今回のお悩み相談は、趣味のオススメと押し付けの境界についてです。
ご相談いただいた文章を私の方で一部要約させていただきました。
【塗り絵を人にプレゼントや勧める時、「趣味の押し付け」になる境界線は?】
6歳の姪のクリスマスプレゼントに色鉛筆と塗り絵本を贈りたいと思っています。
私が塗り絵にハマっているので、姪は我が家に来るといつも一緒に塗り絵をします。
姪は塗り絵は嫌いではないと思いますが、「私がやっているから」、真似したいお年頃という理由が大きい気がします。
クリスマスに贈ろうと考えている色鉛筆と塗り絵本は、姪の好みも考えて選んだので喜んでくれる自信はあります。
しかし、これは私の趣味の押し付けではないか?「姪が喜ぶ<私が贈りたい」になっている気がします。
(誰の影響でもなく) 姪が本当に好きな物、一番喜びそうな物を贈るべきでは……と、悩み続けています。
また、姪に限らず、塗り絵は楽しいし良い効果もあるし、つい人に勧めたくなります。
でも嫌いな趣味を押し付けられるほど鬱陶しい事はないと思います。
勧める時は軽く楽しいよーと言うのに留めています。
好意的な紹介・お勧めと、押し付けの違いはなんでしょう?
リアル社会でどこまでがOK?
皆さん塗り絵好きさんは人に教えたい勧めたい気持ちをお持ちだと思いますが、ちづるさんはリアル社会での違い・境界線はどこだと思いますか?
みなさん、お気づきでしょうか……。
「クリスマスプレゼント」です。
この方からのご相談、クリスマス前にいただいていたんですが私がもたもたしていたせいでこんな時期での回答となってしまいました。
このご相談者様がすごく優しくて「来年以降も悩むと思うので回答の時期は気にしないでくださいね」というお言葉をいただき、それに甘えさせていただいてしまいました。
ご相談者様、回答が遅くなって本当に申し訳ありません……。
さて、今日の本題。
自分がハマっている趣味、楽しいから人にもオススメしたくなりますよね。
これは塗り絵に限ったことではないと思います。
そんな中での私の考えを実体験も交えてまとめてみました。
プレゼントは基本押し付け
これは我が家の考えなんですが、プレゼントは自分のあげたい物を贈るものであり、基本的に押し付けだと思っています。
ただ、プレゼントを選ぶときは、「相手が好きかな、喜ぶかな」ということを考えますよね。
相手のことを考えながら選ぶプレゼントであれば、一方的な押し付けにはならない。
だから、プレゼントは基本的に押し付けだけど相手のことを思う気持ちがあればそれでOKと思うようにしています。
一方で、相手の希望を聞いてプレゼントを贈ることもあります。
最近友人に結婚祝いや出産祝いを贈りましたが、他の方からのプレゼントと被ってしまったり好みじゃなかったら悪いなと思い、希望を聞いた上で調べて贈りました。
特に出産祝いは、自分が未経験の領域なので何が必要なのかわかりません。
節目節目のお祝いは相手の希望を優先しますが、誕生日やクリスマスなどのプレゼントは、自分の贈りたいものを愛を込めて押し付けています。
プレゼントは愛の押し付けです。
塗り絵にハマるあなただから選べるプレゼント
ご相談いただいた文章を読んで、塗り絵にハマっているご相談者様だからこそ、姪御さんが好きそうな塗り絵本を選ぶことができるんだなと感じました。
ある程度塗り絵にハマった人であれば、書店でたくさんの塗り絵本に目を通したり、塗り絵本を実際に購入したりしていると思います。
画材も色鉛筆や水性ペン、ボールペン、絵の具などなど、たくさんの種類を調べたり集めたりしているはず。
塗り絵をしていない人や、これから始めようとしている人と比べると、塗り絵本や画材についてある程度の経験や知識が積み重なっています。
そんなあなただからこそ、その経験を踏まえて家族や親戚、友人の好みを考えながら自分なりのオススメを選んだり教えてあげることができます。
「押し付けにならないかな」と慎重になってしまう気持ちはすごくよくわかります。
しかし、塗り絵を趣味としているあなただからこそ、相手の好みに合う塗り絵本や画材をプレゼントできます。
「私だからこれをプレゼントできる!」と自信を持っていいと思います。
オススメと押し付けの境界
私は自分の興味のないことに関しては全く食指が動かないので、ご相談者様がおっしゃる「嫌いな趣味を押し付けられるほど鬱陶しい事はない」こともよくわかります。
だから自分も趣味の押し付けにならないように気をつけています。(できているかはわかりませんが……)
でも、塗り絵に対する気持ちがどうにも抑えきれなかったので、「誰かこの気持ちを聞いてー!!」と始めたのがこのブログです。
さて、オススメと押し付けの境界は、相手が興味ないと感じたらそこが境界のような気がします。
私の基本スタンスは、基本的に聞かれるまでは自分からは詳しく話さない。
その代わり、詳しく聞かれたら全力で答えに行きます。
私がリアル社会で人に最初に話すときは「塗り絵やってるよー」という程度です。
そこから相手の食いつきが良かったらもう少し話しますが、「ふーん」程度の反応であればそれ以上は自分からは話しません。
私の中学からの友人は、私の家に遊びに来て塗り絵を見せたとき最初あまり塗り絵に興味を示しませんでした。
塗り絵本をパラパラ見て「すごいねー!」とは言っていましたが、「やりたい」とは言っていなかったので、あまり話し過ぎないように気をつけました。(多分)
しかしそれからしばらく経ったある日、その友人から塗り絵本のオススメを教えてほしいと連絡が来ました。
嬉々として全力で答える私。
聞いてもらえて、そこで初めて心置きなくあれこれ教えてあげることができます。
私の考えるオススメと押し付けの境界は「相手が興味を持つかどうか」。
興味のない人に話しても、聞く側も辛いだろうし話す側もむなしいですよね。
「自分が塗り絵をしている」ということだけを伝えておいて、相手が「楽しそう」「やりたい」と言ったら、そこで自分の本領を発揮します。
自分が好きなことだから、相手にも聞いてほしい、オススメしたいという気持ちはわかりますが、どうせなら興味を持って自分もやりたいと言う人にこそ聞いてほしいですよね。
だからこそ、自分の趣味の話をするときは、相手の様子や反応を気をつけて見るようにしています。
終わりに
いかがでしたか。
塗り絵に限らず自分が好きな趣味のことは、誰かに聞いてほしい、オススメしたいと思いますよね。
自分の趣味の押し付けにならないか、プレゼントもオススメの話も結局大事なのは相手を思いやる気持ちだと思います。
興味がない相手にはほどほどに。
興味を持ってくれた相手には、楽しさをたくさん伝えてあげましょう。
今回のご相談者様、クリスマス時期を過ぎても大丈夫というお優しいお言葉本当にありがとうございました。
私のブログの読者様は、本当に皆さん優しくて素敵な方ばかりでありがたいです。
いつも皆さんの優しさにたくさん甘えさせていただいています。
昨年9月から始めたお悩み相談やご質問、現在は昨年いただいたものを順次回答中です。
今年はできるだけ早めに回答するように努めていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた次回〜。
記事冒頭の写真
こちらの作品の写真です。
今まで頂いたご相談・ご質問はこちら