今日から新しい塗り絵作品のメイキングに入っていきます。
テーマは「『おかえりモネ』OP風」です。
夏頃から朝ドラの「おかえりモネ」にハマっています。
そのOPの映像がとても素敵だったので、今回はOP映像をイメージして塗ってみることにしました。
今日は、背景の布を塗る様子をご紹介します。
使用した塗り絵本
井田千秋さんのポストカードサイズの塗り絵です。
私が持っているのは旧版ですが、旧版は絶版になっているようなので、新装版のリンクを貼っておきますね。
昨年はこの本(旧版)の巻末の小さいカードを水彩色鉛筆で塗ってみました。
使用した色鉛筆
買ってから使おう使おうと思いながら、勇気が出ず、タイミングを逃し続け、宝の持ち腐れ状態になっていたプリズマカラー。
私が持っている中で1番芯がやわらかい色鉛筆です。
今まで塗り絵での出番があまりなかったんですが、今回!ついに!出番です!
わふー!ドキドキする!
「おかえりモネ」のOP
朝ドラを見ている方はご存知ですよね。
見たことがない方は、YouTubeに公式のOP映像があるので、ぜひ見てみてください。
「BUMP OF CHICKENが朝ドラの主題歌になるような時代になったんだな……」と、時の流れを感じました。
今回は、この映像で印象的だった要素を取り入れて塗ってみたいと思います。
布の線を描く
「おかえりモネ」のOP映像では印象的なシーンがいくつかありますが、その中で1番心惹かれたのが布。
やわらかい布が幾重にも重なり、風にたなびく様子がとても素敵なので、塗り絵にも布を描いてみることにしました。
布の場所を決めて、定規で線を引きました。
布をイメージして、この線の幅に合わせて色を塗っていきます。
1番下の布は背景ではなく、イラストの上から被せるようなイメージで塗る予定です。
先日、白い色鉛筆を使って透け感の表現に挑戦したんですが、今回はこの布を通して透け感に挑戦したいと思います。
まだイラストの花や葉っぱの色が未定で現時点では塗ることができないので、このパーツは後日塗ります。
▼透け感についてはこちらの記事をご覧ください。
布を色鉛筆3色でグラデーションに
イラストに描き込んだ布は3枚。
今回はそのうちの2枚を塗っていきます。
黄色系3色でグラデーション
1つ目の布は黄色系。
次の3色を使いました。
・1011 DECO YELLOW(黄色)
・1004 YELLOW CHARTREUSE(黄緑がかった黄色)
・989 CHARTREUSE(黄緑色)
黄色をメインに、黄色から黄緑色へグラデーションを作ります。
布の右端を黄緑色(989)で少しずつ塗りつぶしていきます。
色が重なるところを塗っていきましょう。
黄色(1011)と黄緑がかった黄色(1004)、この2色でグラデーションを作ります。
黄色(1011)を左から右にかけて薄く塗っていきます。
次に、黄緑がかった黄色(1004)を右から左に向かって薄く塗っていきます。
これを数回繰り返します。
2色を交互に少しずつ重ねて色を濃くしていき、完成です。
一気に濃く塗ってしまうと色がキレイに混ざらず、境目がはっきりしてしまうので、そうならないように薄く塗ることを繰り返しました。
プリズマカラーはやわらかく色が乗りやすいので、つい力が入りがち。
力が入ると色が濃く出てしまうので、力の加減が難しかったです。
左から黄色、黄緑がかった黄色、黄緑色の順でグラデーションを作りました。
ピンク系3色でグラデーション
背景のもう1枚の布は、ピンク色から紫色へのグラデーションにします。
使ったのはこちらの3色。
・928 BLUSH PINK(やわらかいピンク)
・929 PINK(ピンク)
・934 LAVENDER(ピンク系の紫色)
こちらは左から右にかけて、紫色からピンク色のグラデーションを作りました。
紫色は色の主張が強かったので、左端に少しだけ塗ることにし、ピンク色をメインに持ってきました。
グラデーションの作り方は、先ほどの黄色系と同じです。
しかし、こちらのほうが色の違いが大きいので、紫色とピンク色が重なるところを自然なグラデーションにするのが難しかったです。
色の境目が少しわかりやすくなってしまいましたね。汗
ちなみに、このようなグラデーションの作り方は、「マジカル・タワー」の背景を塗るときにも詳しくご紹介しています。
基本的な考え方は同じなので、グラデーションに興味がある方は、ぜひこちらもご覧ください。
背景の布が完成しました
直線にしてしまったので、布のやわらかさが皆無です。
布らしさを表現する余裕がなかったので、今回はこれで良しとしておきます。
プリズマカラーでグラデーションを作るのは初めて。
芯がやわらかいので、つい力が入ってしまい、色が濃くなりやすかったです。
グラデーションの部分は薄く少しずつ色を重ねたいのに、色が出過ぎてあせるあせる。笑
プリズマカラーの力加減や濃さの調整に慣れるまで、しばらく苦戦しそうです。
私は今まで比較的硬めの色鉛筆を使うことが多かったので、芯の硬さの違いに戸惑う気持ちのほうが大きいですが、一方で、筆圧が弱かったり、なかなか色鉛筆の色を濃く塗ることができず困っているという人には、プリズマカラーが合うかもしれないなと思いました。
終わりに
プリズマカラーは、以前も塗り絵で少し使ったんですが、早々に途中で手が止まってしまい、それ以来塗り絵では使っていませんでした。
▼「マジカル・タワー」をプリズマカラーで少しだけ塗っていました。
そのため、塗り絵作品でプリズマカラーをがっつり使うのは今回がほぼ初めて。
プリズマカラーはなんとなく、今までの塗り方とは考え方を根本的に変えないといけないような気がしていたんですが、考えてもわからなかったので(笑)、とりあえず今までと同じ塗り方で突っ走ってみることにしました。
様子を見ながら少しずつ、自分に合ったプリズマカラーの塗り方を見つけていこうと思います。
次回は、プリズマカラーでお花を塗る様子をご紹介しますね。
それでは〜。
Instagramに今回のメイキングの倍速動画を投稿しています
▼よかったらこちらもぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/chizurumaro/