「どうせ俺の気持ちなんてわからないよ!」
先日放送された、Perfume主演のドラマ「パンセ」の中で、勝村政信さん演じる力丸が叫んだセリフ。
そうですそうです。
あなたの気持ちはあなたにしかわかりません。
あなただけの大切なものです。
しかし、自分のことなのに自分でもどうしたいのかわからないことありませんか?
私も長い間定期的に悩み続けてきました。
何がしたいのかわからないけど気持ちだけが焦る
先日過去2〜3年分の手帳を見返していたところ、あることに気がつきました。
それは私が人生にものすごい迷走していたということ。
私このままずっとこうやって生きていくの?
このままで本当に良いの?
何かしたい。何かやらなきゃ。
でも何がしたいのかわからない。
とりあえず仕事で役立つし英語やろうかな。
でもそこまでやりたいことじゃないんだよな……。
でも何もしないでいても何も変わらない。
自分は一体どうしたいんだろう……。
数ヶ月おきに手帳にこんなことを書き出していました。
自分の本音から目をそらして、毎日をなんとかやり過ごす日々。
このままじゃいけないなと思いつつ、何をしたいのかわからない。
気持ちだけがただただ焦る。
結局、仕事で体力気力の全てを持っていかれて、余力がないまま行動にもろくに移せず、行動したとしてもすぐ挫折。
そんなことの繰り返しでした。
自分の本音はいろんなもので覆われている
不思議なもので、自分のことなのに自分の本音がわからなくなることがしばしばあります。
見栄を張ったり、世間体を気にしたり、過剰に自分を卑下したり。
他の人にどう思われるかばかりを気にして、自分の気持ちに嘘をついてごまかして。
そういうことを続けていると、自分はどうしたいのかがどんどん見えなくなってしまう。
自分でも気づかないうちに、少しずつ少しずつ、見栄や世間体といったいろんなものに自分の本音が覆われてしまう。
気づけば自分の本音を覆うものがものすごく分厚くなっている。
そこからいきなり自分の本音を探ろうとしても、なかなか一筋縄ではいきません。
自分の気持ちを探し出してみよう
自分の本音は意外となかなか見つけにくい。
だからこそ定期的に自分と向き合い、自分の気持ちを棚卸しすることが必要です。
今何を考えてる?
今何を感じてる?
嬉しい?悲しい?楽しい?むなしい?焦ってる?
何かしたいことはある?
何をやりたい?
どんな自分になりたい?
最初はまだ自分で自分に嘘をつくかもしれません。
自分の本当の気持ちがなかなか見つけ出せなくて、自分のやりたいことが世間体を気にしたものばかりになってしまうかもしれません。
親や友人、パートナーなど身近な人からどう思われるか。
自分には無理だと思われるかもしれない。
他の人に迷惑をかけるかもしれない。
一般的にはこれが理想的と言われているから。
などなど……。
こんな気持ちで書き出した理想は、自分にとって心地いいこととは限りません。
世間一般で言われている理想を、自分のものとして思い込もうとしているだけかもしれません。
だから、
「それは本当に自分がやりたいこと?」
と何度も聞いてあげる。
定期的に繰り返し何度も自分の気持ちに耳を傾けることで、自分の本音を覆っている見栄や世間体といったものが少しずつ剥がれてきます。
そうすると、少しずつ本当の気持ちが見えてくる。
なかなか見えにくいものだからこそ、少しずつ丁寧に紐解いてあげる。
自分のことを1番わかってあげられるのは、他でもない自分自身です。
今もたくさん悩むけれど、毎日の充実感がハンパじゃないし一昨年よりは確実に今が幸せだと言える。
— ちづる(ぬりえライフアドバイザー) (@chizurumaro) 2017年4月3日
人生本当に何があるかわからない。