みなさんは、完成した塗り絵を見て「ここはいまいちだったな」と思うことはありますか?
私はよくあります。笑
しかし、完成した作品に多少いまいちなところがあっても、その塗り絵でやりたかったことをできていたら満足度が高いことに気づきました。
今日は、
「この塗り絵で自分は何をしたいかな?」
と、自分なりの目的を持つことについてお話します。
失敗よりも、やりたかったことをできたほうが心に強く残る
去年塗ったハロウィン風塗り絵。
水彩色鉛筆で塗りました。
このとき、ふくろうをどう塗っていいかわからず、あまり納得いく仕上がりにはなりませんでした。
また、背景のグラデーションも勢いのままに進めたので、あまりキレイなグラデーションにはできませんでした。
それでも、
塗りたかった木を心ゆくまで塗れたこと。
満月を描き込むことができたこと。
フクロウの目をハロウィンっぽくアレンジして遊べたこと。
背景はキレイなグラデーションにはできなかったけれど、塗りたい色を塗れたこと。
そして何よりも、水彩色鉛筆をたくさん使えたこと。
やりたかったことは全部できたので、今作品を見返しても満足しています。
しくじったふくろうやグラデーションは、もはやあまり気になりません。笑
きっと「やりたかったことをできた!」ということのほうが、強く心に残っているからだと思います。
その塗り絵で何をしたい?目的を持ってみる
塗り絵をするとき、「上手く塗りたい!」と思う人は多いのではないでしょうか。
私もその1人。せっかく塗るなら上手く塗りたいですよね。
でも、「上手い」「下手」だけを判断基準にしてしまうと、上手くいかなかったときに苦しくなってしまうかもしれません。
だから、「その塗り絵で何をしたいか」という自分なりの目的もぜひ考えてみてください。
たとえば、先ほどの私のハロウィン塗り絵の場合は、「水彩色鉛筆で木が塗りたい!」が1番の目的でした。
もう少し光の当たり具合や色合いをわかりやすく塗れたらよかったなという反省点はありますが、たくさん木目を描くことができたので満足しています。
ほかにも、先日完成したエポルさんの塗り絵では、「自分の今の塗り方で久しぶりに色辞典を使ったらどうなるのか見てみたい!」が最大の目的でした。
色がにごって濃ゆくなったり、重ねる色の組み合わせに苦戦したりしましたが、「色辞典はやっぱりいいわ〜!」と確信できたので満足しています。
みなさんだったら、今目の前にある塗り絵でどんなことをしたいですか?
・こんな塗り方にチャレンジしたい
・新しく買った色鉛筆を使ってみたい
・こんな色で塗ってみたい
・とにかく花をたくさん塗りたい
などなど、みなさんそれぞれにやってみたいことがあると思います。
また、塗り絵は何かチャレンジしないといけないわけではありません。
・ひたすら無心で塗りたい
・ベタ塗りで気楽に楽しみたい
というように、とにかく自分が楽しめそうな目的ならなんでもいいのです。
ぜひちょっと考えてみてください。
「上手く塗れた」「失敗した」しか判断基準がないときよりも、完成したときの感じ方が少し変わると思います。
満足度の基準は上手い下手ではなく、やりたいことをやったかどうか
もちろん、やりたいことが必ずしも上手くいくとは限りませんよね。
私も、失敗しないようにあらかじめ練習することがしばしば。
ただし、その上でやってみて、上手くいかなかったらそれはそれでOKだと割り切っています。
それよりも、
「この塗り絵でやりたかったことをやれたかどうか」
が大事。
勇気を出せず、やりたいことができなかったほうが「不満」として残りやすいのです。
もし今この記事を読んでくださっていて、「上手く塗れなくてちょっとしんどいな」と思っている人がいたら、ぜひ「上手い」「下手」という基準をとっぱらってみてください。
そして、どんなにゆるくてもいいので、自分なりの塗り絵の目的を1つ考えてみてください。
「私はこの塗り絵で何をしたいかな?」
自分なりの目的を持つと、完成後の満足度が変わります。
上手くいかないところがあってもいいから、やりたいことをやってみる。
ぜひ一度試してみてください。