私はブログを書くとき、特にお悩み相談やご質問にお答えするときに、強く意識していることがあります。
それは、ご相談いただいた内容に対して、
否定しない
という姿勢でいること。
理由は、私がそうしてほしいからです。
私は昔から自分に厳しくなりがちでした。
他の人から見たらよくやっている、頑張っているということであっても、自分で「いや、まだまだダメだ、もっと頑張らなきゃ」と思ってしまう。
これが病気発症の原因にもなりました。
しかし病気になったことをきっかけに、必要以上に頑張らなくても良いことや、「そのままでいいんだ」とありのままの自分を自分で認めることの大切さに気づくことができました。
私のブログを読む人の中には、私と同じように、必要以上に自分に厳しくなってしまう人もいるかもしれません。
せっかくの塗り絵という趣味でも、
「こんなんじゃダメだ、もっと頑張らなきゃ」
と自分で自分を追い詰めて、焦って楽しめなくなっている人もいるかもしれません。
特に私に相談してくださる人は、相談するまでの間に、きっと色々考えたり悩んだりしながら、自分なりの答えを探そうとしてきたはず。
それを想像すると、その人なりに試行錯誤してきた過程を、
「それじゃダメだ」
「もっとしっかりやれ」
と言うことは私にはどうしてもできない。
だから、ここまで頑張ってきたその姿を否定しない。
その上で、「じゃあこんな考え方はどうですか?」と私なりの視点を新たに提供できるように心がけています。
例えば、過去に「上手く塗ることができなくて楽しくない」というお悩みを頂きました。
このご相談に対して、「じゃあ上手くなるためにもっと頑張って練習しなよ」と言うのは簡単です。
でも、それで楽しめなかったら本末転倒。
自分に厳しい人は、趣味の分野でもつい「ちゃんとやらなきゃ」と思いがちです。
だからこのときは、
「上手か下手かではなく、少し意識を変えて、1箇所でいいのであなたなりのこだわりを盛り込んで塗ってみてください。」
と、私が塗り絵を楽しむために意識していることをお答えしました。
お悩み相談は、ご相談者さんの立場になったつもりで、「私だったらこう言ってほしい」ということを書くようにしています。
だからブログを見返す度に、ご相談者さんに向けて、読者の皆さんに向けて書くと同時に、自分に向けても書いているんだなといつも感じています。
終わりに
どのようなスタンスでブログを書くか。
これは、人それぞれ得意な伝え方があるし、自分の経験も大きく影響してくると思います。
優しい語り口の文章が好きな人や、読者をハッとさせるような発破をかける厳しい口調の文章が好きな人など、様々なタイプの人がいるはず。
それは、自分が読み手の立場か書き手の立場かによっても変わってくるでしょう。
あなたはどんな語り口で書くのが得意ですか?
あなたが読んでいてしっくりくるのはどんな文章ですか?
よかったら、ぜひ1度考えてみてください^^