ずっと前に途中放置し、続きを塗ることもできずにいたページを、消しゴムで消して塗り直そうという「リベンジ塗り」企画。
最終回です。
現在塗り直しているのがこちらのページ(リベンジ前)。
前回は、カップケーキのイラストの塗り直しが全て終わりました。
今回は最後の背景を塗る様子をご紹介します。
使用した塗り絵本
使用画材
当時と同じ色鉛筆、同じような配色で塗り直します。
背景もすべてこの色鉛筆を使用して塗っていきます。
Instagramでおなじみの「まるぽよ」に初挑戦
今回の背景は、Instagramでみなさんが「まるぽよ」と呼んでいるものに初挑戦します。
私が初めて「まるぽよ」を知ったのは、Chris Chengさんのこちらの動画でした。
Christmas Joy | Johanna's Christmas A Festive Coloring Book
みなさんが言ってた「まるぽよ」ってこれで合ってるかな……?
こちらの動画を参考にして塗っていきます。
なお、Chris Chengさんの塗り絵動画はどれもとても素敵なので、ぜひほかの動画も見てみてください。
塗っていきましょう
周りの枠イラスト
前回はこちら、メインのカップケーキをすべて塗り直したところで終わりました。
まずは周りの枠になっているイラストを塗っていきます。
当初途中放置したとき、なぜかこんな中途半端なところで終わっていました。
このカーテンのタッセルみたいなものは、当時と同じ配色で塗り直し。
内側のお花や葉っぱはなんとなくで色を決めました。
塗り直し後がこちら。
周りのイラストをすべて塗って、こんな感じになりました。
白背景に1つ1つのカップケーキの色が映えて、これはこれでとてもキレイですが、「まるぽよ」を塗ったら可愛いんじゃないかと思いつき挑戦することにしました。
まるぽよの下塗り
それではいよいよ「まるぽよ」を塗っていきましょう。
「きみどり」でランダムに円を描きます。
円の外側を塗ります。
少しずつ近くの円と繋げていきます。
今度は先ほどより小さい円を描いてみましょう。
同じように円の外側を塗り、近くの円と繋げていきます。
このようにひたすらランダムな場所にランダムな大きさの円を描き、円の外側を塗る作業を繰り返していきます。
こんな感じになります。
この後さらに塗り重ねていくので、この時点での塗り方はざっくり程度。
円の位置を決めるための下塗り……というイメージで塗りました。
きみどりをすべて塗り終わった時点でこのようになりました。
背景が真っ白だったときより明るい感じになりましたね。
ここからさらに背景に色を重ねて濃くしていきます。
まるぽよ重ね塗り
先ほど円を描いて下塗りしたこちらの部分。
上から「えめらるどいろ」を重ねていきましょう。
円の形に沿って「えめらるどいろ」を塗ります。
近くの下塗りの上に、「えめらるどいろ」で適当に円を描きます。
ここにもう少し円が欲しいかなという場所に、「えめらるどいろ」で円を描き足しました。
円の外側を塗り、近くの円と繋げていきます。
少しずつ範囲を広げながら「えめらるどいろ」を重ねます。
すべて「えめらるどいろ」で塗りつぶすとつまらないので、「きみどり」も使ってグラデーションにします。
「きみどり」は下塗りよりしっかり塗り込んでいます。
下塗りよりも鮮やかな色になりました。
上の方も「きみどり」を重ねてグラデーションのようにしていきます。
ひたすらこの作業の繰り返し。
こんな感じになります。
ケーキの上の鹿さんもなんだかファンシーな雰囲気になりました。
最後に背景の四隅に「みどり」を重ねて色のメリハリをつけます。
本当はもっと多くの箇所に「みどり」を重ねたかったんですが、あまりキレイに色が乗ってくれなかったので四隅だけで我慢しました。
手直し
よし!完成〜!
…… と言いたいところですが、最後に1箇所だけ手直しします。
1番最初にリベンジ塗りをした鹿さんのカップケーキ。
塗り直しで紙が弱っていたことに加えて、力加減もあまりよくわからず無理やり塗り直したせいか、 他のカップケーキを塗り直している最中にところどころ紙がえぐれて剥がれていました。
白くなっているところを「うすべにいろ」で慎重に塗ります。
ボロボロでかわいそうだったケーキがキレイになりました。
これで手直し完了です。
完成!!
夫から「メロンソーダのよう」と言われました。
「まるぽよ」ってこれのことでいいのかまだ不安ですが(笑)、可愛くできたので満足です。
最後にリベンジ前(2年前に塗ったもの)とリベンジ後を見比べてみましょう。


別人が塗ったんじゃなかろうかというくらいの差。
当時の配色を活かしながら満足できる形に仕上げることができて本当に良かったです。
終わりに
「リベンジ塗り」企画、全7回。
長々とお付き合いくださりありがとうございました。
リベンジ塗りの様子を少しでもみなさんに楽しんでいただけたなら、私も嬉しいです。
2年前このページを失敗したことで、「自分は配色のセンスがないんだ」とか「食べ物塗るの苦手なんだ」とか、色々な苦手意識が生まれてしまっていました。
しかし、今回「リベンジ塗り」をしたことで、自分が苦手だと思っていたことはそうじゃなかったのかもしれないということに気づくことができました。
そして、同じページ、同じ画材、同じ配色、違うのは塗り方だけ。
この方法によって、自分の成長をわかりやすい形で感じることができたし、「比べる相手は他の人ではなく過去の自分」ということを強く認識しました。
この辺のことはまた別の記事で詳しく書けたらなと思います。
何はともあれ、「塗り直したら面白いかもしれない」という思いつきと勢いだけで始めたにもかかわらず、予想以上に気づきや発見があって本当に楽しかったです。
塗り絵はもっと自由でいい。
塗り絵は楽しい。
塗り絵を始めてもうすぐ2年になりますが、今改めてこのタイミングでこの気持ちに気づけて本当に良かったなと思います。
興味のある方は、ぜひぜひ「リベンジ塗り」やってみてください。
何か新たな発見があるかもしれません^^
ではまた次回〜。
2020年に新たなリベンジ塗りを始めました