このようになりました。
手順でご紹介した外側の窓枠・影部分は、もう少し影を強調したかったので、先ほどの写真より濃くしました。
ピンクにも色々ある
ピンクで塗り始めた当初は【119】と【123】の2色のみを使っていました。
しかし、この2色だけだとおもちゃのプラスチックのようなピンク色になり、イラスト全体からピンク色だけが浮いてしまっていたのです。
そこで紫寄りのピンク色【125】を重ねたところ、少し渋みのあるピンク色になり、違和感も薄れました。
一言でピンク色と言っても、様々なピンク色がありますよね。
実際に塗ってみて、壁の色と合うピンク色、合わないピンク色があるのだと実感しました。
ちなみに、紫寄りのピンク【125】は、全体には使わず、影部分に隠し味的な感じで入れてみました。
こうすることで、好みの落ち着いたピンクが出来上がりました。
元々の脳内イメージは濃いめの可愛いピンク色だったので、メインは【123】、隠し味に【125】と使い分けました。
濃さを変えて立体感を出す
この市場のページのピンクは、全て先ほどご紹介した3色で塗っています。
塗る場所によって、それぞれ濃さを変えて調節しています。
では、3色それぞれをどれくらいの濃さで塗っているのか。
イメージとして大体これくらいの比率かなというのを、以下に表示してみました。
まず最初にご紹介した外枠。
【123】は下地と影、【125】は影のみ、【119】は全体ということで、この比率になりました。
次に中枠。
この中枠は手前に出ている、つまり光が当たるので影になる箇所があまりありません。
そのため、【123】は下地のみ、【125】は下の影部分のみに使い、薄いピンクの【119】を多めにするイメージで塗っています。
最後に枠の影部分。
こちらはとにかく濃くしたかったので、【123】と【125】を同じくらい強めに重ね、【119】は最後に気持ち整える程度で使用しました。
このように、同じ3色でも濃さを変えながら塗ることで、イラストがより立体的になるなと感じています。
ついついぼかしてしまう
影をもっと強調したいなと思っているのですが、ついついぼかしてしまいます。
影部分とそれ以外の境目をはっきりさせるようにして、あまりぼかさない方が良いんでしょうね。
しかし、どうやらクセになってしまっているみたいで、とにかくぼかさないと落ち着かない。笑
影をつけるのはとても楽しくて大好きですが、影のつけ方は今後もまだまだ要研究です。
終わりに
ピンク系3色での塗り方、いかがでしたか?
この市場のページは当初から、紫色・青色をメインにし、差し色にピンクを使うと決めていました。
しかし、実際に塗り始めて見ると、おもちゃのプラスチックのようなピンク色になってしまい、違和感が大きくてどうしようかと思いました。
なんとか全体になじむピンク色になってくれたのでホッとしています。
さて、「マジカル・タワー」、まだまだ塗る個所はたくさんありますが、ようやく完成の見通しが立ってきました。
最終的にどんな感じに仕上がるのかを楽しみにしながら、完成目指して塗り進めていきたいと思います。
ではまた次回〜。
次>「マジカルタワー・その8」はこちら