北海道札幌市の豊平公園内にある「緑のセンター」で、ボタニカルアート展が開催されています。
たまたまニュースで展示会のことを知り、見に行ってきました。
今日は、初めて見たボタニカルアートの感想をご紹介します。
*ボタニカルアート展は撮影禁止のため、記事内には同じ「緑のセンター」内で撮影した植物の写真を掲載しています。
「こんな感じだったんだよ~!」というイメージが伝われば嬉しいです^^
ボタニカルアートとは
ボタニカルアートとはまだ写真がなかった時代、旅先で発見した植物の記録として始まりました。
写真のように植物の特徴を細密に描がく詳細画は、アートとして発展してきた今でも葉の裏面やタネ、花や根などまで詳細に描かれています。
ー豊平公園HPより
とのこと。
今回初めてボタニカルアートを実際に見て、あまりの緻密さにとても驚きましたが、
ボタニカルアートとはまだ写真がなかった時代、旅先で発見した植物の記録として始まりました。
の一文を読んで納得。
今でこそスマホ1台で簡単にキレイな写真を撮ることができますが、写真がない時代は、絵で描くしか記録する方法がなかったんでしょうね。
そう考えると、目にした植物を細部まで細かく、実物のように描く理由もわかりました。
対象を細部まで観察する力がすごい
今回の展示では、さっぽろ植物画同好会の方が描いた作品50点が展示されています。
感想は、「観察力がすごい!」の一言。
「ここまで描くのか!」っていうくらい、細かく隅々まで余す所なく対象の植物が描かれていました。
観察する力に加えて、さらにそれを絵で表現できるのも本当にすごいです。
特にすごいと感じたポイントがあります。
まず、葉っぱの葉脈だけではなく、葉脈の間の質感まで表現されていること。
花の茎は、筋がわかるくらいに描き込まれていたり。
さらに、1本の茎の中でも全てが同じ色で塗られているわけではなく、部位による色の微妙な変化まで描かれていました。
花びらも、1枚の花びらの中で色の微妙な違いが丁寧に表現されていました。
また、中には、花や実の断面図や、花を分解して花びらを1枚ずつ並べたような状態を、合わせて描いている作品がありました。
植物を観察して記録する。
まるで植物図鑑を見ているようでした。
ここまで徹底的に観察して描くボタニカルアート。
観察する力、そしてそれを描き出す力にただただ脱帽でした。
自分には観察力が圧倒的に足りない
ボタニカルアート展で観察力のすごさを目の当たりにしましたが、それと同時に、自分はこの「観察する」ということが全くできていないことを強く感じました。
今の自分が果たしてこんな風に塗れるか?
答えはもちろんNO。
今の自分にはここまでできません。
ちょうど今お花の塗り絵を塗っていますが、花びらが重なっているところに影をつけて塗るだけで精いっぱい。
葉っぱの質感や花の繊維なんて、どうやったら表現できるのかさっぱりわかりません。
もちろん、今の塗り方は自分なりに試行錯誤して楽しんでいます。
ただ、
「こんな風に細部まで観察して描けるようになったら、もっと楽しいだろうな〜!」
と妄想せずにはいられませんでした。
自分の観察力のなさは以前も感じたことがあります。
観察力については、この頃からほとんど成長していませんね。笑
でも、今回ボタニカルアート展に行ったおかげで、じっくり観察することの魅力を知ることができました。
「こんな風に塗ってみたい!」という理想のイメージが膨らみ、とても刺激になったので、行くことができて本当に良かったです。
終わりに
ボタニカルアート、ブログを読んでくださっている方の中にも、お好きな方がいらっしゃるかもしれませんね。
今回とても興味が湧いたので、私も書籍を買って読んでみたいと思います^^
ボタニカルアート展
2019年3月12日(火)から3月24日(日)まで
開館時間:8時45分から17時15分
豊平公園緑のセンター(2階がメイン会場です)
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開催期間終了まであとわずかですが、お時間がある方はこの機会にぜひ行ってみてください。