今日は水彩練習6〜10日目の記録です。
1〜5日目の様子は前回の記事をご覧ください。
それではれっつごー。
6日目
桜っぽいお花を塗りました。
下塗りをして、乾いたら濃い色を乗せていく(影をつけていく)
という塗り方をしたかったんですが、下塗りを覆い隠してしまう事態が頻発しました。
下塗りの意味……!
下塗りが透けて見えるならまだしも、上から重ねた色が同系色だったためにすっぽり覆い隠され、下塗りがなかったことになりました。
下塗りと重ね塗りの範囲に気をつけねば……。泣
また、今日は練習開始から初めて、絵の具の色を混ぜて色を作りました。
お花を塗るとき暗めの赤色が欲しかったので、前回に引き続き種村有菜先生の色の作り方を参考にして、赤色に黒色を少しだけ混ぜてみました。
これ結構好きかもしれない……!
色鉛筆のときは反対色を重ねることが多く、黒やグレーといった無彩色を重ねることはほとんどしてきませんでした。
黒やグレーを色鉛筆でも活かせたら、塗り方の幅が広がって楽しそうなので、いずれやってみたいです。
7日目
途中まで理想のイメージの半分くらいしか実現できず、めげそうになりましたが、最後の重ね塗りでどうにか良い感じにおさまってくれた7日目。
葉っぱ
葉脈に沿って少しだけ影っぽい何かをつけてみましたが、もう少し周囲となじませて自然なグラデーションにしたい。
でもここでグラデーションを作ろうとすると、水分量過多で大変なことになるので難しい〜!
次に塗る8日目のイラストは、ラッキーなことに大きめの葉っぱがあるので、「葉脈に影をつけてグラデーションを作ること」を重点的に頑張ってみます。
お花
お花はランプのように光が灯っている表現をしたい!
レモン色の上から薄く赤色を重ねて、花びらの先にさらに赤色を足してグラデーションを作ろうとしました。
途中、ぼかすときに水筆がはみ出し、ぐしゃぐしゃになるハプニング勃発。
がんこちゃんのテーマソングが頭の中で流れる中、どうにか修正できて、最終的にはいい感じの色合いになってくれたのでよかったです。
レモン色の上から赤色を重ねるとき、レモン色が透けて見えて透明水彩らしさを感じられたのが楽しかったです。
下の色が透ける透明水彩らしさを楽しむことも、今後してみたいなと思いました。
8日目
ようやくやりたかったことの7〜8割が実現できた8日目。
葉っぱ
7日目の反省から、葉っぱの葉脈に沿って影をつけ、グラデーションを作りました。
ぼかしすぎて影が消えてしまったところもありましたが、乾かしてから再度色を重ねたことで、いい感じの影とグラデーションができました。
出来はまだまだ未熟ですが、ようやく「こう塗りたかったんだよ!」ということができて満足です。
お花
花びらの黄色が思ったよりもパッキリした黄色になりました。
面白かったので、水筆でぼかさずそのままにしました。
水筆でぼかしたほうがキレイだったかもしれませんが、こんなはっきりした色も出せるんだなと知ることができたのでよかったです。
また、花びら同士が重なる部分に、暗めの色を作って細く影を入れました。
2日目(↓)でも同じようなことをしたんですが、あのときはまだ塗り方をよくわかっていなかったので、ぐちゃぐちゃでした。
筆の扱い方や水分量の調節、色の重ね方、色の作り方。
2日目よりもできることが増えていることに気づき、とても嬉しくなりました。
9日目
練習9日目にして、やっと満足いくものができました。
花びらのシワに、こういう影をつけたかったんだよ〜!
水でヨレヨレになることもありませんでした。
4日目と5日目の中間くらいの感じで塗れたらなと思っていたのが、9日目にしてようやく実現できました。
筆の水加減はまだあやしいところがありますが、最初の頃よりはコントロールできるようになり、紙もボロボロにならずに塗れるようになってきて嬉しいです。
今回面白かったのが色作り。
花は赤色、葉っぱは青色をベースにして、影に使う色にはそれぞれ紫色を足してみたところ、全体に統一感が生まれてシックな仕上がりになりました。
このような色の作り方は、色鉛筆を使っていたときの自分には出てこなかった発想です。
こういう色づかいを発見できただけでも、水彩練習をやってよかったなと思います。
やりたかったことができて上手くいくと、俄然水彩が楽しくなってきました。
結局、塗り方や影のつけ方は色鉛筆のときと同じようになってしまっていますが、色鉛筆とは雰囲気が異なる仕上がりになっているので面白いです。
もっと水彩ができるようになって、塗り絵の選択肢を増やしたいと思いました。
10日目
水彩練習、ようやく10日目にたどりつきました〜!
黄色と青色のグラデーションを作りました。
色が薄かったので後から色を重ねて濃くしましたが、紙がボロボロになることもなく、また、最後に花びらの先に影を入れたら、一気に絵が引き締まった感じが出てよかったです。
慣れてきたのか、塗る範囲が狭いところでもあまりはみ出さなくなりました。
紙もボロボロにならなくなってきて、色を作ることにも慣れてきました。
練習を始めたときは、色鉛筆の塗り方からなかなか頭が切り替わりませんでしたが、練習を続けて、水彩の塗り方を勉強して、少しずつ水彩の塗り方に頭を切り替えることができるようになりました。
また、この10日間の練習は、色鉛筆だったら塗らない色の組み合わせばかりでした。
水彩で塗ることに必死すぎて、配色どころではなかったからなんですが、かえってさまざまな色の組み合わせを楽しむことができたので良い経験になりました。
終わりに
水彩練習10日間の記録、いかがでしたか?
記録を見返すと、前半1〜5日目は暗中模索のぐちゃぐちゃ状態でしたが、後半6〜10日目は少しずつ「こう塗りたい」という塗り方の方向性が見えてきたなと感じます。
練習8日目あたりで手応えを感じ、自分の好きな塗り方が見えてきたので、10日で練習を一旦終えることにしました。
今年やりたいことの1つが「水彩で1作品塗ること」なので、現在はこちらにチャレンジしています。
水彩で1作品塗り始めました。
— ちづる🌼ぬりえライフ (@chizurumaro) 2023年2月23日
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今日のダイジェスト
①塗り始めてから、色鉛筆とは違う方向で道のりが果てしないことに気づく。
②練習のとき、塗る範囲の狭い小さなお花ばかり塗っておいて本当によかったと思ってる。
#大人の塗り絵
「森の少女の物語」/井田千秋 https://t.co/TEUJOTItQX pic.twitter.com/gtK2YESF7s
この10日間、何度もめげそうになりましたが、大事MANブラザーズバンドとがんこちゃんに応援してもらって頑張れました。
そんな私の様子を見た夫が、突然岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」を歌い出し、マッチしすぎて吹き出す一幕もありました。
応援ソングが心に沁みた10日間の様子、みなさんにも楽しんでいただけるところがあったら嬉しいです。
次は水彩で作品を塗る様子をご紹介できるように頑張ります。
それではまた〜。
練習で使用した画材と本はこちら
それぞれの詳細は前回の記事をご覧ください。