ちづるのもっと!ぬりえライフ

大人の塗り絵(コロリアージュ)を通して、自身の体験をもとに、ぬりえライフをもっと楽しむための情報を発信しています。

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加筆で気づいた、色の濃さに変化をつけて塗る楽しさ

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レイラ・デュリーさんの塗り絵「FLORIBUNDA」。

完成まで1年近くかかってしまい、序盤に塗り終わったお花が途中で色落ちするという事態が起こりました。

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黄色がとても薄くなってしまいました。泣

そこで、色落ちが気になったお花を2つだけ、再度重ね塗りすることにしました。

今日は、加筆していく中で気づいた「色の濃さの調整」についてお話しします。

 

規則性のある塗り方が好き

これまでは、自分で決めた色を決めた手順で毎回同じように塗っていました。

例えば、黄色のお花を塗るときは、

①黄色で下塗り

②影に紫色を重ねる

③影にオレンジ色を重ねる

④全体に黄色を重ねる

というように、すべての花びらを決めた色・決めた手順で、同じような濃さに塗っていたのです。

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どうやら私は規則性を持たせることが好きみたいで、こういう塗り方がとても楽しく、これまで特に問題を感じていませんでした。

今回色落ちしたお花を加筆するときも、特に何も考えず、同じ手順で同じように塗ることにしました。

 

影の濃さにも変化をつける

今回の加筆は、前述した黄色のお花の塗り方と同じ手順で行いました。

①は省略し、

②影に紫色を重ねる

③影にオレンジ色を重ねる

④全体に黄色を重ねる

この手順で、すべての花びらに重ね塗りをしていきました。

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やはり加筆をすると、どれだけ色落ちしていたかがわかりますね。 

しかし、途中まで塗り進めて気づきました。

あれ?なんだか濃い……?

1回目と同じような手順で重ね塗りをしたら、なんだか色が濃すぎる気がするのです。

 

そこで、途中から、

・手前にある花びらは影の濃さを少し薄めにする

 (紫色は少なく、オレンジ色は多くする)

・奥の花びらの影は濃いめにする

 (紫色もオレンジ色も多くする)

と、花びらの場所によって影の濃さを変えることにしました。

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そうして出来上がった加筆後のお花がこちら。

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お花全体の3/4くらいを塗ってから、色の濃さの違和感に気づいたため、実際に色の濃さを調整できたのはお花の左上部分のみです。

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お花の右側は、手前の花びら・奥の花びら関係なく、全体的に濃ゆ~い色になっています。

左上のみ、手前の花びらの影を薄く、奥の花びらの影を濃くしました。

そのため、右側に比べると少しだけスッキリした出来上がりになっています。

(気持ち程度の調整なので、わかりにくくてごめんなさい。)

今回行なったこの影色の濃さの調整は、私にとって新たな発見でした。

 

1回目に塗ったときは、影の濃さを調整するなんてまったく思いつかず、規則的な塗り方を楽しんでいました。

しかし、加筆で重ね塗りをしたとき、影をすべて同じような濃さで塗ると、のっぺりした印象になることに気づいたのです。

ただ単に影をつけるだけではなく、影の色の濃さにも変化をつける。

すると、のっぺりしていた絵に、なんとなく変化が生まれてきた気がする……!

このことに気づいたら、もう作品も終盤だというのに、塗るのがさらに楽しくなってしまいました。

 

塗り方に変化をつけると楽しい!

影をすべて同じ濃さで塗っていたときに意識していたことは、

・影をつける場所を考える

だけでした。

しかし、今回加筆作業をしたことによって、

・影をつける場所を考える

・さらに、場所によって影の濃さにも変化をつける

というように、塗るときに考えるべきことが増えました。

同じ濃さで塗り続けていたときは単純作業になってしまい、正直なところ少し飽きることもありました。

それが、影の濃さにも変化をつけるようにしたことで、単調だった作業に変化が生まれ、塗るのがますます楽しくなったのです。

手間は増えてしまいましたが、塗り方に新しい発見ができたこと。

そしてそれが、自分にとって楽しく感じられることだったのはとても良かったです。

今後は、影の濃さに変化をつけながら塗ることも楽しんでいけたらいいなと思います。

 

加筆をしてはっきりした色合いに

今回、色落ちしたお花を加筆するか迷いましたが、結果やって良かったと思っています。

加筆したお花はこの2つ。

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もう1つの黄色いお花も、1つ目のお花と同じように影の濃さに変化をつけながら加筆しました。

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色落ちした状態も、これはこれでありかなと思いました。

しかし、今回の塗り絵はもともと元気な色合いにしたかったので、加筆したことではっきりした色合いにできました。

そして、影の色の濃さに変化をつけるという楽しさも発見できたので、思い切って加筆をして良かったです。

 

終わりに

今日は、「影の色の濃さに変化をつけるのが楽しい!」というお話でした。

技術的にまだまだ未熟ではありますが、塗っていくなかで少しずつ色々なことに気づき、試してみて、さらに塗り絵を楽しんでいけたらいいなと思います。

今後の塗り絵で、影の色の濃さに変化をつけながら塗ることが楽しみです。

さて、1年近く塗ってきたこのレイラさんの塗り絵、先日ようやく完成しました。

次の記事で、完成した全体像をご紹介できたらいいなと思います。

ではまた次回〜。

 

塗り絵「FLORIBUNDA」を塗る様子はこちらからどうぞ

 

こちらの記事もどうぞ

色落ちしたときの記事はこちら 

お花を黄色で塗る様子はこちら

影をつける楽しさについての記事はこちら