以前から食べ物を塗るのは苦手だと思っていました。
しかし先日リベンジ塗りを経験し、それは思い込みだったのかもしれないと気づきました。
そもそもなぜ私は食べ物を塗るのが苦手だと思っていたのか。
まさにこのリベンジ塗りをしたページが原因でした。
最初にこのページを塗ったとき、上手くいかなくて途中でやめてしまいました。
「なんか変……」
「私食べ物塗るの苦手なんだ……」
驚くことに、たった一度配色が上手くいかなかっただけで、食べ物を塗るのは苦手だと思い込むようになってしまったのです。
そもそも私は食べ物らしく塗ろうとしていたのか、そうじゃなかったのか。
あまり覚えていません。
実物の食べ物らしく塗るか、実物の色とは関係なく好きな色で塗るか。
それによって「食べ物を塗るのが苦手」と言えるかどうかも変わってきますよね。
さらに言うと、このとき塗っていたのがたまたまカップケーキという食べ物だっただけ。
もし他のモチーフのイラストで同じように配色を失敗していたら、
「私〇〇を塗るのが苦手」
と思い込んでいた可能性が高いです。
塗り絵を始めてすぐの頃、コロリアーティストの菅原志希さんの影響を受け、色の固定観念にしばられず好きな色で塗っても良いということを知りました。
でも、わかっていたようでわかっていなかった。
好きな色を選んでいいと思いながらも、それで食べ物を塗ろうとは思えなかった。
なぜならたった一度の失敗が引っかかっていたから。
好きな色で塗ったとしても、どうせ食べ物だから自分には上手く塗れないだろうと思い込んでいたのです。
しかし、リベンジ塗りを終えた今、はっきりと言えます。
私が最初に「なんか変……」と感じた理由は、自分の塗り方が雑だったから。
変だと思っていた配色も、丁寧に塗り直したら変じゃなかった。
「これって食べ物塗るのが苦手って言える?」
やっと自分の思い込みに気づきました。
自分の塗り方が雑だったこと。
雑だったために色が薄く配色が変に見えたこと。
それが、当時私が大失敗したと感じた原因でした。
食べ物のイラストかどうかは関係なかったのです。
たった一度失敗しただけで苦手だと決めつけるのは、あまりに早すぎるしとてももったいない。
苦手だと思い込んでしまうと、その対象を避けるようになってしまいます。
その結果、塗り続けていたら上手になっていたかもしれない未来まで閉ざされてしまうのです。
私はたった一度上手くいかなかっただけで、食べ物を塗るのは苦手だと思い込んでしまいました。
それからは食べ物を塗ることはできるだけ避けてきました。
食べ物メインのイラストの塗り絵本も買いませんでした。
本当にもったいないことをしてきたと思います。
以前こちらの記事で「食べ物がメインの塗り絵はそこまで惹かれない」と書いたんですが、今思えば苦手だと思い込んでいたためにフィルターがかかってしまっていたんでしょうね。
今まで食べ物を塗ることを避けてきたため、実物の食べ物らしく塗ったことはほとんどありません。
だから、もしかしたら本当に苦手という可能性もあります。
しかしリベンジ塗りのおかげで、実物に寄せようとしなくても食べ物のイラストを可愛く塗ることができるとわかりました。
食べ物ではなく食べ物の形をした「小物」だと思えば、自由に好きな色を選びやすくなりそうです。
実物の食べ物らしく塗る楽しみ方。
食べ物を可愛い小物に見立てて好きな色で塗る楽しみ方。
思い込みに気づいたことによって、自分の中の塗り絵の選択肢が増えました。
これで心置きなく食べ物メインのイラストの塗り絵本を買えそうです。笑
私のように塗り絵で苦手と感じている事柄がある人は、機会があれば、なぜ苦手なのか思い返してみてください。
実は関係ないことが原因かもしれません。
実は苦手ではないかもしれません。
実は思い込んでいるだけかもしれません。
選択肢や楽しみ方が増えるかもしれません。
リベンジ塗りを進める様子はこちら