前回の記事にも書いたとおり、10月の半ばに急に思いたち、ハロウィン風の塗り絵にチャレンジすることにしました。
配色本などをいろいろと見た結果、ハロウィンの配色は、緑・オレンジ・紫の組み合わせが多いよう。
そこで、緑色、オレンジ色、紫色をそれぞれメインに使って葉っぱを塗ってみました。
今日は、水彩色鉛筆3色を使って、葉っぱを緑色に塗る様子をご紹介していきます。
使用した塗り絵本
今回はふくろうが登場するページをハロウィン風に塗っていきます。
使用した画材
ステッドラーの水彩色鉛筆カラトアクェレルを使います。
また、今回は水筆ぺんも合わせて使用します。
使うのは、呉竹の水筆ぺんの小サイズ。
細かいところを塗るのに適しているので助かっています。
使用色
次の3色を使いました。
・50 willow green(黄緑色)
・5 green (緑色)
・6 violet(紫色)
黄緑色をメインにし、緑色と紫色は影部分に使います。
葉っぱを緑に塗りましょう
塗り方の大まかな流れは、
1.下塗り(ドライ)
2.水筆ぺんで溶かす
3.加筆する(ドライ)
の3段階です。
「ドライ」は、水彩色鉛筆を乾いた状態で塗ることを指します。
具体的に見ていきましょう。
1.下塗り(ドライ)
黄緑色の50を葉っぱ全体に薄く塗ります。
紫色の6を、葉脈に沿って薄く重ねます。
緑色の5を、先ほど塗った紫色の上から重ねます。
全体に再び黄緑色の50を薄く重ねて、黄緑色を気持ち濃くします。
これで下塗りは完成です。
この後水筆ぺんを使って溶かしてしまうので、下塗りはざっくりで大丈夫です。
2.水筆ぺんで溶かす
下塗りしたところを水筆ぺんで溶かします。
葉っぱの根元が濃くなるようにしたかったので、水筆ぺんは葉っぱの先から根元に向かって動かすようにしました。
水分量は少なめに。
こまめにティッシュで水分を拭き取りながら塗りました。
3.加筆(ドライ)
水筆ぺんで溶かしたところが乾いたら、水彩色鉛筆で加筆していきます。
葉脈に沿って、紫色の6をそっと塗ります。
その上から、同じように葉脈に沿って、緑色の5を重ねます。
最後に、全体に黄緑色の50を重ねます。
葉脈部分に重ねた色をぼかし、なじませるように。
また、黄緑色の色がはっきり出るように意識して塗りました。
葉先の部分は、水筆で溶かした下塗りのやわらかさを活かしたかったので、加筆はうっすら塗る程度にしました。
塗り方の動画はこちら
油性色鉛筆を使うときよりも、かなりざっくりとした塗り方になっています。
水筆で溶かした下地があるので、薄いところを塗るときに神経質にならずに済み、いつもより早く仕上がるようになりました。
線が太いので水筆を使ってもはみ出しにくい
Eriyさんのロマンティックカントリーは、以前油性色鉛筆で塗ったことはありましたが、水彩色鉛筆と水筆ぺんを使うのは今回が初めて。
水筆ぺんでおそるおそる塗っていくうちに、Eriyさんの絵の線が太いことに気づきました。
水筆ぺんを使っていて、何度かうっかりはみ出しそうになったんですが、絵の線が太いので、はみ出すことをギリギリまぬがれたのです。
助かった……!!笑
また、Eriyさんの絵はつまようじで描かれているからか、全体的にやわらかい印象を受けます。
油性色鉛筆はもちろんですが、水筆ぺんで溶かして水彩風に塗っても絵がとても映えるなと感じました。
紙質もしっかりしているので、水筆ぺんで濡らしてもぽこぽこしなかったのがありがたかったです。
久しぶりに「ロマンティックカントリー」を塗りましたが、塗りやすいと感じるポイントがいくつもあり、改めてこの塗り絵本が人気の理由を実感することができました。
終わりに
久しぶりの水彩色鉛筆と水筆ぺん。
どこまで下塗りをするか、加筆をするか見極めるのが難しかったです。
次回は、葉っぱをオレンジ色に塗る様子をご紹介します。
下塗りや加筆についても、合わせて次回もう少しお話ししたいと思います。
それでは〜。
ロマンティックカントリーに関する記事はこちら