今日はTwitterやInstagramなどのSNSに関するお話。
こんなご相談をいただきました。
先日友達に会ったとき、塗り絵の話題になりました。
塗り絵専用でInstagramを始めて数人のフォロワーさんに作品を褒めてもらえたことや、ちづるさんとこうしてSNSでお話したり、たまに塗り絵の悩みのことで相談に乗ってもらったりすることなどを友達に話したら、
「たくさん友達ができたね!よかったね!」
と言われました。
そこで少し疑問に思ったのですが、SNS上だけでやりとりしている、会ったこともなければ顔も本名も知らない人たちのことを「友達」だと思ってよいのでしょうか……。
ちづるさんはどう思われますか?
SNSを利用していて、同じように疑問を持ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
率直な私の考えをお話すると、
「あなたが友達だと思えば友達だし、そう思わないのであれば友達ではない」
になります。
SNS上のやりとりだけで「友達」と思うかどうかは人それぞれ。
友達だと思っている人もいれば、そうでない人もいるはずです。
今回は塗り絵関係のつながりに限定して、私の考えをお話します。
顔も本名も知らないからこそ多少の警戒は必要
TwitterやInstagram、Facebookを通して、塗り絵という共通の趣味を持っている人とつながるようになった人は多いと思います。
頻繁にコメントでのやりとりを繰り返す内に、親しみがわいてきて「友達」と思う人もいるでしょう。
さらに進んで、塗り絵交換をしあったりしてより親密になったところで初めて「友達」と思う人もいるでしょう。
一方で、実際にはリアルに顔を合わせたことがないから「友達」ではないという人もいるはず。
「友達」の捉え方は人それぞれ。
「友達とはこういうもの」と定義するのはなかなか難しいですよね。
だから、こちらは友達だと思っていても、相手はそうは思ってない可能性があります。
それが良い悪いとかではありません。
「私は友達だと思ってたのにひどい!」と相手を責めるようなことでもありません。
インターネット上で簡単に繋がれるようになる一方で、トラブルも発生する可能性があるため、誰もがある程度は注意しなければならないのです。
私が「ぬりえライフアドバイザー」として活動を始めてから、SNSによる人間関係のトラブルに関してご相談が数件ありました。
いずれもブログ記事にはせず個別で回答しましたが、どれも直接顔を合わせていないがために起こりうる問題だと感じました。
顔が見えない短い文章でのやりとりは、相手の表情や雰囲気、反応を見ることができません。
そのため、些細な行き違いで突然相手の態度が変わってしまって困ったという方や、自分の投稿した内容に対して突然言いがかりをつけられたという方もいらっしゃいました。
おそらく、顔も本名も出さずに済むから、強気な態度で出てくる人がいるのでしょう。
(そういう人は直接面と向かって同じことを言えるのか謎です。)
たくさんの人がSNSを利用している時代です。
どうしても自分とは合わない人も、言い方は悪いですが変な人というのも一定数います。
だから、トラブルに巻き込まれないためにも多少の警戒をすることは必要です。
したがって、数回のコメントのやりとりでは「友達」とは思わない人もいます。
実際に顔を合わせて話す仲でなければ「友達」とは思わない人もいます。
あなたが「友達」と思っていても相手がそう思っていないようであれば、それはその人が不必要なトラブルを避けるために自衛をしているのかもしれません。
ちづるにとっては「塗り絵仲間」と「お客さん」
さて、私はどう思っているのか。
基本的にはSNS上のやり取りでは「友達」とは思っていません。
それよりも、共通の塗り絵という趣味を持っている「塗り絵仲間」さん、という認識がとても強いです。
投稿内容を通して、お互いに塗り絵について情報交換をしたり学んだり。
SNSは自ら発信することで誰もが先生になりうるので、互いに教え教えられることが多々あります。
そのため、「友達」よりも、共通の趣味を楽しむ「仲間」という言葉の方がとてもしっくりくるのです。
また、ぬりえライフアドバイザーとしての活動を始めてからは、ご質問やご相談をくださる方は私にとって「お客さん」です。
現状金銭のやり取りは一切発生していませんが、「ぬりえライフアドバイザー」は私にとってお仕事という意識がどんどん強くなっています。
他の誰でもない「ぬりえライフアドバイザーのちづる」を頼って悩み事を相談してくださった方には、私の精一杯の気持ちを文章にしてお答えしたいと思っています。
そのうち個別にお会いしてお話しするコンサル的なものができたらな~と密かな夢を抱いたりするくらいには、お悩み相談にお答えするのが大好きです。
ちなみに私にとって「友達」とは、塗り絵をしない自分も受け入れてくれる存在です。
リアルな友人の中で共通の「塗り絵」という趣味を持つ人は1人だけ。
その友人と会ったときも塗り絵の話題はほんの少しだけで、それ以外は全然関係ない話ばかりしています。
他の友人に至っては塗り絵の話題なんて一切出ませんし、お互いの近況を聞いてあーでもないこーでもないと話すばかり。
それが普通だしそれがすごく楽しい。
「塗り絵をしている私」は、あくまで私の一部分でしかありません。
他にもたくさんの「私」を形づくる要素があるので、それもひっくるめて受け入れてくれるのが「友達」だと思っています。
こう考えると、私は実際に顔を合わせて少しずつ関係を築いてから「友達」だと思うタイプですね。
実際に顔を合わせて話したときの話し方や雰囲気、空気感みたいなものから、「この人は自分と合うかな、友達になれるかな」と判断することが多いかもしれません。
ネット上のやりとりだけでは、どうしてもそこまではわからず文章の雰囲気から読み取るしかありません。
文章から人柄がわかることもありますが、書き方次第で印象は変わります。
「実際に会ったら思っていた人物像と違った!」ということが起こりそうなので、SNSのやりとりだけでは「友達」とは言いにくいのかもしれません。
終わりに
私が学生の頃は、学校の友達と携帯でメールのやり取りをするのが普通でした。
携帯電話はあくまでリアルの友人ありきの連絡ツールであり、自分が見える範囲が世界の全てでした。
大学生になって、Twitterが登場し、そこからインターネット上だけでの交流が少しずつ増えてきました。
最近ではInstagramも当たり前になってきて、SNS上だけでのやりとりが珍しくなくなってきています。
昔と違ってインターネット上だけでのやり取りが当たり前になってきている現在、「友達」の定義も少しずつ変わってきているのかもしれませんね。
皆さんはいかがですか?
SNS上だけでやりとりしている人を友達だと思っていいのか迷ったら、あなたにとって「友達」とはどんな存在かを改めて考えてみるといいかもしれません。
トラブルに巻き込まれないようある程度自衛もしながら、SNSでの交流を楽しんでくださいね。
ではまた次回~。
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