前回に続き、エポルさんの塗り絵「森の少女」を塗っていきます。
前回は女の子の肌を色辞典4色で塗ってみました。
今日は女の子の髪を塗る様子をご紹介します。
使用した塗り絵本
韓国のイラストレーター・エポルさんの塗り絵本の日本語版です。
詳細はこちらの記事(↓)でもご紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
使用した画材
トンボの油性色鉛筆「色辞典」を使いました。
色辞典の詳細はこちらでも詳しくご紹介しています。
使用色
今回髪に使った色はこちらの3色です。
・P-2 CORAL PINK(薄いピンク色)
・DL-10 TYRIAN PURPLE(赤みの強い紫色)
・D-6 ELM GREEN(暗めの黄緑色)
色を濃く暗くしたいところに黄緑色と紫色を重ね、薄いピンク色でなじませました。
ちなみに、赤みの強い紫色・DL-10は植物のフレーム下段を塗るときにも使っています。
今回使う3色は、この植物をピンク色に塗ったときに使った3色と似ていますが、また違った雰囲気に仕上がりました。
髪を塗っていきましょう
髪は水彩で下塗りをしたときに、気持ち程度ですがピンク色で薄く塗っていました。
このとき、頭部の一部を塗らずに白く残し、髪のツヤを出すようにしていました。
これに沿って、色鉛筆で髪を塗っていきます。
色を濃く、暗くしたいところに、暗めの黄緑色・D-6を塗ります。
頭頂部の分け目のところや、サイドの編み込みの根元を中心に塗っています。
「塗る」というよりも髪の毛を1本1本描くようなイメージで、線画の毛流れに沿って塗りました。
黄緑色の上から、赤みの強い紫色・DL-10を重ねます。
こちらも線画の毛流れに沿って、1本1本髪の毛を描くようなイメージで塗りました。
最後に、薄いピンク色・P-2を全体に重ねます。
ツヤを出したいところ=白く残したいところは、あまり塗らないように気をつけて。
色の濃いところから薄いところに向かって、先に塗った赤みの強い紫色の色を伸ばしていくように。
そして、こちらも髪の毛を1本1本描くようなイメージで塗りました。
髪の毛の中間から毛先は、線画の毛束を見ながら色を濃くするところを決めました。
髪の毛の奥まっているところにある毛束は色濃く暗く。
手前にあるように見える毛束は、色を薄めに塗りました。
ツヤを出す箇所は髪の波打ち具合に合わせて決め、光の当たり方は特に考えず、好き放題塗りました。
髪が完成しました
髪は可愛くピンク色にしたかったんですが、見事にピンク色ではなくなってしまいました。
(今日の記事タイトルがすべてを表しています。笑)
選んだ色が色なので仕方ないですね。塗るのはとっても楽しかったです。
肌塗りに続き、髪塗りもあっという間に終わってしまいました。
髪の毛はイラストでどのように描かれているかで塗り方も変わってきそうですね。
今回は、毛流れに沿って色を濃くするところ、明るくするところと変化をつけるのがとても楽しかったです。
心配していた2大パーツが無事に終わりました
人物を塗るのがとても久しぶりで、1番心配していた肌塗りと髪塗り。
どうにか無事に終えることができ、現時点で全体はこんな感じになりました。
肌や髪自体は、それぞれとても楽しく塗ることができて大満足です。
しかし、髪色がピンク色を通り越して赤くなってしまったことで、全体の印象もかなり変わったような気がします。
下塗りをしたにもかかわらず、色鉛筆を入れるたびに印象が大きく変わり、なかなか完成イメージの予想がつきにくいので、いつまでもハラハラしながら塗っています。笑
残りの服や背景を塗ったらどうなるか、ドキドキ楽しみです。
終わりに
この塗り絵の山場を無事に乗り越えることができました。
あとはそこまで悩むパーツはないので、予定どおり塗っていこうと思います。
次回は服を塗る様子をご紹介する予定ですが、背景も一緒にご紹介できるかな、どうかな。
ようやく完成が見えてきたので、あともう少し頑張ります。
それでは〜。
次の記事はこちら
「森の少女」のメイキングはこちらからも見ることができます