今日は私がぬりえにハマるようになったきっかけのお話です。
偶然が重なっただけかもしれませんが、徹底的に不要なものを処分したおかげで、今ぬりえを心の底から楽しめていると思っています。
おはぎさんのコミックエッセイでミニマリストに興味を持つ
おはぎさんがマイナビニュースで当時連載していた「パンダのミニマルライフ」を読んだことが、私の片付けのきっかけになりました。
このコミックエッセイで「ミニマリスト」という単語を初めて知り、自分にとって必要なモノを厳選して丁寧に生活していくという生き方が、そのときの私にはとてもまぶしく見えました。
おはぎさんのコミックエッセイは、実際の体験に基づいたお話ばかりでとても説得力があり、「自分もやってみよう!」とやる気が出てきます。
私のように、生活に疲れてきた方は、ぜひ読んでみてください。
日々の生活の見方が変わるかもしれません。
ときめかないものをどんどん処分したら何も残らなかった
おはぎさんのコミックエッセイで感化されたはいいものの、どのような基準でモノを減らせば良いかわかりませんでした。
困ったときに手にとったのがこちらの本。
有名なこんまりさんの本です。
たまにテレビ番組で、芸能人のお部屋を近藤先生が片付けに行くという企画を見たことはありましたが、書籍を読んだのはこのときが初めてでした。
今まで、定期的に手持ちの服を見なおして処分するということはしてきましたが、基準は「古くなっていないか、まだ着れそうか」というのがメインでした。
そのため、あまり好きではなくなった服も、まだ着ることができるしもったいないと、とっておくことが多かったのです。
この本を読んで、手持ちの服や本等々、1つずつ手にとってときめくかときめかないか、ひたすら判断し続けていきました。
特に我が家は本の数がとても多く、最終的にダンボール8箱ほどの本を売りました。
順調に処分を進め、終わった時にあることに気が付きました。
「あれ、私は何が好きだったの……?」
これは、とてもショックでした。
自分が今まで必要だと思って持っていた本は、ときめかなくなっていました。
特に、いつか必要になるかもしれないと思って持っていた英語に関する書籍や、簿記の書籍も、全くときめきを感じることができなくなっていたのです。
そして、目に飛び込んできたのはこの一文。
自分にとって必要なモノや求めているモノが見えていないから、ますます不必要なモノを増やしてしまい、物理的にも精神的にもどんどんいらないモノに埋もれていってしまいます。
―「人生がときめく片づけの魔法」p.239
結局、今まで、自分に対する自信のなさをモノで埋めようとしていたのだということに気付かされました。
生活に余白を作ったおかげで、やりたいことの感度がアップした
「人生がときめく片づけの魔法」に基づき、自分の持ち物の処分をひと通り終えてからひと月後、ぬりえに出会いました。
ちょうど「大人のぬりえ」として大分ブームが進んだ頃だったのでしょう。
書店でいくつかのぬりえ本が平積みになって置かれていました。
表紙に惹かれて、ページをパラパラめくってみると、自分の知っているぬりえと違うことに驚きました。
しかし、絵が相当細かく、何より先日大量にモノを処分したばかり。
飽きっぽい私に続くかどうか、また無駄にモノを増やして終わってしまうのではないか。
それから数日悩みましたが、書店に行くたびにどうしても気になってぬりえ本のコーナーを見に行ってしまう自分。
そんな私を見かねて、夫が「やってみたら?」と言ってくれました。
夫に背中を押される形で勇気を出してぬりえ本1冊と、色鉛筆を購入。
この日から、私のぬりえライフが始まりました。
結果は、ぬりえを始めてからもうすぐ3ヶ月たちますが、飽きる気配はありません。
片付け直後の当時は、何が好きだったのかわからなくなり、自分のやりたいことが何もありませんでした。
そんなときに私の生活に飛び込んできたぬりえ。
たまたまそのタイミングでぬりえに出会っただけかもしれません。
しかし、徹底的に不要品を処分して好きなモノを1度全てリセットしたからこそ、ぬりえを生活に取り入れることができたのかなと思っています。
そして、不要なモノ、ときめかないモノをすべて処分したからこそ、ぬりえに注力して続けることができているように感じます。
必要だと思い込んでいた英語や簿記の書籍を持ったままでは、ぬりえに手を出さなかったかもしれません。
手を出したとしても、こんなに続けることはできなかったでしょう。
終わりに
たまたま、あのときおはぎさんのコミックエッセイに出会った。
たまたま、あのとき片付けをした。
たまたま、あのときぬりえに出会った。
すべて偶然かもしれません。
しかし、片付けをしたおかげで、ぬりえを楽しむことができ、ブログやInstagramを通じて多くの人と情報を共有したり交流したりできていると思っています。
「人生がときめく片づけの魔法」の第5章の冒頭のタイトル。
部屋を片づけると、なぜかやりたいことが見つかる
―「人生がときめく片づけの魔法」p.228
これを読んだとき、そんなにうまくいかないだろうと半信半疑でした。
しかし、実際に片づけをして、やりたいことに出会いました。
片づけをしても、人生は劇的には変わらないかもしれません。
しかし、幸せな気持ちに近づくことはできるのではないかなと思っています。
ではまた次回〜。