ちづるのもっと!ぬりえライフ

大人の塗り絵(コロリアージュ)を通して、自身の体験をもとに、ぬりえライフをもっと楽しむための情報を発信しています。

MENU

【ご質問】配色を決めるときブルーベースやイエローベースを意識していますか?

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

今日は配色に関するご質問をいただきました。

塗り絵を始めてから塗り方や色鉛筆画家さんなどのHPを見ていると、「色には”ブルーベース”と”イエローベース”があり、イエローベースとブルーベースを混色すると色が濁る」とか、「ブルーベースやイエローベースで統一すると多くの色を使っても統一感が出る」といった記載がありました。

しかし、私は色を見ただけでその色がブルーベースなのかイエローベースなのかさっぱり分からず、ただでさえ配色に悩むのに、ますます悩むようになりました。

ちづるさんも配色を決める時、ブルーベースとかイエローベースを考えてらっしゃいますか?

また、配色や重ね塗りで気を付けていることはありますか?

ご質問ありがとうございます。

イエローベース、ブルーベース、考えたことないです!(笑)

というか、恥ずかしながらご質問をいただいて初めて、色鉛筆にもイエローベースやブルーベースがあることに気がつきました。

パーソナルカラーにおいては知っていたんですが、まさか塗り絵でも適用されるとは思わず。

でも良く考えたら、配色もパーソナルカラーも同じ「色」を扱っているのだから十分ありえますよね。

今回は「イエローベース」「ブルーベース」に対する私の考えや、私が普段配色や重ね塗りで気をつけていることをお話したいと思います。

f:id:chizurumaro:20170727125229j:plain

 

そもそもイエローベースとブルーベースとは?

メイクやファッションにおいて、パーソナルカラーとして意識している人も多いかもしれませんね。

今回は色鉛筆のイエローベース、ブルーベースについて少し調べてみました。

垣内美術館さんによると、

イエローベースは温かみの感じられる色、ブルーベースは冷たさの感じられる色

それぞれの色のグループ同士なら、カラフルにしてもベースの色が同じなので、絵全体の色の統一感ができます

[色鉛筆でこんな風に描いてます] by 垣内美術館

とのことです。

なるほど~。

例えば一口に「緑色」と言っても、黄色みが強い緑色と青みが強い緑色がありますしね。

手持ちの色鉛筆の色数が多ければ、違いがわかりやすそうです。

 

ちなみに、色鉛筆画家の若林眞弓さんによると、ホルベインの色鉛筆はイエローベース、ブルーベースの両方が揃っているそうです。

BeltaのColored Pencil Gallery 色鉛筆ギャラリー » ホルベイン 色鉛筆36色セットについて

ほかにも以下のサイトで、ホルベイン色鉛筆はイエローベース、ブルーベースに分かれて並んでいるという説明がありました。

キャラを描きはじめる前にーアーティスト色鉛筆とはなんぞや

私が調べた限りではありますが、ほかの色鉛筆に比べてホルベインアーチスト色鉛筆は、イエローベース、ブルーベースを意識した作りになっているみたいですね。

そのうち買おう(笑)。 

ホルベイン 色鉛筆 150色 セット 紙函

ホルベイン 色鉛筆 150色 セット 紙函

  • 出版社/メーカー: ホルベイン画材
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

配色はイエローベースやブルーベースを気にするべき?

ご質問者さんがベース色を気にしすぎて塗り絵を楽しめていないのであれば、一旦ベース色は無視して好きなように塗ったほうが良いと思います。

ベース色を意識することによって全体にまとまりが出るということはなんとなく想像できますが、だからといって必ずそれをしなければいけない訳ではありません。

ベース色を気にしなくても塗り絵を楽しむことはできます。

私は今まで一度も気にしたことがありませんし、配色でやらかしたこともありますが、塗り絵をとても楽しめています。

 

ベース色を元に色を選ぶこと自体は、配色を考えるときの1つの目安になって便利だと思います。

でもいきなりベースを意識して色を見分けられるかというと、それはちょっと難しそうですよね。

だからまずは、あまり考えすぎず好きなように塗ってみてください。

たくさんの色を実際に塗っていくうちに、「これは青みがかってる」「これは黄色みが強い」ということがそのうちなんとなくでもわかってくると思います。

 

また、色の選び方を上達させたければ、配色の基礎知識を勉強してみたり、配色本を参考にすることも1つの方法です。

大事なのは、楽しむこと。

配色に悩みがちであれば、無理せず配色本に助けてもらいましょう。

配色本の力を借りて悩む時間を減らせば、塗ることに集中しやすくなります。

 

イエローベース、ブルーベースは確かに配色を決めるときの基準になるかと思いますが、配色の決め方はほかにもあります。

まずは無理せず、今の自分がすぐできる方法から取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

ちづるが配色や重ね塗りで気をつけていること

重ね塗り

重ね塗りで意識していることはいくつかあります。

同系色のグラデーションを作るときは、同系色の中から薄い色、濃い色、その中間の3色を選ぶこと。

グラデーションを作るときは、同系色同士であっても、異なる色同士であっても、薄い色をフル活用して自然なグラデーションになるようになじませること。

(そのため薄い色はすごい勢いで減ります。)

また、陰影を作るときは、メインの色に反対色を重ねて影を表現することが多いです。

 

配色

配色については、たくさんの色を使うとカオスになるのでメインの色数は少なめに抑えることが多いです。

色の選び方は、好きなものを参考に色を決めたり、補色で塗ったり。

また、好きな色を選んで「この組み合わせで変じゃないかな?」と考えながら塗ることが多いです。

 

しかし、先日の記事でも書いたんですが、最近配色の決め方について考え方が変わりました。

リベンジ塗りをしたことで、どんな色を組み合わせても大丈夫なんじゃないかということに気づいてしまったのです。

また、今まで配色本を全然使いこなせていなかったんですが、勉強になるし面白いのでもっと配色本を取り入れてみようと思うようになりました。

そして今回ご質問いただいたイエローベース、ブルーベース。

この考え方も面白いしぜひやってみたい。

今はとにかく自分に制限をかけず、興味のあることをいろいろやってみたいと思っています。

だから今後、私の配色の決め方はどんどん変化していく可能性があります。

どんどん良くなるかもしれませんし、どんどんカオスになるかもしれません(笑)。

 

そんな中でも自分が意識して特に大事にしていることは、「楽しそう」と思えるかどうか。

自分が楽しいと思えるか、楽しめているか。

それが、私が塗り絵において何よりも大事にしていること。

これは配色の決め方においても同様です。

「こうやって色を選んだら楽しいんじゃない?」

「この配色で塗ったら面白そう!出来上がりを見てみたい!」

配色において私がずっと一貫して意識していることは、

「楽しそう」

「面白そう」

「出来上がりがどうなるのか見てみたい」

この気持ちがあるかどうかなのかもしれません。

 

終わりに

イエローベース、ブルーベースの考え方。

知識としては知っていたんですが、色鉛筆にも適用できることに全く気づかなかったため、ご質問をいただいて「あ~!確かに!」と目からウロコ状態でした。

面白そうなので私もぜひベース色を意識して塗ってみたいです。

みなさんは、イエローベース、ブルーベースを意識していますか?

ぜひぜひ色々な配色を試してみてください。

ではまた次回~。

 

過去にいただいたご質問やご相談はこちら


こちらの記事もどうぞ