先月から少しずつ油性色鉛筆・色辞典のカラーチャートを作り直していました。
「色鉛筆ワークブック」を始めたことによって以前と塗り方が変わり、ポリクロモスやプリズマカラーのカラーチャートをキレイに塗ることができるようになりました。
そうなると、2年前に作った色辞典のカラーチャートの拙さが気になって仕方ない。
そこでこちらも作り直すことにしました。
カラーチャートではありますが、久しぶりに色辞典を全色使ってみて気づいたことや、2年前との比較をご紹介します。
色辞典とは
トーンごとに色が分けられている油性色鉛筆です。
2年前に購入しました。
詳細はこちらをご覧ください。
2年前と比べてみました
塗り方を変えたことで、2年前のカラーチャートとどれくらい変わったかを見てみましょう。
まずは2年前のベリーペールトーン、ペールトーン。
こうなりました。
ベリーペールトーン、ペールトーンは色が薄く、特にベリーペールトーンはなかなか色が乗らないため、2年前はどうにか濃くしようと力任せで塗っていました。
後ほど詳しくお話しますが、今回塗り直してみて
「ベリーペールトーンもペールトーンもこんなにキレイな色だったんだ!」
ととても驚きました。
次はビビッドトーンと蛍光色。
2年前がこちら。
こうなりました。
ビビッドトーンは2年前よりきめ細やかになり、キレイにグラデーションができるようになりました。
蛍光色は、こちらの記事で2年前との感じ方の違いを詳しくお話していますので、ぜひご覧ください。
最後はライトグレイッシュトーン、ディープトーン、ダルトーン。
2年前がこちら。
こうなりました。
今回はディープトーンとダルトーンの順番を入れ替えています。
ディープトーン、ダルトーンは深みのあるキレイな色が多いです。
2年前よりも、色の深みをよりキレイに表現できるようになったかなと思います。
ライトグレイッシュトーンは明るめの色。
2年前はなんとか濃くしようと力任せに塗っていましたが、今回は荒々しさがなくなりました。
透明感がすごい
薄く明るい色であるベリーペールトーンとペールトーン。
ベリーペールトーンは特に色が薄く、単色で塗ると色が見えにくいです。
そのため、以前は下地やぼかし役として使用していました。
しかし今回カラーチャート作りで改めて塗ってみたところ、ベリーペールトーン・ペールトーン共に、とにかく透明感がすごいことに気づきました。
こちらはベリーペールトーン。
色が薄いことには変わりないんですが、以前と塗り方を変えたことで、きめ細やかで透明感のある仕上がりになりました。
2年前に作ったカラーチャートは、なんとかして濃い色を出そうと力任せで塗っていたため、あまりキレイではありませんでした。
しかし今回薄く優しく塗り重ねたことで
「ベリーペールトーンってこんなにキレイだったの!?」
ととても驚きました。
こちらはペールトーン。
ベリーペールトーンと同様に、力任せに塗るのをやめて、薄く優しく何度も塗り重ねたことで、きめ細やかで透明感のある仕上がりになりました。
2年前は力任せに塗っていたこともあり、「透明感」なんて全く気がつきませんでした。
水彩色鉛筆(水あり)や透明水彩ならわかりますが、油性色鉛筆でも透明感を表現できる色があったことに驚きました。
色辞典の良さを再発見
色辞典にはとてもキレイな色が揃っていると改めてわかりました。
ディープトーンやダルトーンなどの濃い色がキレイなのは以前からわかっていましたが、今回は何と言っても薄い色の良さを再発見できたことが1番大きいです。
そして、濃くしたいからと言って、力を入れれば良いというわけではないということを痛感しました。
ひたすら薄く優しく何度も塗り重ねたことで濃くすることができたし、力任せで塗っていたときよりも断然キレイ。
塗り方が違うとここまで変わるのかと本当に驚きました。
ベリーペールトーン・ペールトーンは色が薄いため、単色で塗ることが難しいとずっと思っていました。
しかし、単色でも根気よく丁寧に色を重ねていけば、実はとてもキレイな色だったのかもしれないと、購入から2年経ってようやく気づきました。
うわー!こんなにキレイな色だったのか!
塗り方を知らなかったとはいえ、「今までもったいないことをしてきた」という気持ちがとても強いです。
そして、本当はとてもキレイで良い色鉛筆だったのに、自分の技術が拙かったばかりに未熟な中で勝手に判断してしまって、色辞典に申し訳なかったなとも思います。
今回カラーチャートの作り直しを通して、色辞典の良さに改めて気づくことができました。
今の塗り方で作品に色辞典を使ったらどうなるのか。
ちょうど色辞典作品の塗りかけがあるので、近いうちに試してみたいと思います。
とても楽しみです!
終わりに
色辞典のカラーチャート、2年前とのビフォーアフターいかがでしたか?
「もったいないことをしてきたな」というのが1番の感想です。
塗り方が変われば色鉛筆に対する感じ方も変わることがよくわかりました。
今まで私なりの色辞典の感想を何度かご紹介してきましたが、今後色辞典を使っていく中でまた新たな感想をご紹介できそうです。
今年は色辞典を全然使わなかったので、来年はたくさん使えたらいいなと思います。
ではまた次回〜。