大人の塗り絵(コロリアージュ)がブームとしてメディアに取り上げられるようになってから、「塗り絵にはストレス発散や癒し、瞑想、自律神経が整うなどの効果がある」というような文言をあちこちで目にするようになりました。
正直なところ、私自身塗り絵をしていて癒しを感じたかというと微妙なところです。
楽しさはいつも感じていますが、癒し……癒し……うーん……。
長時間集中して塗ることもありますが、頭の中ではいつもあれこれ考え事をしています。
そのため、瞑想状態とも言えなさそう。
以前、読者の方からご質問をいただき、私が感じた塗り絵の効果をお話しました。
ストレス発散や癒し効果とは少し違いますが、今改めて別の効果を感じています。
それは、私にとって塗り絵にはデトックス的な側面があるなということです。
デトックス(detox)とは、体内に溜まった毒物を排出させることである。
ーwikipediaより
一般的に「デトックス」という言葉は身体的な面で使われることが多いです。
しかし私の場合、「自分の心の奥底にあるものを表に出す」という心理的な意味でデトックス効果を感じました。
(悪いものというわけではないのですが。)
先ほども少し触れましたが、私は塗り絵をしているとき様々なことを考えています。
今塗っている目の前の塗り絵のことや、次に何を塗ろうかなということ。
このブログを書くようになってからは、塗りながらブログに書きたいことを考えることが多くなりました。
それ以外にも、自分の固定観念や思い込み、もうちょっとどうにかしたいなということ。
これからの自分のこと、どういうことをしていきたいかということ。
日常生活ではあまり表に出てこない気持ちや考えが、塗り絵をしていると表面化しやすくなるのです。
だから、塗り絵をすると色々な気づきがある。
さらに、塗り絵を通して気づいたことや感じたこと、自分の気持ちをこうしてブログに書くことも、私にとってはとても大きな効果がありました。
自分の心の奥底にあるものを、塗り絵をすることでどんどん表に出す。
「私こんなこと考えてたんだ!」とあれこれ気づく。
それをブログを通して表現する。
この一連の流れを経て、どんどん新しい自分になっていく。
そういう意味で、私にとって塗り絵はデトックス効果があったのかなと感じています。
補足
私が感じた効果はもしかしたら「デトックス」よりも適する言葉があるかもしれません。
ただ、潜在意識や、顕在意識というようなものともちょっと違う。
「気づきにくい気持ちや考えを表面化することで新しい自分になっていく」というイメージがデトックスに近かったので、今回このような表現にしてみました^^
なお、今回のお話は科学的・医学的な観点からそういう効果があったと検証されたわけではなく、あくまで私個人が感じたことなので、この点ご注意くださいますようお願いいたします。