今日はリベンジ塗りに関するご相談です。
ちづるさんのリベンジ塗りを見て、私も同じことをやってみました。
最初のうちは気に入らないところは全部やり直そう!という意気込みもあり楽しかったのですが、いつでもやり直せるとわかったからか、今度は何を塗っても消してしまいたい衝動にかられます。
これじゃない感をひしひしと感じてしまい……。
ちづるさんは塗り直しの最中に違和感を感じることはありませんか?
もしあるなら、そんなときはどうしていますか?
リベンジ塗り、見てくださってありがとうございます!
私が取り組んだリベンジ塗り、こちらですね。
リベンジ塗り自体はこの1回だけなんですが、その中で感じたことを踏まえてお答えしていきますね。
違和感は個性
「塗り直しの最中に違和感を感じたことはありませんか?」というご質問について。
違和感しかありませんでした。笑
塗り直す直前から「この配色やべーな(笑)」と思っていたし、塗り直している最中も思っていました。
*塗り直す前の状態
でもそのまま配色を変えずに突き進みました。
ご相談者さんが現在行っているリベンジ塗りがどういう内容かわかりませんが、私のリベンジ塗りは、同じイラストを同じ色鉛筆、同じ配色で塗り直すという条件でした。
これによって、昔とどれくらい塗り方や印象が変わるのか見てみたかったのです。
配色で違和感があっても、「それが個性だ!」と割り切って突き進みました。
そして違和感のある配色を丁寧に塗り直してみたら、「やべーな」という感想が「意外といいじゃん……」に変化したのです。
変な配色だと思っていたのに、塗り方次第で変ではなくなることがわかりました。
このことから、塗り絵においては「違和感=個性」、違和感は悪くないもの、楽しいものと改めて強く感じるようになりました。
塗り絵に正解はない
ご相談者さんの文章で気になったのが、「いつでもやり直せるとわかったからか、今度は何を塗っても消してしまいたい衝動にかられます。」という一文。
この一文を目にしたとき、もしかしたら、ご相談者さんは完璧主義の傾向が少し強い方なのかなと感じました。
だから何度も消したくなるのかな……と。
(違っていたらごめんなさい><)
理想のイメージに近づけたいという気持ちは、向上心の表れでもあるのでとても素敵です。
でも、それにとらわれすぎてなかなか前に進めないんだとしたら、なんだかもったいない。
例えばほかの人の作品を見て、「私もこんな風に塗りたい。こんな風に塗らなきゃいけない。」と思ってしまってはいませんか?
理想のイメージを持つことは良いことです。
でも、その理想イメージだけが正解というわけではないですよね。
だから少し考え方を変えてみませんか?
「これじゃない感」、いいじゃないですか。
もしかしたらその違和感があなたの個性の片鱗かもしれません。
その違和感を、いっそのことあなたらしさとして塗り絵で表現してみませんか?
きっと世界に1つだけの、あなたらしさが溢れた作品が出来上がるかもしれません。
私は、ご相談者さんが感じる違和感をぜひ大事にしてほしいです。
そして一度でいいので、その違和感を抱えたままで、あなたが今できる全力を注ぎ込んで塗り進めてみてください。
全力で取り組んだ結果が、あなたにとっての「正解」です。
その違和感、「意外といいじゃん」に変わるかもしれません。
ある程度制限があった方が進めやすい
ご相談者さんは「いつでもやり直せる」とおっしゃっていましたが、これこそ筆が止まる要因になっているかもしれません。
そこで、何度も塗り直すことを前提にせず、制限付きの条件を設定してみてはいかがでしょうか。
例えば、もし配色を変えてリベンジするのであれば、やり直せるのは1回だけと回数を決めてしまう、とか。
私の場合は、リベンジ前と同じ色鉛筆、同じ配色で塗るという制限を設けました。
なんでも自由にできてしまうよりも、ある程度制限があった方が進めやすい場合もあります。
自分で条件を設定し、その中で「どうなるのかな」とハラハラドキドキを味わう。
そんな楽しみ方はいかがでしょうか?
終わりに
久しぶりの回答記事でした。
こんな回答で大丈夫だったかな。汗
ちなみに私も「これじゃない感」は頻繁に感じています。
でも不思議なもので、ちょっと時間を置くと「そんなに変じゃないかもしれない」に変わることがあるんです。
そのときの気分によって感じ方も変わります。
それに、自分が変だなと思ったとしても、ほかの人から見たら変ではないこともあります。
だから違和感を感じたら、むしろ面白がって、ぜひそのまま塗り進めてみてください。
あなたが感じた違和感がきっかけとなって、自分らしさや表現の幅がどんどん広がっていくかもしれません。
ではまた次回~。
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