今日は、塗り絵を始めた頃から疑問に思っていたことを実験してみました。
それは、「この絵を違う色で塗っていたら、どんなできあがりだったのだろう?」ということ。
同じ絵で色を変えると、どれだけ印象が変わるんだろう?
見てみたくなったので、今回は3パターンの配色で実験してみました!
使用した塗り絵本
使用した画材
トンボの油性色鉛筆「色辞典」を使いました。
色辞典の詳細はこちらの記事でご紹介しています。
配色には補色を使用
補色とは、色相環で正反対に位置する色の組合わせ。
ーwikipediaより
先日少しだけ配色の本を読み、配色のパターンとして出てきた単語です。
色相環は、ざっくり言うと色を円状に並べたもの。
赤、オレンジ、黄色、黄緑、緑、青、紫、赤紫、そして赤に戻る……といった順で並んでいます。
その色相環の中で正反対の位置にある色の組み合わせを、「補色」といいます。
デザインやファッションにも取り入れられている考え方のようです。
今回同じ絵を複数パターンで塗ることにしましたが、1番悩むのは配色。
自分で考えると大変なことになりそうだったので、補色を使うことにしました。
今回は、
①紫色×黄色
②緑色×赤色
③青色×オレンジ色
の3パターンの組み合わせにしました。
それでは順番に見ていきましょう。
①紫色×黄色
紫色をメインで使い、補色の黄色を差し色として使用しました。
使用色は次の5色。
・Vー3 蒲公英たんぽぽ(第1集)
・Pー9 ライラック(第1集)
・Vー9 菖蒲色あやめ(第1集)
・DLー9 古代紫(第3集)
・Dー9 紫根(第1集)
V-3の蒲公英色が差し色となる黄色です。
紫色は4種類を使用しました。
今回塗っていてお気に入りだったのが、こちらの垂れ下がったお花です。
ペールトーンのライラックと、ディープトーンの紫根を使用しています。
とてもいい色でした。
②緑色×赤色
緑色をメインで使い、補色の赤色を差し色にしました。
使用色は次の6色。
・Vー1 チェリー(第1集)
・LGー7 水晶色(第2集)
・Pー5 若菜色(第1集)
・Vー5 パロットグリーン(第1集)
・Dー7 千歳緑(第1集)
・Dー17 仙人掌さぼてん(第2集)
V-1のチェリーが差し色の赤です。
緑色は5種類を使用しました。
塗っていてお気に入りだったのが、こちらの大きなお花。
ライトグレイッシュトーン・水晶色と、ディープトーン・千歳緑の2色の組み合わせで塗りました。
ライトグレイッシュトーンの水晶色が、とてもキュンとくる色でした。
深みがあるのに、どこかふわっとした軽やかさを感じさせる印象。
ライトグレイッシュトーンはこれからどんどん使っていきたいです。
③青色×オレンジ色
メインに青色を使い、補色のオレンジ色を差し色にしました。
使用したのは次の6色。
・Vー2 蜜柑色(第1集)
・Pー7 アクア(第1集)
・Vー7 川蟬色(第1集)
・Vー8 ラピスラズリ(第1集)
・Dー8 青褐あおかち(第1集)
・DLー7 熨斗目色のしめ(第3集)
V-2の蜜柑色が、差し色となるオレンジ色です。
青色は5種類使いました。
塗っていて楽しかったのがこちらのお花。
ビビッドトーン・ラピスラズリと、ダルトーン・熨斗目色を使いました。
お花のデザインと相まって可愛らしく仕上がりました。
色が違うと飽きない
配色は異なりますが、同じ絵です。
色は違えど同じ絵を何度も塗ることは飽きてしまうのではないかと思っていました。



ところがどっこい不思議と飽きない。
たとえ同じ絵であっても、配色が異なるので、どこに何色を塗るのか毎回頭を悩ませていました。
だからこそ、徐々にできあがっていくのが面白く、また新鮮でもあり、それが飽きない理由だったのかもしれません。
色辞典を使った感想
11月に買った色辞典を使いました。
さすが「色辞典」というだけあって、今まで使っていた36色セットの色鉛筆では見ない色ばかりでした。
色名がキレイな響きだなと思っていたら、色自体もキレイでびっくりしました。
今回、ライトグレイッシュトーンやディープトーン、ダルトーンが良い働きをしてくれました。
色みが本当に素敵です。
また、色を組み合わせることでより素敵になります。
自分の塗ったものじゃないみたい!笑
他に、色辞典は芯が硬いらしいのですが、私はあまり気になりませんでした。
筆圧が強いからかもしれません。
力の入れ方を変えることでグラデーションも出せます。
筆圧強めの人は問題なく使用できるのではないでしょうか。
あとは好みですね。
筆圧が弱い人は、可能であれば買う前にお店で試し塗りすることをおすすめします。
終わりに
1つの絵を3パターンの配色で塗ることは想像以上に楽しかったです。
あまり変わりばえしないかもしれないなと思っていたんですが、やはり色が違うと印象も大きく変わりますね。
お気に入りの絵がある方、ほかの色でも塗ってみたいという方は、コピーしたりもう1冊同じ塗り絵を購入するなどして塗ってみると、新たな魅力を発見できるかもしれません。
興味のある方はぜひ試してみてください。
では、また次回〜。
補色の組み合わせで重ね塗りをしました
色辞典の同系色で重ね塗りをしてみました