約1か月ぶりに塗り絵作品が完成しました。
スローペースになってしまいましたが、なんとか無事に出来上がりました。
完成がこちら。
全力で楽しんでしまいました。
使用した塗り絵本
使用画材
こちらの水彩色鉛筆を水で濡らさずに使用しました。
背景にはこちらのペンを使用しました。
太さの異なる3種類の黒ペンを駆使して背景を塗りつぶしました。
金と銀のペンは背景に丸を描く際に使用しています。
塗る前はこんなイラストでした
緑→青→紫のグラデーションに挑戦
今回、絵全体で挑戦したのがグラデーションでした。
緑色から青色へ。
青色から紫色へ。
色相環にのっとったグラデーションをやってみました。
こちらが色鉛筆でひと通り塗り終わった状態です。
ブランコに乗る女性の髪の毛をスタート地点。
下の俯いている女性をゴール地点と想定しました。
上の女性の髪の毛の黄緑色がスタートです。
上の女性の渦巻きのようなスカート約3段分で、緑色から青緑色への変化をつけました。
そして、上の女性のもふもふしたスカート(?)4段分で、水色から青色、そして紫色への変化をつけました。
ほとんどの箇所で、2〜3色を重ね塗りしています。
Instagramに投稿したこちらの途中経過。
参考までに、左上のうずまきスカートの使用色は以下のとおりです。
・550 pale green
・54 french green
・38 sea green
また右隣のうずまきスカートの使用色はこちら。
・54 french green
・35 turquoise
・38 sea green
こちらの組み合わせは青みが強いですね。
色の組み合わせは、色見本を見ながら隣り合う同系色を2〜3種類選んでいます。
グラデーションにするときは、それを少しずつずらしていきます。
絵の左側は、右側の色の組み合わせを参考にしながら、グラデーションを作りました。
左端のポールは、上から下にかけて、黄緑色から青色、紫色へのグラデーションにしています。
このポールを塗っている様子を、動画に撮影しました。
こちらからご覧ください。
下の女性が頭に持っているハープのような楽器は、下から上にかけて、紫色から青色へのグラデーションにしました。
お気に入りの色みです。
さらに今回誰よりもどこよりも派手になった左側の鳥さん。
この鳥さんも上から下にかけて、黄緑色から青色へとグラデーションにしました。
羽根1枚につき3色重ね塗りしています。
ある意味とても贅沢な色の鳥です。
なお、上の女性の髪の毛を塗っている様子の動画もあります。
よかったらこちらもご覧ください。
黒色にも数種類?背景に四苦八苦。
背景を黒色で塗る際に、当初は筆ペンを使用する予定でした。
しかし、万が一水彩色鉛筆に滲んだら大惨事になってしまう。
ということで、今回はオール黒色水性ペンで塗りつぶすことにしました。
とにかく絵が細かいので、まずはシグノの超極細(ペン先0.28mm)で縁取り。
さらにシグノのペン先0.38mmで縁取り。
もうはみ出さないだろうという状態にしてから、コピックマルチライナーの0.5mmでざーっとベタ塗りしていきました。
広範囲をベタ塗りする際に、もっと手早く出来ないかと、今回初めてポスカを投入しました。
しかし、ポスカと他のペンでは黒の色みが若干異なるため、ムラになってしまいました。
こちらの黄色い丸と矢印で示した範囲がポスカで塗った場所です。
ちょっとわかりにくいんですが、元絵の線付近に使用したシグノボールペンとの境目がくっきり。
また、白が残ってしまったところを上から塗り重ねても境目がくっきり。
同じポスカなのに……。
結果、この部分以外にポスカを使用することは断念しました。
ポスカ、シグノ、両方とも同じ水性顔料インクなんですが、シグノはゲルインクなのでそこらへんで若干色みが異なるのかもしれません。
素人なのでさすがにインクの違いによる色の違いうんぬんまではわからず。
一言で「黒色」と言っても、色みには微妙な違いがあることを知りました。
ただ、ポスカ単体で一気に丁寧に塗れば、結構キレイに塗れそうな気がします。
裏うつりもしないので、画材としてはとてもいいなと思いました。
ポスカは別の絵でいつかリベンジしたいと思います。
円は手軽にテンプレートを使用
今回サーカスのように幻想的なイメージにしたくて、円をたくさん描きました。
まさかフリーハンドできれいな円が描けるわけもなく。
こちらのテンプレートを使用してみました。
様々な大きさの円を手軽にきれいに描けます。
ペンでなぞるときは、きちんと押さえないとにじむ可能性があるので注意が必要です。
ちなみに、こちらは文房具店のコミック用品コーナーで偶然発見しました。
コミックコーナーはペンもたくさん置いてあるので見ていてとても楽しいです。
中村明日美子を思い出す絵
この絵は女性の体のシルエットがとても美しいので、お気に入りです。
女性の脚線美や絵の雰囲気から中村明日美子を思い出しました。
それまで普通の少女漫画しか読んだことがなかった私に、中村明日美子をそっと差し出した夫(当時大学生)。
強烈でした。
今まで読んできた少女漫画とは明らかに世界観が違う。
残酷だしエグいし結構読んでいて辛い。笑
しかし、その不思議で残酷で、そして美しい世界観から抜け出せない。
この作者さんの特徴の一つは、女性の体のシルエットじゃないかと思っています。
太っているわけではないけれど、肉感的。
今回塗った絵の女性の脚線美が、まさに中村明日美子のようでした。
なんて美しい……。
しかもサーカスのような世界観ということで、「うわー!中村明日美子だ!!」と1人興奮していました。
いろいろな意味で、塗っていてとても楽しい1枚でした。
終わりに
塗っていて非常に楽しかったです。
今回は、今まで使ったことのない色をたくさん使用しました。
グラデーションや重ね塗りもたくさんしました。
やっと水彩色鉛筆と距離が縮まってきたような気がします。
(水筆使用はまだまだですが……)
次は、ここまで水彩色鉛筆を水なしで塗った感想を書いてみたいと思います。
ではまた次回〜。
水彩色鉛筆を水なしで塗った感想はこちら