トンボの油性色鉛筆「色辞典」を購入してから2年経ちますが、カラーチャートの作成以外で蛍光色を使用したことがありません。
現在ひっそりと色辞典のカラーチャートを作り直しているのですが、久しぶりに蛍光色を塗ったところ、
こんなに塗りにくかったっけ……!?
と衝撃を受けました。
今日は色辞典の蛍光色について、塗るのが難しいと感じた点をご紹介します。
色辞典とは
このブログでも過去に何度かご紹介してきました。
ここ1年くらいはあまり使っておらず、今回カラーチャートの作り直しのために久しぶりに使用しました。
なお、本日テーマとして取り上げる蛍光色は、第3集に収録されています。
全然色が乗らない
これが1番衝撃でした。
蛍光色、塗っても塗っても思うように紙に色が乗りません。
なんとか塗り込もうとしても全く紙になじんでくれません。
かろうじて塗ったとしても、紙の上に浮いているような感じになってしまいます。
こちらは「F-1 プラスチックピンク」。
ポコポコしたような感じになってしまいました。
塗り方は、以前こちらの記事でご紹介した「色鉛筆ワークブック」で学んだ塗り方と同じです。
この塗り方でポリクロモスもプリズマカラーもとてもキレイに塗ることができました。
ところがどっこい。
色辞典の蛍光色はとても手強かった。
紙に色が乗らないだけではなく、少しずつ塗り重ねようとしてもツルツルした感触でなかなか濃くなりません。
色の濃さを調整すること、つまり単色でグラデーションを作ることがとても難しいのです。
蛍光色10色の違い
色辞典の蛍光色は10色あります。
その中でも塗りにくいと感じたのが、まずF-1(左)とF-3(右)。
なんとか濃くしようとして色を重ねれば重ねるほど、色が浮いたようなポコポコした仕上がりになってしまいました。
他にF-5(左)とF-7(右)。
この2色は色が薄いんですが、とにかく色が乗りにくい。
濃くしたいのになかなか濃くならない。
思う通りのグラデーションにするのがとても難しかったです。
そんな中でも比較的塗りやすかったのがF-2(左)とF-6(右)。
こちらは他の蛍光色に比べると塗りやすく、グラデーションも作りやすかったです。
蛍光色を10色塗ってみて、蛍光が強い色ほど塗るのが難しいと感じました。
現に、塗りやすいと感じたF-2とF-6は、他の色と比べてあまり蛍光色っぽくありません。
他の蛍光色は眩しいと感じますが、この2色は目に痛くないマイルドな色合いです。
色辞典を作っているトンボ鉛筆さんによると、色鉛筆の芯は顔料とワックスでできているそうです。
蛍光色自体がある意味独特な色なので、顔料による影響が塗り心地に現れたのかもしれませんね。
違いがわかるくらいには成長できた?
色辞典のカラーチャートは2年前に1度作っていました。
しかし、そのときは蛍光色がこんなに塗りにくいなんて全く気づきませんでした。
当時は塗り絵を初めて4ヶ月ほど。
色鉛筆にもまだまだ不慣れで、グラデーションもまともにできなかったし、塗り心地の違いも全くわかりませんでした。
あれから2年経って、明らかに塗り心地の違いがわかるほどには、自分も成長できていたんだなと感じています。
カラーチャートの仕上がりもこんなに変わりました。
左が2年前、右が現在です。
2年前はカラーチャートをグラデーションで作るという発想すらなく、なんとか色を濃くしようと力任せでグリグリ塗っていました。
塗り方も荒いですが、心なしか文字まで荒ぶっている気がします。笑
色辞典のカラーチャートの作り直しが終わったら、改めて2年前と見比べてみようと思います。
終わりに
色辞典を購入してから2年。
ようやく(笑)、蛍光色はとてもクセがある塗りにくい色だということがわかりました。
蛍光色の欠点を挙げただけで終わってしまいましたが、私の最終的な目標は、この蛍光色のクセと上手く付き合う方法を見つけること。
せっかく買ったんだから、使いこなせるようになりたい!٩( 'ω' )و
本当は蛍光色の上手な使い方まで合わせてご紹介できたら1番良かったんですが、まだまだ私がその域に達していないので、これから要研究です。
実は現在塗っている「マジカル・タワー」の市場のページで蛍光色を使おうと考えていたんですが、蛍光色の特徴を再認識したことで不穏な気配が漂ってきました。
まずは「マジカル・タワー」での使用を目指して、塗り方を研究してみます。
ではまた次回〜。