今回は、ずっと前からやってみたかった「なぞり描き」に挑戦しました。
使用したのはこちらの本。
Eriyさんの世界一周なぞり描きシリーズ。
以前から持ってはいたんですが、例のごとく、失敗するのが怖くてなかなか取りかかれずにいました。
しかし、ある日突然なんだか無性になぞり描きをやってみたい衝動に駆られ、今回めでたく挑戦することができました。
今日はその様子をお送りします。
線ガッタガタ事件
とはいえ、やはり失敗はしたくないし、なぞり描きは初めてなので何のペンを使うのがベストかもわかりません。
そんなチキンハートは、巻末のカードサイズから始めることにしました。
なぞり描きに使用したペン
signoの超極細ブラウンブラックを使いました。
手帳を書くときに愛用しているペン。
好きすぎて、毎年年に1回のペースで10本セットを購入しています。
色々ペンは持っているものの、なぞり描きにはどんなペンがいいのかわからなかったので、とりあえず普段1番使っているペンで試してみることにしました。
なぞってみました
印刷されている線を、少しずつなぞっていきます。
若干プルプルしていますが、なかなかいい感じです。
すべてなぞり終えて……
見事に外枠の円がガタガタになりました😇
わかってはいたけれど、曲線難しい!
ペン先が0.28mmと細いから余計に目立つのかもしれませんが、それにしても、なかなかのガタガタぶりです。
ナチュラルできれいな曲線を描く、作者のEriyさんのすごさを実感し、はじめてのなぞり描きは終了しました。
次になぞるときは、違うペンを試してみようと思います。
プリズマカラーの塗り方に苦戦
なぞり描きだけで終わってもいいんですが、せっかくなので色も塗ります。
今回は配色本から色を選びたかったので、色鉛筆は色数が豊富なプリズマカラーを使うことにしました。
使用した配色本
今回は「すぐに役立つ!配色アレンジBOOK」を使いました。
以前このシリーズの3冊目をご紹介しています。
今回は、シリーズ1冊目の本を使うことにしました。
参考にしたのは、No.020の「かわいいノルディックニット」テーマ。
このテーマで紹介されている9色の中から、ランダムで3色を選びました。
使用した色鉛筆
色数が150色あるプリズマカラーを使いました。
配色本で選んだ3色と、自作のカラーチャートを見比べて、近い色を選びました。
下の写真の黄色マークがついている色が、今回メインで使う3色です。
・PC924 赤
・PC988 茶色がかった黄緑色
・PC996 暗い紫色
当初はこの3色だけを使う予定でしたが、訳あって途中から、それぞれの同系色の薄い色を追加で使うことにしました(黄色マークなしの色)。
なめらかにしたい!
3色のうち2色ずつ使い、色を重ねて塗っていきます。
しかし、どうにも塗ったあとの目が荒く感じます。
もうちょっとなめらかにしたいけれど、これ以上どうしたらいいかわからない。
そこで、それぞれの色の同型色の1番薄い色を塗り重ねることにしました。
塗り重ねたときの変化が面白かったので、むらさき色で見てみましょう。
下の写真の、黄色で囲ったところを塗り重ねていきます。
これは、最初に選んだ3色のうち、2色を使って塗った状態です。
上から、全体に薄いむらさき色を塗り重ねます。
紙の目の白いところが埋まりましたね。
もう少し重ねてみます。
濃くしたいところにむらさき色を重ねました。
お花と葉っぱの下の方に、むらさき色を重ねました。
最後に、薄いむらさき色を重ねます。
先ほど塗ったむらさき色の境界線をぼかすようなイメージで塗り重ねました。
これによって、グラデーションができました。
お花は微妙な出来ですが、葉っぱはなかなかキレイなグラデーションが作れたような気がします。
目の荒さがなくなりました。
赤いお花も上から薄いピンク色を重ねたんですが、こちらは先に塗り込みすぎていたこともあってか、あまり上手くいきませんでした。
紫色のお花は、好みのなめらかさに仕上がってくれました。
左(←)before 右(→)after


左の状態も良かったんですが、右のなめらかさも好きです。
背景もなめらかにしてみたい!
背景には緑色を塗っていきます。
お花にも同じ緑色を使っていて色がかぶってしまうので、お花の線との間に隙間を作りました。
配色本のテーマだった「かわいいノルディックニット」らしさはすでに行方不明ですが、アンティークな雰囲気があっていい感じです。
紙の目がわかるこの状態もすごく好きなんですが、なめらかにしたらどうなるのか見てみたい好奇心が抑えられず、こちらも上から薄い緑色を重ねてみることにしました。
写真の背景下半分が、上から薄い緑色を重ねたところです。
背景の上半分と比べると、違いがわかりやすいですね。
背景すべてに、薄い緑色を塗り重ねました。
先ほどより少し落ち着いた印象になりました。
左(←)before 右(→)after


やはり薄い色を重ねると、雰囲気が少し変わりますね。
今回はbeforeのほうが味があって好きだったなと思います。
プリズマカラーはほかの色鉛筆とは異なるやわらかさがあり、どう塗ったらいいのか、まだつかめていません。
実際に色々塗って試して、自分好みの塗り方を見つけていこうと思います。
色選びを面倒くさがるのではなかった
これで終わりみたいな雰囲気を醸し出してしまいましたが、まだ外枠が残っています。
背景が緑色なので、残りの赤色と紫色でグラデーションを作りながら塗ってみました。
ぶっちゃけ色選びが面倒だったので、背景には使わなかった残りの2色・赤色と紫色を使いましたが、外枠に関しては茶色などの別の色を使ったほうが、全体の雰囲気と合って良かったのではと思います。
配色本の「かわいいノルディックニット」テーマの中には茶色もあったんです。
3色だけをベースに仕上げるのも面白いけれど、今回は面倒くさがらずに、茶色も選んで取り入れれば良かったなと反省しました。
終わりに
色々苦戦しましたが、どうにか完成しました。
小さいサイズのイラストは試しやすくていいですね。
プリズマカラーは、昨年塗っていたときはここまで苦戦した記憶はなかったんですが、選んだ色みが違うからかな?
▼昨年の様子
まだまだ塗り方は模索中ですが、なぞり描きに使うペンも合わせて、引き続き色々試していきたいなと思います。
それではまた〜。