塗り絵は完成した画像を見ることはもちろんですが、実は塗りかけの画像を見るのも大好きです。
なぜ塗りかけの状態が好きなのか。
塗りかけ画像の魅力は一体なんなのか。
今回はそれを考えてみました。
色が少し入るだけで絵が息をし出す
色が何も入っていない白黒の線画。
それがほんの少し塗っただけで、たちまちその絵に息が吹き込まれたように感じます。
人物の場合は、肌の色を塗っただけで、ただの絵が「人」になる。
先日塗ったこちらの絵は、肌色を塗る前、失敗しないかとてもドキドキしていました。
しかし、肌色を塗り始めた瞬間、この絵の女性がいきいきしだしたように感じたのです。
ただの絵が「人」になった瞬間を目の当たりにして、「わー!何これすごい!」と1人で大興奮でした。
こちらは見開きに渡って全面お花のページ。
こちらもただの白黒の絵が、少し色を入れただけで「生きている花」になったような気がします。
もともとの線画も十分美しいんですが、色が入ると印象がガラリと変わります。
塗りかけの未来を想像してワクワクする
他の方の塗りかけ画像を見ていると、
「これからどんな風に変化していくんだろう」
「どんな出来上がりになるんだろう」
と、その絵の未来を想像するだけでとてもワクワクします。
今塗っているこちらの絵。
左のブーケから塗り始めたんですが、なんだか赤系の色の組み合わせが上手くいかなくて「失敗したな〜」と思っていました。
それが、右側のブーケに色を入れた途端に違和感がなくなったものだから、あら不思議。
「あ、これいけるわ。」と感じました。
ただ、これがすべて塗り終わった時、完成した時、きっとまた印象が変化するんだろうなと思います。
ここからどこに何色を塗ろうか。
ここに塗ったらどんな感じになるのか。
これからどんな風に印象が変化していくのか。
この画像を見ながら絵の未来を想像するのがとても楽しいです。
ちなみに今まで塗った中で1番好きな塗りかけ画像はこちら。
Instagramに投稿した際、完成画像よりもたくさんの「いいね」をいただきました(笑)。
これは文様自体が美しかったので、序盤の塗りかけ状態でも十分見応えがありましたね。
途中経過でも十分キレイだったので、完成したらどうなるのか、これ以上良くなるか、それとも残念な結果に終わってしまうんじゃないかとドキドキした1ページでした。
途中経過を形に残すことで絵の変化を楽しむ
私は塗り始める際に、事前にこんな風にしようとある程度イメージを固めてから始めますが、実際にそのとおりになるとは限りません。
むしろ意外な出来上がりになることのほうが多いです。
ブログを書くために途中経過を頻繁に撮影していますが、完成してから途中経過を見返すとこれがまた面白い。
自分で塗ったので当然経過はわかっているんだけど、画像を見返すと、「これがこんな風になったのか!」といつも思います。
一時期は途中経過が好きすぎて、経過をこまめに撮影してGIF動画まで作っていました。
白い部分が少しずつ侵食されていくのを見るのがとても楽しい。
ずっと塗り続けていると、途中経過がどんな感じだったのか忘れてしまいます。
しかし「画像」という形で途中経過を残しておくことで、絵の完成までの変化を目に見える形で辿れます。
その変化の過程を見るのがとても楽しいです。
普段、途中経過を撮影しないという方は、ぜひ1度やってみてください。
まとめ
私が感じる塗りかけ画像の魅力3つ
・色が少し入った状態が、まるで絵が息をしだしたように感じる。
・塗りかけ画像の未来やこれからの変化を想像するのが楽しい。
・完成までの変化を楽しめる。
塗り絵はただの趣味かもしれません。
ただの遊びかもしれません。
しかし、ただの白黒の線画に、息を吹き込めることができます。
どんな色になるのか、どんな絵が出来上がるのか、その可能性は無限大です。
絵の未来を想像することができる。
どんな絵になるのか、いろんな可能性があることを感じられる。
だから塗りかけ画像が好きです。
こんなに満足感のある趣味に出会えて本当に良かったなと改めて思いました。
ではまた次回〜。