私には、先を見通しすぎるというクセがあります。
「いいな」「私もやってみようかな」と思ったとき、段階を踏んで考えるのではなく、いきなり最終ゴールに目がいってしまう。
最終ゴールはこうなるだろう、こうなりたいと想像し、「いや、でも私には無理かも……」と1人で否定して終わる。
過程を全てすっ飛ばして最終ゴールを想像し、自分で否定し、諦める。
こうなることが結構多いんです。
今年は、自分の今後の夢を以前より自由に具体的に描けるようになった年でした。
先日のブログ2周年の記事でも、初めて夢について書かせていただきましたが、今はさらにやってみたいことや、こうなりたいという夢が増えています。
しかし、夢を描く一方で、最終ゴールに目が行き、そこまでの手順を考えたときに「無理そう……」と自己完結しそうになることもしばしばあります。
まだ始めてもいないのに!
ある意味想像力豊かというかなんというか。
先を見通しすぎるあまり、自分には無理なんじゃないかと思い始め、最初の1歩を踏み出すことが怖くなってしまう。
昔から、考える時間が長くて行動に移すのが遅いという自覚はありました。
夢を描くようになって、自分の行動が遅い原因には「先を見通しすぎる」というクセがあったんだなと最近気づきました。
この思考グセに気づいたきっかけがあります。
この間「世界ふしぎ発見!」でデンマークの特集をみました。
幸せの国と言われているデンマーク。
なぜそう言われているのか、デンマーク人の考え方やルーツ、生活スタイルなどを見て思いました。
「私もデンマークに住みたい!!」と。
しかしそこで私の悪いクセが発生。
「英語もろくに話せないのに言葉が通じるんだろうか。」
「食べ物は体に合うかな。」
「デンマークでやっていけるんだろうか。」
「住んでみたいけれど私にはやっぱり無理かな……。」
いやいやいや!!
住む前にまず旅行で行ってみることが先だよね!?
どうして住むこと前提で考えているの?
その前に1回行ってみるとかあるじゃん!
自分で自分に盛大にツッコミを入れました。
順番がおかしいぞ、と。
せっかく自分の夢ができても、こんな考え方をしているようでは何も成し遂げられません。
この考え方はヤバイ、なんとかしなきゃ、と危機感を抱きました。
最終ゴールを想像することは、気持ちを奮起させる上でも良いことだと思います。
だからこそ大事なのは、そこにたどり着くために、目の前のことを1つずつやっていくこと。
過程を大事にすること。
物事には多かれ少なかれ順序があります。
何もしていない、始めてもいないのに、突然最終ゴールには行けませんよね。
実際に、1つ1つ目の前のことに取り組んでいるうちに、思わぬ道が開けることがあります。
それが私の場合、「ぬりえライフアドバイザー」でした。
私は塗り絵を始めた頃、ただただ楽しくて毎日夢中で塗っていました。
そのうち、塗り絵をしていく上で悩みが生じるようになり、それとどう向き合ったらいいのかを考えるようになりました。
それをブログで書いたことをきっかけに、少しずつ読者さんからご相談やご質問をいただくようになりました。
結果、どうやら私はご相談やご質問の回答内容を考えることを楽しく感じるらしいということが判明。
ぬりえライフアドバイザーを始めました。
肩書きを作って誰かのご相談にお答えするなんて、塗り絵を始めた頃は全く想像していませんでした。
これも目の前のことを1つずつやってみたから、新しくできた道です。
今抱いている夢についても、まずは目の前のやりたいことを1つ1つやってみる。
そして、「ぬりえライフアドバイザー」みたいに、そのときの自分にとって最善・最適な形で道を開いていけたらいいなと思っています。