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【後編】「ひみつの花園」ふくろうを色辞典で塗ってみた。

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ジョハンナ・バスフォードさんの「ひみつの花園」ふくろうのページを、色辞典で塗っています。

前回は、色辞典の紫系の色を使って、ふくろうの周りの葉っぱを塗る様子をご紹介しました。

今回は、色辞典の黄色系の色を使ってふくろうを塗る様子、そして背景の塗り方をご紹介します。

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使用した塗り絵本

 

使用画材

トンボの色辞典です。

色辞典の詳細はこちらをご覧ください。

背景には一部、シグノのホワイトを使用しています。

 

ふくろう使用色

ふくろうには、色辞典の黄色系の色を使用しました。

使用色は以下のとおりです。

ペールトーン(P)
・P-4 水仙(第一集)
・P-12 杏色(第二集)
・P-13 梔子色(第二集)
・P-14 麦藁色(第二集)

ライトグレイッシュトーン(LG)
・LG-2 渋紙色(第二集)
・LG-3 猫柳色(第二集)
・LG-4 蜜蝋色(第二集)

ビビッドトーン(V)
・V-2 蜜柑色(第一集)
・V-3 蒲公英(第一集)

ダルトーン(DL)
・DL-2 肉桂色(第三集)
・DL-3 菜種油色(第三集)

ディープトーン(D)
・D-3 枯葉色(第一集)
・D-4 銀煤竹(第一集)
・D-13 土器色(第二集)
・D-14 枯竹色(第二集)
・D-15 芥子色(第二集)

黄色〜オレンジ色を抜き出しました。

さまざまなパターンで組み合わせて重ね塗りをしています。

オレンジ色と茶色の境目がよくわからず、明らかな茶色は除きました。

また、蛍光色(第三集)も除いています。

 

お気に入りの色の組み合わせ

ふくろうの胸毛(?)部分

使用したのは以下の6色。

・DL-3 菜種油色(ダルトーン)
・P-4 水仙(ペールトーン)
・LG-2 渋紙色(ライトグレイッシュトーン)
・D-14 枯竹色(ディープトーン)
・D-3 枯葉色(ディープトーン)
・D-13 土器色(ディープトーン)

薄い色から濃い色の順番で記載しています。

菜種油色が1番薄い色、土器色が1番濃い色です。

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上から下にかけて濃くなるようにグラデーションにしましたが、上の4段は色が薄くて違いがあまりわかりませんね。残念。

 

塗り方は、単色塗りと2色重ね塗りを交互にしています。

1番上の段は、菜種油色(DL-3)と水仙(P-4)の重ね塗り。

上から2番目の段は、水仙(P-4)を単色塗り。

3番目の段は、水仙(P-4)と渋紙色(LG-2)の重ね塗り。

……という感じです。

最初、この胸部分の色は薄すぎたかなと思ったんですが、胸周りの色を濃くしたので、かえって調度良いバランスになりました。

 

羽根(?)部分

ぐるぐると巻き付くような形になっている部分。

これは羽根でいいのかな……?

予想以上に黄金めいた色になってびっくりしました。

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使用したのは以下の3色。

・DL-3 菜種油色(ダルトーン)
・V-3 蒲公英(ビビッドトーン)
・V-2 蜜柑色(ビビッドトーン)

蒲公英(V-3)ははっきりとした黄色、蜜柑色(V-2)は鮮やかなオレンジ色です。

塗り方の手順は、

①全体を薄く菜種油色(DL-3)で塗る。

②濃くしたい箇所を蒲公英(V-3)で塗る。

③さらに濃くしたい箇所に蜜柑色(V-2)を重ね塗り。

④最後に蒲公英(V-3)を重ねて、蜜柑色(V-2)となじませる。

今回1番の発見は、この黄金みたいな色の作り方でした。

以前から、金属のような金色はどうやって表現するのかわかりませんでしたが、今回たまたま蒲公英と蜜柑色を重ねたらできてしまいました。

あまりに気に入って、ここの箇所以外にもあちこちに使用しています。

 

うろこのような下半身部分

ふくろうの下半身のうろこみたいになっているところ。

ここも一応羽根部分なのかな……?

とりあえず仮名称「うろこ」でご紹介していきます。

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こちらは以下の3色を使用しました。

・P-13 梔子色(ビビッドトーン)
・D-14 枯竹色(ディープトーン)
・D-13 土器色(ディープトーン)

うろこは1枚ずつ塗っています。

①全体を梔子色(P-13)で薄く塗る。

②濃くしたい部分に枯竹色(D-14)を重ね塗り。

③梔子色(P-13)でなじませる。

④さらに濃くしたい場所に土器色(D-13)を重ね塗り。

⑤枯竹色(D-14)でなじませまる。

とても好みの色だったので、うろこ部分はすべて同じ色で塗りました。

 

ふくろうが塗り終わりました。

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背景

どうしても前からやってみたかったので、背景はすべて色鉛筆で塗りました。

使用色は次の2色。

・D-8 青褐(第一集)
・D-20 濃藍(第二集)

青褐(D-8)が薄い藍色、濃藍(D-20)が濃い藍色です。

青褐を塗ってから、濃藍を重ね塗りしました。

 

色鉛筆で塗りつぶし

ムラにならないように、ひたすら細かくくるくると塗っていきました。

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近くで見ると、紙の白い部分が見えてしまいますが、全体で見ると大丈夫でした。

あまりひどいムラにならず一安心。

 

ふくろうを光っているように見せたくて、隙間を作りました。

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紙の白との境目は、薄い藍色の青褐(D-8)をメインに塗っています。

 

背景を色鉛筆ですべて塗り終わりました。

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夜をイメージしています。

背景を黒にするか悩んだのですが、背景を黒にすると葉っぱの色みがかえって目立たなくなってしまうかと思い、藍色にしました。

 

仕上げ

背景を星空にします。

使用したのは、シグノのボールペンのホワイト(太字)。

背景に、シグノのホワイトで丸点を描きこみます。

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ランダムで、少し大きい丸を作ったり、小さい点にしたり。

あれ?もしかして雪っぽい?

葉っぱの上やふくろうには丸点を描いていないので、辛うじて星空に見える……といいな!笑

 

完成!

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ふくろうがキンキラキンで妙に貫禄があるので、美輪明宏さんを思い出しました。

美輪さんを思い浮かべただけで、一気に神々しくなる不思議。

ちなみに夫からは「このふくろうお金たまりそう」と言われました。

ありがたやー。

 

色辞典・黄系色の重ね塗りで気づいたこと

色辞典の黄系色は、今回全部で16色を使用しました。

色数が多い割に、何色を重ねても合うので非常に使いやすかったです。

前回の記事で、葉っぱ部分を紫系色で塗ったことについて「赤紫系色と青紫系色を重ねるとまだらになるので注意」と書きました。

しかし、黄系色に限ってはそういうことはありませんでした。

重ね塗りによってグラデーションを作りやすい色みだと思います。

 

ただ、重ね塗りによってできあがる色のバリエーションは、あまり多くないかもしれません。

今まで色辞典の青系色、赤系色、緑系色、紫系色と、それぞれ重ね塗りを試してきましたが、その中で1番できあがる色の種類が少ない色みだと感じました。

その代わり、隣り合う色相と合わせやすい気がします。

黄系色単独だけでなく、【黄系色】×【緑系色】や、【黄系色】×【赤系色】の組み合わせで使用すると、色みの幅が広がりそうなので、今度機会があったら試してみたいと思います。

 

終わりに

いかがでしたか。

前回の記事で、ふくろうの周りの葉っぱで1週間かかったと書いたのですが、ふくろうは2日、背景は約1日で終わりました。

なぜ、葉っぱにあんなに時間がかかったのか謎です。

今回は背景をすべて色鉛筆で塗り、星空にすることに挑戦してみました。

実は前から密かに憧れてやってみたいと思っていたことなので、とりあえず無事に出来上がって良かったです。

いつかは豪華な星空を表現できるようになりたいです。

では、また次回〜。

 

 

色辞典を使って塗った作品はこちらからご覧ください

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