今日は、塗り絵本「ひみつの花園」シリーズで有名なジョハンナ・バスフォードさんの新刊「ひみつのお絵描きぬりえ」をご紹介します。
ジョハンナさんのイラストをお手本にして、自分で絵を描き、塗り絵までできる1冊です。
イラストを描く手順が具体的に書かれているので、「この通り進めていけば私にも描けそう!」と思わせてくれる内容になっています。
「ひみつのお絵描きぬりえ」の内容
「ひみつのお絵描きぬりえ」は、これまで出版された「ひみつの花園」シリーズの塗り絵本を元にした、様々なモチーフの描き方を知ることができます。
構成は大きく3つのテーマに分かれています。
①「ひみつの花園」
②「海の楽園」
③「ねむれる森」
これら3冊の塗り絵本を元に、「花園」、「海」、「森」をテーマとしたモチーフの描き方が紹介されているのが、今回ご紹介する「ひみつのお絵描きぬりえ」です。
1見開きで1つのモチーフを扱っています。
こちらのページは、「ひみつの花園」テーマの中でお花の描き方を紹介したページ。
見開き左のページで、さまざまな形のお花の描き方が順を追って説明されています。
そして、右ページでは、実際に描くことができます。
左ページの説明を参考にして、右ページでジョハンナさんが描いたイラストに装飾を描き加えたり、余白に自分で1から絵を描くことができる……という構成になっています。
描いた後は塗り絵をすることもできます。
「ひみつの花園」の章では、このほかにもさまざまな形のお花や葉っぱの描き方、それらを組み合わせたお花のコサージュやミニブーケ、リースといった、一見複雑そうな絵の描き方まで、丁寧に解説されています。
▼こちらは「ねむれる森」の章のリースの描き方
4年前に塗り絵本「ひみつの花園」のシンメトリーのハートを塗ったことがあります。
この絵のような、シンメトリー(左右対称)のモチーフを描く方法も載っています。
「海の楽園」、「ねむれる森」の章でも同様に、基本となるモチーフの描き方や、それらを組み合わせたジョハンナさんならではのアイディアあふれるユニークな可愛いモチーフの描き方がたくさん掲載されています。
「こんなに載せていいんですか?」と聞きたくなるくらい、とても丁寧に詳しく説明されています。
プロの描き方を知ることができる、とても贅沢な1冊だと感じました。
ジョハンナさんの絵が出来上がるまでのイメージがわかる
本書を見ていて、ジョハンナさんの絵は、
①単純な図形を描く
②それらを組み合わせる
③装飾を描き加える
というイメージで出来上がっているんだな、と感じました。
手順を見ていると、実は単純な円や線、図形が基本となっていることがわかります。
それを様々に組み合わせることで、あの可愛らしいイラストが出来上がっていくんですね。
また、表紙をよく見ると、下描きのような状態が載っています。
「下描き→ペン入れ→色塗り」
という過程が表紙で表現されているんですね。面白い!
ジョハンナさんは本書の中で、絵を描くときはペン入れの前に必ず下描きすることをオススメしています。
この表紙のおかげで、下描きはこんな感じですればいいんだな、というイメージがしやすくなりました。
自分で絵を描いてみたいという人にオススメ!
塗り絵をしているうちに、自分でも絵を描いてみようかな、と思ったことはありませんか?
私も実はちょっとだけあります。
インスタグラムを見ていると、最初は塗り絵の投稿をしていて、次第に自分で描いた絵を投稿するようになった人もいます。
「塗り絵をきっかけに絵を描くことにも興味を持った」という読者の方もいらっしゃいました。
でも、「自分で絵を描いてみたいけれど、絵には自信がない……」という人もいるかと思います。
そんな人にとって、この「ひみつのお絵描きぬりえ」は、絵を描き始めるきっかけとして、とてもオススメです。
一見複雑に見えるイラストも、作者のジョハンナさんが1つずつ分解して解説してくれているので、わかりやすいです。
最初は慣れずに描きにくく感じることがあるかもしれませんが、続けていくうちに少しずつ描き慣れていくでしょうし、自分なりのアレンジも加えられるようになるのではないかなと思います。
・ジョハンナさんの絵が好き!
・ジョハンナさんみたいな絵を描いてみたい!
・絵に自信はないけれど、自分で描いてみたい!
という方は、ぜひ「ひみつのお絵描きぬりえ」をチェックしてみてください。
終わりに
ざっくりとではありますが、「ひみつのお絵描きぬりえ」の内容をご紹介しました。
私も早速本書の内容に従って、自分で描いています。
楽しいことします( 'ω' و(و"♪ pic.twitter.com/LEbIEDPJ8X
— ちづる🐰ぬりえライフ (@chizurumaro) November 15, 2019
子どもの頃は絵を描くことが好きで、自分でマンガを描いたりもしていましたが、雑な鉛筆描きばかりでペン入れなんてまともにしたことがありません。
それに最近は絵を描いても落書き程度。
この本を見ながら久しぶりにしっかり絵を描いてみて、難しいと感じるところ、楽しいと感じるところ、様々ありました。
次回は、私が実際に「ひみつのお絵描きぬりえ」の内容に沿って絵を描く様子や、描いてみた感想をご紹介したいと思います。