ちづるのもっと!ぬりえライフ

大人の塗り絵(コロリアージュ)を通して、自身の体験をもとに、ぬりえライフをもっと楽しむための情報を発信しています。

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糊で綴じられている塗り絵本をアイロンで解体してみました

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以前からやってみたいな〜と思っていた塗り絵本の解体。

この間の日曜日、ついに挑戦してみました。

ネットで調べて検索してみたところ結構簡単にできそうに見えたんですが、私のやり方がまずかったようで途中大変なことになりました。

Twitterでアドバイスをいただいたり、夫に助けてもらったりしながら、なんとか無事に解体できました。

かなり手こずってしまいましたが、手順などをご紹介しますので、

「こうやるとダメなんだな」

という反面教師として役立てていただければと思います^^;

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解体した塗り絵本

現在塗っている「マジカル・タワー」。

本としての装丁も好きなんですが、イラストを1枚1枚切り離したらもっとイラストが格好良くなるんじゃないかと思って今回挑戦してみました。

 

本の構造

本の作りは糸で綴じられているタイプか糊で貼ってあるタイプが多いそうです。

「マジカルタワー」は糊でした。

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ちなみに、ほかの塗り絵本もざっと確認したところ、ほとんどが糊で貼られているタイプ。

分解していないので定かではありませんが、背表紙を上から確認したところ、ジョハンナバスフォードさんの「ひみつの花園」と「ねむれる森」の日本語版だけ、糸綴じをさらに糊付けというしっかりした作りになっていました。

とりあえず今回は糊ということで、解体方法は以下のサイトを参考にしました。

アイロンで本を解体

 

アイロンで糊を溶かします

サイトの説明通り、アイロンで熱を加えて糊を溶かし、解体するという方法で進めます。 

焦げてしまう可能性もあるので、アイロンは最初低温からスタート。

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アイロンで紙を熱したことがなく怖かったので、かなりの低温からスタートしました。(矢印で指した温度設定)

また、適温がわかるまでは、念のため水の近くで作業するのが良いとのこと。

ということで台所で作業しました。

 

背表紙にじっくり熱を加えます。

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が、なかなか溶けません。

少しずつ温度を上げてみるものの、溶けているのかわかりません。

あまり温度を上げすぎると焦げる可能性もあるので、アイロンのメモリの「化繊1」くらいで熱を加えます。

 

糊で貼られている場合、背表紙だけでなく、表紙と裏表紙にも糊が貼られています。

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背表紙がなかなか溶けそうにないので、先に表紙、裏表紙部分から攻めていくことにしました。

じゅう〜

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あ!ちょっと溶けてきた!

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いける!いけるぞ!

表紙と裏表紙にアイロンで熱を加え、少しずつ剥がすという作業を繰り返します。

少しずつ背表紙も剥がれ始めてきました。

剥がれた!……んん?

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……あれ、事前に調べた剥がれ方と違う。

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あんなに頑張ったのに、背表紙の糊ではなく外側カバーの紙が剥がれてしまったのです。

糊は本体背表紙にしっかり残ったまま。

おおう……ここからどうしたらいいんだ……。

ここまで作業時間1時間半。

力尽きたのと心折れてしまったのとで一旦休憩することにしました。

 

アドバイス

すると優しいフォロワーさんからこんなアドバイスが!

涙猫さーん!!

そうか!1ページずつじっくり剥がしていけばいいのか!

背表紙からどうにかしなければと思っていたので、目からウロコでした。

ほかのフォロワーさんからも、電子レンジやドライヤーなどの方法を教えていただきました。

電子レンジは残念ながら塗り絵本が大きくて入らなかったのでできませんでしたが、みなさん優しい……。泣

 

また、この日外出していた夫が帰宅。

惨状を話したところ、背表紙に貼りついたままの紙や糊を紙やすりで削ってくれました。

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(ダイソーの紙やすりでOKだそうです。)

写真を撮り忘れてしまいましたが、この紙やすりが良かった!

背表紙に残った紙を削るだけでも、アイロンで熱を加えたときに格段に剥がしやすくなります。

もし私のように背表紙を剥がす際に失敗してしまった人は、ぜひ紙やすりを試してみてください。

 

アイロンリベンジ

背表紙を削った後、涙猫さんのアドバイス通り、1ページずつアイロンでじっくり熱を加えて剥がしていきます。

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右側が背表紙側です。

紙が破れないように、ゆっくり引っ張って剥がします。

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矢印で指したあたりの白いポヤポヤが糊です。

ひたすらこの繰り返し。

なんとか全ページ解体することができました!

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ページ左側(背表紙側)がボソボソした感じになってしまいましたが、夫いわくこれは糊がつきやすいように紙が多少ギザギザしているんだとか。

ちなみに現在塗っているページはあまり力を入れなくても剥がせるように、最後の最後に解体しました。

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無事です。

ここまでトータルの作業時間は6時間。

手際が悪かったため、予想以上に時間がかかってしまいましたが、解体終盤になると慣れてきたのか楽しくなってきました。

 

本の構造おさらい

今回自分で解体してわかったんですが、糊で貼られている本の構造は断面で見るとこのようになっていました。

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背表紙側と表紙、裏表紙に糊が貼ってあるのは前述の通りです。

このほかにも、数ページおきにページとページの間に糊が貼られていました。

背表紙側にだけ糊がついているページは、解体するとこのような状態(下写真)になりますが、

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ページとページの間にも少し糊が貼られている場合、解体するとこのような状態(下写真)になりました。

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このようにページとページの間に糊が貼られている場合は、よりじっくりアイロンで熱を加えて慎重に剥がした方がいいかもしれません。

 

裁断

無事に解体できたのは嬉しいけれど、ページの左側(背表紙側)がボソボソ状態なのは悲しいので、キレイにしていきます。

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使用したのは、コロリアージュ切り絵でも使用したカッティングマットと定規、デザインナイフです。

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定規に沿ってデザインナイフでカットします。

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少し見にくいですが、ボソボソだった左端。

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カットするとこんなにキレイになりました。

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まさに1枚のイラストそのもの。

ボソボソだったときよりも断然スッキリしてキレイです。

現在塗っている途中のページもキレイになりました。

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ボロボロだった背表紙側が……

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じゃーん!とてもキレイ!

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解体でページ端がボロボロになってしまっても、一手間加えるだけでこんなにキレイになるので、ぜひ試してみてください。

 

ということで、無事にキレイに解体できました!

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本の状態のときも素敵だったんですが、それぞれ1枚のイラストになるとさらに心ときめきます。

素敵に塗りたい!という気持ちがますます強くなりました。

塗るのがさらに楽しみです。

 

終わりに

塗り絵本解体の様子、いかがでしたか?

一時は心折れてどうしようかと思いましたが、フォロワーさんや夫のおかげでなんとか解体を終えることができました。

特に涙猫さん、的確なアドバイス、本当にありがとうございました!

背表紙の糊が上手く剥がれない場合は、ぜひ紙やすりで削って、アイロンで1ページずつじっくりゆっくり剥がしてみてください。

今回は前半の要領が悪かったのでかなり時間を要してしまいましたが、次からはアイロンの当て方などもう少し工夫して、速やかにできるようになりたいです。

もっと要領の良い方法が見つかったら、また改めてご紹介しますね。

 次は、この塗り絵本解体も踏まえて、読者の方のご質問にお答えしたいと思います。

ではまた次回〜。

 

アドバイスをくださった涙猫さんのブログはこちら

色鮮やかで素敵な塗り絵作品ばかりです。

涙猫さんの素敵作品、ぜひご覧ください^^

 

「マジカル・タワー」を塗り進める様子はこちらからどうぞ