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大人の塗り絵(コロリアージュ)を通して、自身の体験をもとに、ぬりえライフをもっと楽しむための情報を発信しています。

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マジカルタワー・その11 完成!失敗覚悟でやりたいことをすべて詰め込みました

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昨年末に完成した「マジカル・タワー」の市場のページ。

前回は、背景をマジックアワー風に塗る様子をご紹介しました。

今日は最後に、完成した全体像や、描き込みして遊んだところ、悩んだところをご紹介します。

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マジカル・タワー記事一覧

1.建物の壁を色鉛筆2色で塗り込む様子をご紹介します

2.異なる2色の境目をグラデーションで塗ってみよう!

3.建物の壁を立体感を意識して塗りました

4.思い切って好きな色で塗っちゃおう!レンガを水色で塗ってみた

5.青色から水色へのグラデーションで塗ってみた

6.果たして水彩下地の意味はあったのか!?壁塗りの感想とまとめ

7.ピンク系3色で濃さを変えながら立体感を表現

8.同じ色で塗っても単調にならない小物の塗り方

9.色鉛筆で影をつけて立体感を表現することが楽しくて仕方ない

10.背景を色鉛筆でマジックアワー風にグラデーションで塗ってみた

11.完成!失敗覚悟でやりたいことをすべて詰め込みました ←今回の記事はこちら

 

使用した塗り絵本

塗り絵本「マジカル・タワー」については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

www.chizurumaro.com

 

使用した色鉛筆

 

空に月を描いてみました

前回の記事では、背景の空をマジックアワーのような色合いのグラデーションで塗る様子をご紹介しました。

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上に行くにつれて夜空に、下に行くにつれて夕暮れになるようなイメージでグラデーションにすることは早い段階から決めていたので、それに合わせて、より夜空らしくするため、背景の右上に月を描くことにしました。

フリーハンドで円を描き、検索した月の写真を凝視しながら、色鉛筆で月の模様を描き込んでいきます。

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なぜ私は、よりにもよってリアルに近い月を描こうとしたのか……。

模様が全然うまく描けず、どうしてこんな無謀なことを始めてしまったのかと頭を抱えながらこねくりまわすこと数日。

とりあえず全体を黄色で塗ったおかげか、遠目に見たらそれらしきものが出来上がりました。

 

使用したのは、色鉛筆の次の5色。
・102 CREAM(薄いクリーム色)
・104 LIGHT YELLOW GLAZE(レモン色のような黄色)
・183 LIGHT YELLOW OCHRE(黄土色)
・270 WARM GREY Ⅰ(薄い灰色)
・250 GOLD(金色)

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月の模様は【250】の金色をメインで使って描きました。

模様の上から、黄土色の【183】を少し足し、さらに灰色の【270】やクリーム色【102】を重ねてぼかすように塗ったり。

金色【250】だけだと模様がハッキリ出過ぎてしまい、あまりに模様が不格好なのがわかってしまいます。泣

しかし、上からクリーム色【102】をぼかすように塗り重ねたおかげで、金色が少し和らぎマイルドになりました。

全体に黄色【104】を塗り、ふちの部分は少し濃いめに塗りました。

 

白ペンで星を描きました

空の上の方は夜空のようにするため、仕上げに白ペンで星を描きました。

使用したのは、シグノの白ペン(太字)。

このシグノの白ペンで、星の大きさを変えながら1つずつ描き込んでいきました。 

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大きめの星を描きたいときは少しだけグリグリと描く。

小さい星は、あまりペン先を押し付けすぎないように、トンと触れる程度で描きました。

 

これで夜空が完成しました。

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上の方は星を多めにし、下に行くにつれて夕暮れのような色合いに近づくため、少しずつ星の量を少なくしました。

 

内装で遊ぶ

建物の中にあるさまざまなお店。

この内装は3種類の遊び方をしました。

①木目を描く

②背景と同じ色のグラデーションで塗る

③おいでおいでを描く

 

①木目を描く

お店の内装のいくつかは、木目が似合いそうだなと感じたので、木目を描くことにしました。

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木目の描き方は、以前「憧れのお部屋」で和室のイラストを塗ったときと同じです。

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「マジカル・タワー」のイラストは小さく細かいため、木の板のサイズもそれに合わせて描いています。

以前「憧れのお部屋」で木目を描いたときは、木の板が大きかったので描きやすかったんですが、今回は以前と勝手が違うため、手こずってしまい、あまり上手く描けませんでした。

う〜ん……木目って難しい!

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②背景と同じ色のグラデーションで塗る

背景と同じグラデーションを、建物の中にも塗ったら面白そうだなと思い、やってみました。

こちらのお店では、背景の夜空の部分を再現。

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お店の中心に立っている湾曲した柱が、ドーム状のプラネタリウムみたいだなと思った結果、こうなりました。

イメージ通りにできたので満足です。 

 

③おいでおいでを描く

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の序盤、日が沈むと町に黒い影が現れますよね。

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作中でお店ののれんに「おいでおいで」と書かれていたことから、そのまま「おいでおいで」と勝手に呼んでいるんですが(笑)、今回はお店の中にその「おいでおいで」を描き込んでみました。

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手を出して、お店に招いているように描きました。かわいい。

おいでおいでは、太さが異なる黒いペンを数本使って描きました。

 

窓の中の色は普通じゃなくてもいい

今回とても困ったのが窓の中の色でした。

窓枠はすでにピンク色で塗っていましたが、外から見たときの窓の中の色が全くわかりません。

ずっと前に「ロマンティックカントリー」でお城を塗ったときは、窓が反射しているように塗りました。

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他にも建物の外観の写真を調べたところ、多かったのが黒に近い暗い色。

外が明るいので、窓の中は暗いんですね。

でもこの塗り絵でその色にしてもいいんだろうか?

普通は窓の中って何色なんだろう?

困り果てました。

 

そこで頼ったのが、「世界の美し色の町、愛らしい家」という写真集。

タイトル通り、世界中にあるカラフルな町並みや家の写真が載っています。

その中に、カラフルな色の雨戸がある窓や、色が塗られた窓ガラスがありました。

それを見たときに、

窓の中も何色でもいいんじゃないの?

どうして今さら普通の窓にしなきゃいけないと思っていたんだろう。

とハッとしました。

 

そうと気づけば話は早く、窓の中も好きに塗ることに。

とはいえ、これ以上色数を増やすとごちゃごちゃになってしまいそうだったので、小物を塗ったときと同じ色を使うことにしました。 

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そうして出来上がった窓がこちら。 

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窓の中を黄緑や黄色で塗ったら、塗り絵本のタイトル通り「マジカル・タワー」らしく不思議な雰囲気になったなと感じます。

なぜ今さら「普通」を気にしてしまったのかわかりませんが(笑)、私が塗り絵を好きな理由は、現実にはありえない色で塗るのがワクワクして楽しいからだということを思い出させてくれた窓でした。

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完成しました

無事に「マジカル・タワー」市場のページが完成しました 

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悩みまくった背景と窓のおかげで、結果的に自分の好きな雰囲気に仕上がりました。

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塗っている途中1年以上も間があいてしまったので、もうだめかと思いましたが、こうして最後まで塗り切って完成できたことがとても嬉しいです。

 

終わりに

完成できました〜!やった〜!

今回途中で長期間中断しましたが、その1年半の間に自分の塗り方が変わっていたことに気づきました。

「マジカル・タワー」を塗り始めた頃は、壁に影をつけて塗るとき同系色の色を組み合わせていました。

再開して続きを塗っているとき、壁の塗り方を見て「今の私ならこの塗り方はしないな」と思いました。

今の私なら、影を作るときは、同系色ではなく全然違う色を重ねるでしょう。

次に建物の塗り絵を塗るときは、違う色で影を作って塗ってみたいと思います。

 

最後まで「マジカル・タワー」を塗る様子を見てくださったみなさん、長いことお付き合いくださってありがとうございました。

少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです。

それでは。

 

 

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