今日のハロウィン風塗り絵メイキングは、水彩色鉛筆3色を使って葉っぱをオレンジ色に塗る様子をご紹介します。
▼前回はこちら。
使用した塗り絵本
「ロマンティック・カントリー」シリーズ の2冊目。
今回は、この中のふくろうが登場するページを塗っています。
使用した画材
使うのは、ステッドラーの水彩色鉛筆カラトアクェレルです。
また、水筆ぺんは呉竹の小サイズを使います。
細かいところを塗るのに適しています。
使用色
今回使うのはこちらの3色です。
・4 orange(オレンジ)
・42 light orange(薄いオレンジ)
・37 cyan(水色)
4の濃いオレンジ色がメインです。
影にしたいところに37の水色と4のオレンジ色を重ね、葉先の薄いところに42の薄いオレンジを使いました。
葉っぱをオレンジ色に塗りましょう
塗り方の大まかな流れは、前回と同じで以下のとおりです。
1.下塗り(ドライ)
2.水筆ぺんで溶かす
3.加筆する(ドライ)
この流れに沿って順番に見ていきましょう。
1.下塗り(ドライ)
はじめに葉っぱ全体に4のオレンジ色を薄く塗ります。
37の水色を、葉脈に沿って薄く重ねます。
4のオレンジ色を再び重ねます。
水色を上から覆い隠すように。
そして、全体のオレンジ色も気持ち濃くするように重ねます。
2.水筆ぺんで溶かす
下塗りしたところを水筆ぺんで溶かします。
葉っぱの根もとを色濃くしたいので、葉っぱの先から根もとに向かって筆先を動かします。
3.加筆(ドライ)
乾いたら、水彩色鉛筆で加筆していきます。
下塗りのときと同じように、葉脈に沿ったところに37の水色をそっと塗ります。
この後オレンジ色を重ねますが、この2色は少し重なりにくいので、水色はあまり力を入れずそっと塗ります。
4のオレンジ色を葉っぱの根もと部分に重ねます。
水色を上から隠すように。
そして葉っぱの根もとを色濃くするようにオレンジ色を重ねました。
水色の上から重ねるときは、できるだけ力を入れないように気をつけました。
最後に、全体に薄いオレンジ色の42を重ねます。
葉っぱの根もとから葉先に向かって、オレンジ色のグラデーションになるようなイメージで塗りました。
水色とオレンジ色を重ねた葉脈のところは少し濁ったような感じになりますが、実際にできあがってみると濁りはあまり気にならなくなります。
これで完成です。
塗り方の動画はこちら
水彩色鉛筆3色で葉っぱをオレンジ色に塗ってみた(ハロウィン風塗り絵)
水彩色鉛筆の今の塗り方が好き!
水彩色鉛筆で下地を作って水筆ぺんで溶かし、加筆をするという現在の塗り方。
仕上がりがものすごく好みなんです。
①の下塗りだけだと、少しカサカサした印象に。
水筆ぺんで溶かした②の状態だと、色のなめらかさは素敵ですが、個人的にはちょっと薄くて物足りなく感じます。
そこから加筆をした③が、水彩らしいなめらかさもありながら、自分好みの色の濃さもあるので、現時点ではこの塗り方がベストだなと感じています。
今年の2月頃に水彩色鉛筆を使ったときに、同じようなことを書いていました。
水筆ぺんで溶かすと色が薄くキレイに広がり、それがとてもいい味を出してくれます。
油性色鉛筆を使っていたときは出せなかった雰囲気を出せるので、それがとても楽しいです。
塗るモチーフによっては、塗り方がわからず手探りで悪戦苦闘することもあるので、少しずつ経験を積んで、自分のしっくりくる塗り方を見つけていけたらいいなと思います。
終わりに
次回は水彩色鉛筆3色と水筆ぺんで、葉っぱを紫色に塗る様子をご紹介します。
流れは今回と大体同じですが、記録として残しておこうと思います。
よかったら次回もぜひお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは〜。