「渡る世間は鬼ばかり」、今年のスペシャルドラマが終わりましたね。
このドラマを見ていると、ハッとさせられたり考えさせられることがポロポロ出てきます。
今年のドラマで気になったのは、「幸せ」というキーワードでした。
モヤモヤする幸せ
家族や身内だからこそ出てくる言葉なのかもしれません。
「あんた十分恵まれてるじゃない」
「それがあんたの幸せなのよ」
こういうニュアンスのセリフ、ドラマの序盤からバンバン出てきました。
聞くだびにモヤモヤ……。
皆さんはこんなこと、言われたことはありますか?
私は病気を発症するよりもだいぶ前でしたが、親から仕事のことについてたまに言われました。
「働けるところがあって幸せでしょ」と。
仕事でちょっとしんどいことがあっても、こう言われるたびに「確かにそうだな」と思っていました。
でも一方で、「自分はこのままでいいんだろうか」ということを見て見ないふりをしていたので、言われるたびになんだかモヤモヤしていたことを覚えています。
それと同時に、もしかしたら、私も気づかないうちにこういうことを親や夫に言っていたかもしれません。
自分にとっての幸せを把握する
病気になったことをきっかけに、自分の仕事のことや今後の生き方について、そして何が自分にとっての幸せなのかを真剣に考えるようになりました。
何が自分にとっての幸せなのか。
これを自分で把握できていないと、気づかないうちにどんどん周囲の価値観に流されてしまいます。
周りの言うことが、イコール自分の幸せとは限りません。
私も以前は、自分にとっての幸せを把握できていませんでした。
そのため、周りや世間一般の価値観に流され、自分はどうしたいのかわからなくなり、いつの間にか自分の将来像を全く想像できなくなってしまいました。
「あんた幸せでしょ、恵まれてるでしょ」
自分では現状に対して悩みがあるのに、この一言で流されるように感じることもありました。
言った人にとっては、それが幸せに見えるのかもしれません。
または、いいところもあるよと気づかせようとしているのかもしれません。
もちろん、人から言われることで、自分の状況がいかに恵まれていたか気づくこともあります。
それでもモヤモヤしていたので、世間一般で言われている「幸せ」に縛られ、自分にとっての幸せを把握できていなかったんだと思います。
幸せの内容を決めつけない
ドラマを見ていて、登場人物が「あんた恵まれてるじゃないの」と言われるのを見るたびに、言われた人に感情移入してしまい、
「人の幸せを勝手に決めつけないでほしい」
と思いました。
以前とは違い、1人ひとり「幸せだ」と感じる内容は違うとわかったから。
だから、私も夫や親に対して、勝手に相手の幸せの内容を決めつけて話してはいけないなと思いました。
それと同時に、何が自分にとっての幸せなのかをきちんと把握しておくことも大切。
自分で自分にとっての幸せをきちんとわかっていれば、何か言われても昔のようにモヤモヤすることはないと思います。
何が自分にとっての幸せかを、他人任せにせず自分で把握すること。
それを他人に押しつけないこと。
当たり前のことですが、相手の考えを尊重することが大切だなと、改めて気づきました。
終わりに
毎年「渡る世間は鬼ばかり」を見るといろいろ考えさせられます。
おそらく、そのときひっかかることが、まさに自分が気にしていることなんでしょうね。
ちなみに去年は、泉ピン子演じる五月(さつき)が、お店が長期で休みになったことで周りから「好きなことしなよ」と言われて迷走するというストーリーでした。
それを見た私は、長いこと趣味が見つからなくて悩んでいた自分の経験を思い出し、
「好きなことなんてそんなに簡単に見つからないよ!」
と叫びたくなり、ブログに書きました。笑
自分にとっての幸せは、意識していないとすぐ見失ってしまう気がします。
皆さんも、自分にとっての幸せの内容を大切にしてくださいね。
ではまた次回〜。
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ぜひこの機会に皆さんのお話をたくさん聞かせてください^^