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【ご相談】広い面をベタ塗りするとムラになってしまう!ちづるのベタ塗りのコツは?

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今日はこちらのご相談についてです。

今、広い面(背景)をベタ塗りするのに非常に苦戦しております。

ネットで色々調べて実践しても、ムラになってしまうのが悩みです。

もしよろしければ、ちづるさんなりのベタ塗りのコツ等アドバイス頂きたいと思い、相談させていただきました。

ご相談ありがとうございます。

広い面のベタ塗りは大変ですよね。

ムラなく塗ろうとすると、時間もかかります。

 

これまでも背景の塗り方やベタ塗りについて何度かご紹介してきましたが、今日は、最近の塗り方も含めてアップデートした内容をご紹介したいと思います。

ご相談にあったように、

・ベタ塗りをムラなく塗るときに意識していること
・広範囲を塗るために工夫していること

の2点に注目してお話しします。

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ムラなく塗るときは色鉛筆を尖らせて何度も塗り重ねる

まずは「ベタ塗りをムラなく塗るときに意識していること」をお話しします。

基本的に、ムラなく塗りたいときに絶対にしていることは、

①色鉛筆をこまめに尖らせる
②やさしい力加減で何度も塗り重ねる

この2つです。

以前こちらの記事でも同じようなことをお話ししていました。

www.chizurumaro.com

 

①色鉛筆をこまめに尖らせる

私の感覚的な話で申し訳ないですが、色鉛筆を尖らせることで、紙の目にも芯先が入りやすくなり、結果、紙の白い部分を埋め尽くすように塗ることができるなと感じています。

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今年、ものすごく尖るハンドルタイプの鉛筆削りをゲットしたので、芯先を鋭く尖らせることが以前よりも楽になりました。

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②やさしい力加減で何度も塗り重ねる

ただでさえ広範囲を塗らなければいけないご相談者さんに、気の遠くなるような話をしてすみません……。

ただ、私がムラなく塗るために絶対にしていることは、「何度も塗り重ねること」です。

いくら色鉛筆を尖らせても、さらっと塗っただけではどうしてもムラができてしまいます。

そのため、同じ箇所を何度も塗り、少しずつ紙の目を埋めていくことで、ムラをなくしていきます。

 

このとき、早く濃くしようとしてつい力が入りがちですが、力を入れて塗るとかえって色が乗らなくなってしまいます。

逆に力を抜いて塗ると、色が乗りやすくなるので、何度も塗り重ねることができます。

好みの濃さになるまで塗るときは、力を抜いて塗るのがオススメです。 

 

さて、ここまでが「ベタ塗りをムラなく塗るときに意識していること」。

次は、「広範囲を塗るときに工夫していること」をお話しします。

 

背景などの広範囲を塗るときは飽きない工夫をする

先ほど、ベタ塗りをムラなく塗るときに意識していることをお話ししましたが、実際狭い範囲のパーツを塗るならまだしも、背景などの広い範囲をずっとこの塗り方で塗り続けるのは大変ですよね。

そのため、広範囲を塗るときは、飽きないように工夫をしています。

①白抜きで模様を作って塗る範囲を減らす
②途中で色を変える
③水彩で下塗りをする

の3つです。

順番に見ていきましょう。

 

①白抜きで模様を作って塗る範囲を減らす

以前「憧れのお部屋」の背景を赤に塗りましたが、さすがに全面に赤を塗り続けるのは飽きるだろうと思い、桜の花びらを描いて周りを赤で塗りつぶしました。

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このときは赤系の色を3色使っていますが、塗り方はほぼベタ塗りです。

紙の目を埋めようと頑張っていました。

塗り絵がどんなイラストかにもよりますが、可能であれば背景に丸や三角、星など簡単な図形を描いて、塗る範囲を減らしてしまうのは1つの手です。

▼このときの背景を塗る様子はこちらの記事でご紹介しています。 

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②途中で色を変える

広い範囲をずっと同じ色で塗り続けていると飽きてしまうので、途中で色を変えるのもオススメです。

厳密にベタ塗りと言っていいかわかりませんが、「マジカル・タワー」で背景をマジックアワー風に塗ったときは、飽きないように色を変えてグラデーションを作りながら背景を塗りつぶしました。

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グラデーションではありますが、塗り方は先ほどお話しした塗り方。

色鉛筆を尖らせて、紙の目を埋めるように、やさしい力加減で何度も塗り重ねました。

▼このときの背景を塗る様子はこちらをご覧ください。 

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「マジカル・タワー」の背景は色数が多すぎましたが、途中で色を変えることは、飽きずに塗るためにもオススメです。

特にベタ塗りなら、ボーダーやダイヤ柄のような直線的な模様とも相性が良さそう。

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これらは背景に少しグラデーションを入れましたが、ベタ塗りでも映えると思います。

定規で線を引くだけでできる模様なので、手軽でオススメです。

▼各作品のメイキングはこちらからどうぞ。

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③水彩で下塗りをする

これは昨年水彩色鉛筆を使ってから味を占めた(笑)方法です。

色鉛筆で広い面をまんべんなくキレイに塗りつぶすのは大変。

そこで、水彩で下塗りをして色を薄く広げておくことで、「色鉛筆で紙の目を埋める」手間を省いてみました。

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エポルさんの「森の少女」では、背景を7色の虹に見立てて、透明水彩で下塗りをしました。

塗るのが飽きないように背景の途中で色を変え、また、あらかじめ水彩を塗っておくことで、色鉛筆で塗り込む手間を軽減しました。

 

しかしこの方法は、ご相談者さんの「ムラなく」という希望には添えないかもしれません。

私が水彩が得意でないせいかもしれませんが、水彩で下塗りをした段階で、水彩っぽいムラができます。

上から塗り重ねる色鉛筆によっては、この水彩のムラを消すことは難しいかもしれません。

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私はこの水彩の揺らぎみたいなものが気に入っているので、ムラを無理になくそうとはしませんでした。

あとはやっぱり、水彩で下塗りをしておくと、1からすべて色鉛筆で塗るよりも正直圧倒的に楽です。笑

水彩の下塗りは好みもあると思うので、機会があったときはぜひ試してみてください。

▼透明水彩の下塗りと、背景を塗るメイキングはこちらからどうぞ。

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終わりに

今回は、「広い範囲をベタ塗りでムラなく塗るコツ」についてお話ししました。

「色鉛筆で」となると、根気がいるし時間もかかりますよね。

そのため、飽きずに楽しく最後まで塗る方法を考えた結果、背景に模様を描いたり、色を複数使ったりするようになりました。

また、最近では水彩の下塗りも取り入れて、楽をすることを覚えました。笑

どうしてもある程度は根気のいる作業になると思うので、適度に休憩を挟んで、無理なく楽しく塗れるように。

今日のお話でヒントになりそうなところがあれば、ぜひぜひ試してみてください。

 

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