ステッドラー水彩色鉛筆カラトアクェレルを購入して半年がたちます。
水で濡らすと色がキレイなことは、みなさんご存知だと思います。
では、水で濡らさないで使用するとどうなのか。
水なしでいくつか塗ったので、感想をまとめてみました。
(水筆使用は、未だ下手すぎて何も言えないので感想は控えます……。)
水彩色鉛筆とは
水で濡らすことで、水彩画のような表現ができる色鉛筆のことです。
水で濡らすとキレイな色になります。
私は大人の塗り絵を始めてから、水彩色鉛筆の存在を知りました。
それまでは油性色鉛筆しか使ったことがなく、色鉛筆に「油性」・「水性」という区別があるのも知りませんでした。
Instagramで使用している方がたくさんいて、自分も使ってみたいと思い、ステッドラーのカラトアクェレルを買いました。
水で濡らさないときの発色は?
水で濡らして使うことを目的としているので、水で濡らしたほうがキレイな色になるように作られていると思います。
では、水で濡らさなかったら発色は良くないのか。
ステッドラーの水彩色鉛筆については、そんなことはないと感じています。
もともと水彩色鉛筆を購入する際に、水あり・水なし両方の使い方で楽しめることも視野に入れて選びました。
ステッドラーの水彩色鉛筆は、購入前に調べているとき、水で濡らさずにそのまま使っている方をちらほらお見かけしました。
画像を見て、濡らさない状態でも色がキレイだなと感じたことと、その他諸々の条件と合わせて、最終的にステッドラーを買いました。
後ほど詳しく書きますが、個人的には水なしでも普通の色鉛筆として十分キレイな色で塗ることができると感じています。
ただ、他のメーカーの水彩色鉛筆がどうかはわかりません。
水なしだと発色がイマイチというメーカーもあるかもしれません。
それぞれのメーカーの特徴もあるでしょう。
水ありの方が発色がキレイということは、水彩色鉛筆全般に対して言えることかと思いますが、水なしでもキレイかどうかは一概には言えないのではないかと思います。
水なしで使えるか実験
ステッドラー水彩色鉛筆の色見本を作っていたときに、水ありの方が色がキレイだなと感じたのを覚えています。
そして、買ってから半年がたった今、水なしでも、水で溶かした時とは異なる質感や色みを楽しむことができると感じています。
水なしでいろいろ塗ってみました。
油性色鉛筆と同じように、重ね塗りやグラデーションをしてみましたが、どれもとてもキレイな色で塗れました。
しかも重ね塗りをすると色が微妙に変化するので、その変化していく様を見るのがものすごく楽しいです。
特に、つい先日塗ったこちらのサーカス風の塗り絵。
想像以上にキレイな色みがたくさん作れたし、また、グラデーションで色の変化をつけるのも本当に楽しかったです。
私が持っている油性色鉛筆とも異なる発色だったので、それもまた面白かったです。
水ありの方がより発色がキレイなのはわかっているんですが、いかんせん私の技術不足で、せっかく水ありで塗ってもイマイチ魅力を活かしきれていません。
とりあえず、まずはステッドラーの色みに慣れるところから始めようと思って、水なしで塗り始めたのがそもそもの始まりだったんですが、結果は想像以上でした。
当初は水なしだとあんまり良くないかなと思っていたんですが、実際に水なしで塗ってみると「あれ?楽しいね!イケるね!」っていう感じでした。
ステッドラーに限って言えば、水なしでも十分楽しめると思いますよ。
予算面から見ても一石二鳥
大人の塗り絵を始めて驚いたこと。
「色鉛筆って意外と高い……!」
大人の塗り絵を始めて1番最初に買った色鉛筆は、こちらの36色セット。
定価で2,500円ほどでした。
しかし塗り絵を続けていくうちに、もっとたくさんの色が欲しくなります。
どの画材でも同じことかもしれませんが、高品質で色が多いセットはウン万円します。
現在大人の塗り絵をしている方の中には、趣味にそんなにお金をかけられないという方もいるかもしれません。
普通の油性色鉛筆でも塗ってみたいし、水彩色鉛筆も使ってみたい。
でもそこまでお金はかけられない……。
そんな方にとっても、水彩色鉛筆は一石二鳥ではないかと思います。
水筆と合わせて使えば水彩風に楽しめるし、水なしでも普通の油性色鉛筆のように塗ることができます。
もちろん水性と油性では、塗り心地等に若干の差があると思うので、塗り心地や発色を重視する方は注意が必要です。
しかし、「限られた予算の中でいろいろやってみたい」という方には、水彩色鉛筆は予算の面から見てもとても良いと思います。
目標は水筆で上手に塗ること
それぞれの色鉛筆でちょっとずつレベルアップを図っています。
水彩色鉛筆のレベルアップはざっくりこんな感じでイメージしています。
①水なし・単色で塗る
②水なしで重ね塗り・グラデーション
③水なしでひと通りの色を満遍なく使う
(この時点で水彩色鉛筆の感触や色みにある程度慣れる)
④水ありでいろいろ塗る
⑤水筆に慣れる
⑥水筆を使いこなせるようになる
⑦水彩色鉛筆の魅力を水あり・水なし両方で引き出せるようになる
現時点では②と③の間にいます。
まだ使っていない色もあるので、引き続きあれこれ塗ってみたいです。
同時進行で水筆も使用したいんですが、とにかくまずは④が目標ですね。
圧倒的に水筆使用回数が少ないです。
とにかくいろいろ塗ってみるのが大事とはわかっているけれど、他にも塗りたいもの、使いたい画材があり、そして私は1人しかいなくて、なかなか手が回っていないのが実状です。
また、水筆に不慣れすぎて目標も水筆の使い方メインでしかたてることができません。
水筆でグラデーションとか、水なしとの合わせ技とかもやってみたいけど、この目標をどの段階に書いていいのかもわかりません。\(^o^)/
⑦はとりあえず書いたけれど、こんなレベルまで辿り着いたら神だよ!って思ってる。
終わりに
水筆と合わせて使うために買った水彩色鉛筆。
気づけば水なしで全力で楽しんでいました。
しかしこれでは終われません。
水筆は難しいけど楽しいことはわかっているので、しばらくは数をこなすこと、水筆に慣れることを目標に、楽しみながら続けていきたいと思います。
なお、今回書いた感想は、ステッドラーの水彩色鉛筆に限ったお話なのでご注意ください。
最初の方でも書きましたが、他社メーカーの水彩色鉛筆が、水なしでもキレイな色で塗れるかどうかはわかりません。
また、ステッドラーについても、私は水なしでも十分キレイに塗れると感じていますが、人によっては水なしだとイマイチと感じる方ももちろんいるかもしれません。
水なしでも楽しめそうかどうかは、私の過去の作品や、他の方の作品を見て参考にしていただければと思います。
ではまた次回〜。
参考
製品紹介(Products):カラト アクェレル 水彩色鉛筆 | STAEDTLER Japan website!
水彩色鉛筆を水ありで塗った作品はこちら
追記:久しぶりに水彩色鉛筆と水筆ペンに再挑戦しました