「森の少女の物語」の塗り絵メイキングも最後になりました。
今日は、女の子の肌・髪の毛・服、そして背景を塗る様子をご紹介します。
「森の少女の物語」塗り絵メイキング記事一覧
⑤プリズマカラーで人物と背景を塗る
使用した塗り絵本
ポストカードサイズの塗り絵です。
私が持っているのは旧版。現在は新装版が発売されています。
使用した色鉛筆
私が持っている中で1番芯がやわらかい色鉛筆です。
▼こちらの記事でご紹介しているので、あわせてご覧ください。
肌塗り
肌塗りには、今回は次の3色を使いました。
①1018 PINK ROSE
②997 BEIGE
③927 LIGHT PEACH
過去に肌塗りをしたときは、たくさんの色を使うこともあったんですが、今回は塗る範囲が小さかったので、3色に絞りました。
▼過去の肌塗りの様子はこちら
それでは塗っていきましょう。
①肌の影になりそうなところに、明るい紫がかったピンク色(1018)を塗ります。
②全体にベージュ(997)を塗ります。
③最後に、女の子の目元と口元、頬に、明るいピンク色(927)をほんのり入れました。
気持ちお化粧しているような雰囲気を出してみました。
これで肌塗りは完成です。
ちなみに、手足は①②の2色で塗っています。
黒色を使わないで髪の毛を黒く塗りたい
次は髪の毛です。
女の子のイメージは、朝ドラ「おかえりモネ」の主人公「モネちゃん」。
モネちゃんは黒髪なので、髪の毛も黒髪を目指して塗ります。
過去に、色鉛筆の黒色を使わないで、髪の毛を黒く塗ることにチャレンジしました。
このとき使った色を参考にして、今回選んだ色がこちら。
①1061 30% COOL GREY
②105 COBALT TURQUOISE
③996 BLACK GRAPE
④208 INDANTHRONE BLUE
⑤901 INDIGO BLUE
早速塗っていきましょう。
髪の毛は「塗る」のではなく、1本1本髪の毛を「描く」ようにします。
①灰色(1061)で、髪の毛の流れを描きます。
髪の毛のツヤを出したいところは、描かずに空けておきます。
②①で描いた毛の流れに沿って、暗めの青みがかった緑色(105)で髪の毛を描きます。
③②の緑色を上から覆い隠すように、暗めの紫色(996)で髪の毛を描きます。
緑色は結構目立つので、上から紫色で抑えます。
また、黒髪らしくするために、緑色の上から紫色を重ねることで、色を暗くします。
④紺色(208)で髪の毛を描きます。
⑤藍色(901)で、髪の毛を描きます。
最後に微調整して、髪の毛の完成です。
黒髪を目指しましたが、ご覧のとおり、黒まではたどりつけませんでした。
過去にポリクロモス色鉛筆で黒髪を塗ったときと同じような色を使ったんですが、困ったのが紺色。
ポリクロモスにはあった暗い紺色が、プリズマカラーにはなかったんです。
プリズマカラーの中でも紺色っぽい色を選んではみたんですが(④⑤)、暗さが足りず。
私の塗り方では、今回はこれが限界でした。
でも夜空みたいなキラキラした髪の毛になったので、これはこれで満足です。
プリズマカラーは150色もありますが、やはり色鉛筆のメーカーによって、色のラインナップは違うんだなと改めて感じました。
服はジャンパースカートをイメージ
「おかえりモネ」のOP映像では、モネちゃんは紺色のワンピースを着ていたので、服も紺色で塗ることにしました。
悩んだのが、この服はエプロンドレスなのか?ジャンパースカートなのか?ということ。
エプロンドレスだとエプロン部分はやはり白?
画像検索をさまよって、色あいとしても1番しっくりきた、クリーム色のジャンパースカートのイメージで塗ることにしました。
ワンピース
①1101 DENIM BLUE
②1022 MEDITERRANEAN BLUE
ジャンパースカート
①140 EGG SHELL
②914 CREAM
服はそれぞれ番号順に塗っていきます。
ワンピースは、①暗くしたいところに紺色(1101)を塗り、②薄い紺色(1022)で①の色を伸ばしていくようなイメージで塗りました。
ジャンパースカートは、①陰影をつけたいところに濃いめのクリーム色(140)を塗り、②薄いクリーム色(914)で①の色を伸ばしていくようなイメージで塗ります。
これでモネちゃんの完成です!かわいい〜!
背景は青色のグラデーション
最後は背景です。
以前白い色鉛筆の実験をしたときに、雲のある青空を描いたんですが、今回はそれを参考に背景を塗りました。
使用したのはこちらの5色。
①1100 CHINA BLUE
②903 TRUE BLUE
③919 NON-PHOTO BLUE
④1040 ELECTRIC BLUE
⑤1086 SKY BLUE LUGHT
上から下へ、濃い青色から薄い青色になるように色を選びました。
⑤1086は単色で塗るのではなく、④1040をなめらかにするために使います。
実際に色を置いた場所はこんな感じです。
上下で隣り合う色は、重ね塗りをしてグラデーションになるように塗りました。
過去に塗った空のグラデーションと同じような塗り方をしているので、詳しい塗り方はこちらをご覧ください。↓
すぐに塗り終わるだろうと思ったら、当然そんなことはなく……。
紙の白い目を塗りつぶすように何度も重ね塗りをしたので、意外と時間がかかってしまいました。
最後の仕上げは白いペン。
昨年こちら(↓)を塗っていたときに白ペンの偉大さを知ってしまったので、今回も助けてもらいます。
白ペンをなんかいい感じに散らして、完成です!
わーい!
プリズマカラーとちょっと仲良くなれた気がする
昨年なぞり描きをしたとき、プリズマカラーに苦戦しました。
プリズマカラーの難しさに打ちのめされたまま、今回の「森の少女の物語」で再びプリズマカラーを使ったんですが、なぞり描きのときとは色の選び方が違ったせいか、塗りやすく感じました。
また、プリズマカラーは全体的に、こってりやわらかな塗り心地。
そのため、ほかの色鉛筆より色が重なりやすいなと感じました。
例えば、同じ箇所に何度も色を重ねるとき。
塗り心地がツルツルすることなく、普通に上から色が乗るんです。
これが塗っていてとても気持ちが良く、やっとプリズマカラーとの付き合い方のとっかかりがつかめたような気がしました。
やっぱり画材と仲良くなるには、いつまでも怖気付いていないで、どんどん使ってみるのが1番ですね。
プリズマカラーは重ね塗りで色を作るのもとても楽しかったので、また別の塗り絵でも使ってみようと思います。
終わりに
ということで、1年のブランクはありましたが、無事に完成することができました〜!
そして最後のメイキング、ギュギュッと詰め込んでしまってすみませんでした。
実はプリズマカラーで塗り絵作品をしっかり完成させたのは今回が初めてなので、今後のために記録しておこうと思ったらこんな詰め込み型になってしまいました。
詰め込み・駆け足になってしまいましたが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
森の少女の物語「おかえりモネ」OP風、ここまでお付き合いくださってありがとうございました。
それではまた〜。