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④水彩色鉛筆で背景に月を描いてみた(ハロウィン風塗り絵)

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今回、ハロウィン風を目指して塗っていますが、少しでもハロウィンらしい雰囲気になるように、背景に月を描くことにしました。

たまたま今年のハロウィンが満月の日だったので、ぴったりだと思ったのです。

以前、「マジカル・タワー」でも背景に満月を描きました。

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このとき描いたのは満月の一部だけ。

一応月の模様も意識して写真を見ながら描いたんですが、色鉛筆でこんな風に月を描いたことがなかったので、とにかく大変でした。

 

そして今回、無謀にも、またもや背景に月を描こうと思いついてしまいました。

必死だったので動画を撮る余裕がありませんでしたが、写真でどのように月を描いたかご紹介したいと思います。

▼以前月を描いた「マジカル・タワー」の記事はこちら 

www.chizurumaro.com

 

使用した塗り絵本

「ロマンティック・カントリー」シリーズ の2冊目。

この中のふくろうが登場するページを塗っています。

 

使用した画材

使うのは、ステッドラーの水彩色鉛筆カラトアクェレルです。

水筆ぺんは、今回塗る範囲が広かったので、ステッドラーの平筆タイプを使いました。

 

使用色

今回月を描くのに使用したのは、次の6色です。

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・10  light yellow (薄い黄色)
・1   yellow (黄色)
・110 bright yellow (濃い黄色)
・16  golden ochre (オレンジ系の茶色)
・49  fawn(明るい茶色)
・19  dark ochre(暗い黄土色)

濃さの違う黄色を3色と、黄色・オレンジ色に近い茶系の色を3色選びました。

 

月を描いていきましょう

下書き

最初に下書きをします。

シャープペンシルで、ふくろうの後ろに薄く円と月の模様を描きました。

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模様は写真を見ながらざっくり描きました。

この後色を塗る際に、線がはっきり目立つことがないように、下書きの線の上から軽く消しゴムをかけました。

 

水彩色鉛筆で下塗り・水筆で溶かす

最初から必死過ぎて下塗りの写真がありませんでした。

水彩色鉛筆で下塗りをし、水筆ぺんで溶かした状態がこちらです。

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下塗りは、黄色3色を10(薄い黄色)→1(黄色)→110(濃い黄色)の順に塗りました。

110は月の縁に塗っています。

月の模様のところは、明るい茶色の49で、ざっくり薄めに塗りました。

 

水筆ぺんは、今回は塗る範囲が広いので、平筆タイプを使いました。

筆先をトントンと置くようにし、色の境目はあまりはっきりさせないように、ぼかすようにしました。

 

水彩色鉛筆で加筆

乾いたら、水彩色鉛筆で加筆します。

加筆の途中までは、試行錯誤しながらこんな状態になっていました。

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ここからはある程度塗り方が定まったので、模様の色を重ねる様子を順番に見ていきましょう。

月の右上にあるこちらの模様を塗っていきます。

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49の明るい茶色で、模様の輪郭をぼかすように塗ります。

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月は模様の中でも色の濃いところ薄いところがあったので、濃くしたいところに暗い黄土色の19を重ねました。

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模様の輪郭部分と模様の周辺をぼかすように、オレンジ系の茶色16を重ねます。

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このおかげで、模様の輪郭がいい感じにぼやけてくれて、フワッとした雰囲気になります。

 

最後に、模様全体・周辺も含めて、上から濃い黄色110を重ねます。

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最後に全体に黄色を重ねることで、模様の茶色と月の黄色が馴染んでくれて、模様の茶色が変に浮いたりせず、自然な雰囲気になります。

これで模様は完成です。

 

最終的に月はこんな感じに仕上がりました。

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模様の茶色の色合いから、カステラのようなお月さまになりました。

近くで見ると微妙な出来なんですが、遠くから見たらそこはかとなく月っぽく見えるので、ぜひみなさん画面を遠くに離してご覧ください。笑

 

色鉛筆画って難しい!

今回イメージに近い月の写真を探し、その写真を見ながら月を描きました。

模様の形や色の濃さもじっくり見たんですが、それを自分の手で再現するのがとにかく難しかったです。

 

3年前に「憧れのお部屋」 を塗ったとき、観察力の大切さを痛感しました。

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私は塗り絵をするとき、必ずしも実物のような質感にすることを重視しているわけではないので、自分のイメージでなんとなく好きなように塗ることが多いです。

でもたまに、リアルさが欲しくなるときがある。

そんなときは、自分のイメージだけで塗るのは難しいので、対象をじっくり観察することが大切だと学びました。

 

ただ今回月を描くにあたって、じっくり見てはいたものの、そもそもまず観察することも難しいなと感じました。

見ても見てもどう描いたらいいのかわからない。笑

特に今回お手本にした月の写真は、光の影響もあって月の模様が複雑で、見てもわからずとても再現なんてできませんでした。

どうにかそれっぽい、なんちゃってお月さまが出来上がりましたが、改めて、自分で観察して1から描く色鉛筆画ってなんて難しいんだろうと思わずにはいられませんでした。

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終わりに

水彩色鉛筆で月を描く様子、いかがでしたか?

もう本っっ当に難しかった!

しばらくは月を描きたいとか思わないようにします。笑

数年後に今日の記事を見返したときに、成長したなと感じられるようになっていたらいいなとひっそり祈っています。

 

さて、次回は木を塗る様子をご紹介します。

実は、無性に木が塗りたくてこのページを選びました。

動画でもご紹介できると思うので、編集頑張ります!

それでは〜。

 

 

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