ジョハンナ・バスフォードさんの新刊の塗り絵本「Flowers 花を彩るぬりえブック」が、今月発売になりましたね。
今日は早速、特徴や素敵だなと感じた点をご紹介します。
「花」の表現方法が豊か
ジョハンナさんと言えば、コロリアージュブームを巻き起こした「ひみつの花園」の作者さんです。
「ひみつの花園」もお花がたくさん描かれている塗り絵本ですが、今回発売された「Flowers」は、さらにお花に特化した塗り絵本になっています。
花のイラストを扱った塗り絵本はすでにたくさん発売されていますが、「Flowers」を見て、「お花の表現方法ってこんなにあるんだ!」と感じました。
ジョハンナさんの描くお花は、まさに多種多様。
例えば、こちらの左ページのイラストは、様々なお花を集めて円を作り出しています。
これは、今までのジョハンナさんの塗り絵本でもよく見る構図ですよね。
右ページは、多肉植物(?)の鉢植えを並べて真上から描いた構図。
斬新で面白いなと感じました。
こちらはお花が1つずつ並べて描かれているページ。
まるでお花の標本や図鑑のよう。
今までのジョハンナさんの塗り絵本ではあまり見ない構図なので、新鮮です。
こちらは実験室のようなイラスト。
お花を使って何か研究をしているのでしょうか?
ハーブを扱う研究……というイメージで塗ると、ふんわり爽やかな雰囲気になりそう。
魔女の部屋をイメージして、ダークな雰囲気で塗っても面白そうです。
お部屋の内装のイラストは見ているだけでワクワクしますね〜!
色々な種類のお花をたくさん集めて、この部屋で何が行われているのか?
そんなことを想像しながら塗ると楽しそうなページです。
一目見て「素敵だな〜!」と思ったのが、こちらの見開きページ。
お花やキノコが咲いている中に、小人さんが住んでいそうなお家があります。
家の屋根がお花で作られているのがとても可愛い!
童話の1ページとして登場しそうな、想像力をかきたてられるイラストです。
このほかにも、お花のイラストがたくさん登場します。
一言で「お花」と言っても、お花の描き方、モチーフとの組み合わせ方、構図によって、こんなに表現方法があるんだなと感じた1冊でした。
素敵なエピソード
本の冒頭のイントロダクションにあった、ジョハンナさんのメッセージが印象に残りました。
わたしの祖母のジョアンは、ガーデニングと絵が大好きでした。
初めての花に出会うと、家にある植物図鑑で調べるのですが、イラストが白黒だったので、祖母はそのたびに花を見ながら丁寧に色を塗りました。
その図鑑はだんだん色鮮やかになっていき、祖母の人生をいろどる花たちの物語ができあがったのです。
なんて素敵……!
図鑑に少しずつ色を塗っていくジョハンナさんのおばあさんの様子を想像すると、とてもほっこりします。
この「Flowers」、好きな色で塗るのはもちろんのこと、ジョハンナさんのおばあさんのように、自分が出会った素敵な色のお花を思い浮かべながら塗っても楽しそうだなと思いました。
表紙はオシャレなピンクゴールド
表紙のカバーイラストは、ところどころでピンクゴールドが光っています。
タイトルもピンクゴールドで素敵です。
ただ可愛いだけでなく、大人っぽいオシャレさもある表紙ですね。
巻末には大きなイラストページが!
こちらは塗り絵本の巻末。
左は、色合いや裏移りを試すことができるテストページ。
そして右のページは……
開くと大きなイラストが!
両面それぞれ異なるイラストが描かれています。
これを塗りきれたらものすごい達成感を味わえそうですね。
ちなみに、本のカバー裏やカバー下にもお花のイラストがたっぷり描かれています。
購入したらぜひそちらも見てみてください。
少しだけ塗ってみました
我慢できず、早速少しだけ塗ってみました。
ジョハンナさんのイラストを塗ったのは久しぶりなので、どんな風に出来上がるかとても楽しみです。
終わりに
ジョハンナさんの新刊塗り絵本、いかがでしたか?
「ひみつの花園」オフィシャルブログさんでもご紹介されているので、ぜひこちらも見てみてください。
ではまた次回〜。