現在、2015年に初めて塗った作品を塗りなおす「リベンジ塗り」に取り組んでいます。
リベンジ塗りとは?
「昔塗った塗り絵を、当時と同じ色鉛筆、同じ配色で今塗りなおしたらどんな感じになるのか見てみたい! 」
という好奇心からスタートしたプロジェクトです。
お花の塗りなおしが終わった時点でこのようになりました。
▼前回は、葉っぱの重ね塗りに大苦戦する様子をご紹介しました。
今日は、色鉛筆2色でグラデーションを作って、赤い葉っぱを塗りなおしていきます。
使用した塗り絵本
2015年に使用したのは塗り絵本「ひみつの花園」ですが、今回は「ひみつの花園 アーティスト・セレクション」を使用しています。
アーティスト・セレクションは、著者のジョハンナ・バスフォードさんが、塗り絵本「ひみつの花園」から選んだ20枚の塗り絵が収録されています。
厚手のしっかりした紙に片面印刷されていて、本誌から切り離すことができるのが特徴です。
2015年に塗った絵がアーティスト・セレクションにも収録されていたので、今回はアーティスト・セレクションを使ってリベンジ塗りをしています。
使用した画材
三菱の36色セットの色鉛筆を使います。
大人の塗り絵を始めるときに買った色鉛筆です。
今回塗りなおすのはこちら
右下の赤い葉っぱを塗りなおします。
使用色
当時使っていたのは、
・あか
・しゅいろ
の2色。
葉っぱの内側にあかを、外側にしゅいろを塗り、なにやらグラデーションっぽいことをしようと試みていた様子。
しかし、あかとしゅいろが分離しており、グラデーションとは程遠いできに……。
そこで今回は、同じあかとしゅいろの2色を使って、当時の自分がやりたかったグラデーションを叶えてあげたいと思います。
色鉛筆2色でのグラデーションの作り方
矢印で示した葉っぱの内部を塗っていきましょう。
まずは、しゅいろで全体を薄く塗ります。
葉っぱの内側から半分ほどのあたりまで、あかを薄く重ねます。
しゅいろを、葉っぱの外側2/3くらいの範囲に薄く重ねます。
再び、あかを葉っぱの内側から半分ほどのあたりまで、薄く重ねます。
しゅいろも先ほどと同じように、葉っぱの外側2/3くらいの範囲に薄く重ねます。
しゅいろは、葉っぱの外側にいくにつれて、色が薄くなるように塗ります。
薄くキレイに塗りたかったので、こちらでご紹介した花びらの塗り方を思い出しながら塗りました。
手順をざっくりまとめると、
・あかを葉っぱの内側から半分ほどのあたりまで塗る
・しゅいろを葉っぱの外側2/3くらいの範囲に塗る
これを交互に続けて、好みの濃さになるまで繰り返します。
コツは、焦らずに薄く色を重ねること。
少しずつ少しずつ濃くしていくことで、キレイなグラデーションができあがります。
あかとしゅいろを交互に何度か重ねました。
だいぶ色が濃くなってきましたね。
最後にしゅいろで微調整して完成です。
葉っぱの内側は濃く、外側に向かって薄くなるように意識して塗りました。
当初は、全体をこってり色濃く塗っていました。
しかし、しゅいろを濃くしすぎてしまうと、あまり赤とのグラデーションに見えなくなり、全体的にのっぺりとした印象になってしまいます。
そこで、しゅいろは葉っぱの外側に向かって色が薄くなるように塗り方を変えたところ、オレンジらしさが出て、キレイなグラデーションに見えるようになりました。
グラデーションは範囲を分けるイメージで塗る
今回のグラデーションはこんなイメージで塗っていました。
葉っぱの内側から順番に、
・あか
・あかとしゅいろの重ね塗り
・しゅいろ
と、範囲を3つに分けるイメージで塗りました。
昨年「マジカル・タワー」の背景を塗ったときも、同じように範囲を分けてグラデーションを作ったので、こちらもどうぞご覧ください。▼
赤い葉っぱの塗りなおしが終わりました
5年前と比べてみましょう。
5年前は赤としゅいろが分離して色が混ざっていませんでしたが、今回は葉っぱの内側から外側に向かって、赤からしゅいろへのグラデーションにできたと思います!
良かった!
終わりに
赤としゅいろの2色でグラデーション。
前回葉っぱで大苦戦しただけに、今回はイメージ通りに上手くいってくれて良かったです。
ちょっと根気が必要ですが、重ね塗りの中でどんどん色が鮮やかになる様子を見るのはとても楽しく、キレイなグラデーションになったときはとても嬉しかったです。
さて、次回は紫色の葉っぱのグラデーションに挑戦します。
それでは〜。