前回の記事で予告したとおり、今回は「広い範囲の塗り方」をご紹介します。
前回の記事はこちら。
実は範囲の広い狭い関係なく、大体いつも同じ塗り方なんですが、広い範囲のときは特にグラデーションを意識するようにしています。
(できているかはおいといて。)
全面ベタ塗りは、塗り絵を始めた頃はそればかりでしたが、最近はあまりしていません。
前回塗った、くるみ割り人形の主人公・クララのドレスを使って、こんな風に塗ってますよ〜というのを説明していきます。
使用した塗り絵本
使用した色鉛筆
クララのドレスに使用した色は次の2色です。
119 light magenta
123 fuchsia
【119】は薄い紫がかったピンク。
【123】濃いピンクです。
今回はこの2色を使って説明していきます。
塗り方は「力を抜いて」「少しずつ」
まず【119】で、端からうすーく塗っていきます。
力を抜いて、なでるように、小さい円を描くようにくるくると。
焦らないでちょっとずつ塗ります。
最初の段階では、白い部分を残しておきます。
この後、端や影の部分を少しずつ濃くしていきます。
全体を大体薄く塗ったら、同じ【119】を使い、最初より気持ち筆圧強めで濃くしていきます。
このときすべてを濃くするのではなく、裾や影の部分のみ濃くします。
塗り方は先ほどと同様に、小さい円を描くようにくるくると。
クララのドレスは女の子らしく、よりピンク色を強調したいので、ここで【123】を使います。
濃くしたい部分に【123】を重ねます。
今回はドレスの裾部分。
筆圧弱めにくるくると塗ります。
最初に塗った色と自然なグラデーションになるように、【119】をさらに上から塗り重ねます。
【119】は【123】の上から塗りますが、同時に周囲の色となじませるイメージで、【123】より広範囲を塗ります。
この「周囲となじませる」作業をしていくうちに、最初に白く残しておいた部分がちょっとずつ侵食されていきます。
他の部分も、スカートの裾と同じ要領で濃くしていきます。
白い部分が大分侵食されました。
自然なグラデーションに近づけたでしょうか。
ドレスの他の部分も同じように塗りました。
最初にすべてを塗らず、白い部分を残しておくと後から濃さの調整がしやすいです。
全面を同じ色み、同じ濃さで塗りつぶすのも好きなんですが、同系色で色の濃淡を表現するのがすごく好きで、最近ではもっぱらこの塗り方ばかりです。
塗り終わってから気づいたけど、動画で撮ればよかった\(^o^)/
終わりに
いかがでしたか。
塗り絵を始めた頃は、グラデーションのやり方がわかりませんでした。
いろいろ塗ってみて、現在のこの塗り方に落ち着いています。
広い範囲やグラデーションの塗り方がわからないという場合は、少しでも参考になれば嬉しいです。
この塗り方や他の方の塗り方を参考にしながら、自分に合った塗り方を見つけてみてください。
それではまた次回〜。