現在、2015年に初めて塗った作品を塗りなおす「リベンジ塗り」に取り組んでいます。
前回までで、お花の塗りなおしが一通り終わりました。
今日は、2種類の葉っぱに大苦戦する様子をお届けします。
使用した塗り絵本
2015年に使用したのは塗り絵本「ひみつの花園」ですが、今回は「ひみつの花園 アーティスト・セレクション」を使用しています。
アーティスト・セレクションは、著者のジョハンナ・バスフォードさんが、塗り絵本「ひみつの花園」から選んだ20枚の塗り絵が収録されています。
厚手のしっかりした紙に片面印刷されていて、本誌から切り離すことができるのが特徴です。
2015年に塗った絵がアーティスト・セレクションにも収録されていたので、今回はアーティスト・セレクションを使ってリベンジ塗りをしています。
使用した画材
三菱の36色セットの色鉛筆を使います。
大人の塗り絵を始めるときに買った色鉛筆です。
今回塗りなおすのはこちら
緑色の葉っぱと黄色の葉っぱを塗りなおしていきます。
緑色の葉っぱ
使用色
・きみどり
・みどり
・ふかみどり
の3色を使用していたみたいなので、今回はこの3色をそのまま使います。
いろいろな意味ですごい出来ですが、何をしたかったのかはなんとなくわかります。笑
当時大人の塗り絵初挑戦にもかかわらず、無謀にもグラデーションらしき何かをしたかったんでしょうね。
今回は、当時の自分のやりたかったことを叶えるために、葉っぱの内側から外側に向かって色が明るくなるグラデーションを目指しました。
塗り方
葉っぱを半分ずつ塗っていきましょう。
きみどりを全体に薄く塗ります。
葉っぱの中心線から塗る範囲の1/2あたりまで、みどりを薄く重ねます。
重ねたみどりをなじませるように、きみどりを全体に重ねます。
この後も色を重ねられるように、できるだけ力を抜いて薄く塗ります。
葉っぱの中心線から塗る範囲の1/4あたりまで、ふかみどりを薄く重ねます。
重ねたふかみどりをなじませるように、中心線から塗る範囲の1/2あたりまでみどりを薄く重ねます。
ふかみどりの境目をぼかし和らげるイメージで塗ります。
最後に、全体をなじませるようにきみどりを重ねます。
力を入れすぎないように。
でも、きみどりの明るい鮮やかさが出るように塗ります。
きみどりが鮮やかになりました。
これで塗り方の手順は終了です。
完成
葉っぱの残り半分も同じように塗ります。これで完成です。
葉っぱの内側から外側に向かって、色が明るくなるようなグラデーションを目指しましたが、いかがでしょうか……。
すべての葉っぱを迷いながら塗り続け、結局これでよかったのか最後までわかりませんでした。
「色をなじませる 」という手順をはさむ
葉っぱを塗り始めた当初は、お花を塗ったときと同じように少ない手順で塗ってみましたが、色があまりキレイに混ざらず分離したような状態になってしまいました。
そこで、間に「色をなじませる」という手順をはさみ、先ほどご紹介したような以下の手順に落ち着きました。
①葉っぱ全体にきみどりを薄く塗る
②葉っぱの中心線から1/2あたりまで、みどりを薄く重ねる
③重ねたみどりをなじませるように、きみどりを重ねる
④葉っぱの中心線から1/4あたりまで、ふかみどりを薄く重ねる
⑤重ねたふかみどりをなじませるように、中心線から1/2あたりまでみどりを薄く重ねる
⑥全体をなじませるようにきみどりを重ねる
「色をなじませる」という手順を入れたことで、3色が分離せずキレイに混ざるようになった気がします。
5年前と比べてみましょう。
できあがりがこれでよかったのかはいまだにわかりませんが、2015年にやりたかったことはどうにか実現できたみたいなので、これでOKとしましょう!
黄色の葉っぱ
次に黄色の葉っぱを塗りなおします。
こちらの葉っぱは、今回のリベンジ塗りで1・2を争うほど心配していたパーツ。
2015年当時、何を思ったのか、なぜか「きみどり」と「だいだいいろ」を重ねていたからです。
え〜……なんでこの2色重ねちゃったの……。
しかもこの2色でグラデーションを作ろうとしていた様子。
もっと技術があればこの2色を重ねることもできたかもしれないけれど、今の私にも難しいよ……!
ということで、助っ人として「きみどり」・「だいだいいろ」の両方と相性が良さそうな「やまぶきいろ」を追加し、
・きみどり
・やまぶきいろ
・だいだいいろ
でグラデーションを作ることを目指しました。
今回は必死だったので(笑)手順は記録していませんが、緑色の葉っぱと同じような手順で、ただし、より慎重に少しずつ塗り重ねていきました。
できあがりがこちら。
3色をいっぺんに重ねると、「だいだいいろ」と「きみどり」がはっきり分離したような仕上がりになってしまうので、葉っぱの内側から外側にむかって
・だいだいいろ×やまぶきいろ
・やまぶきいろ×きみどり
と、2色ずつ重ね塗りをするイメージで塗りました。
5年前と比べるとこんな感じです。
緑色の葉っぱでは「きみどり」の明るい鮮やかさを出すように塗りましたが、こちらの黄色い葉っぱでは、「きみどり」を強く出すと「だいだいいろ」と分離したような仕上がりになってしまうため、「きみどり」は控えめに塗りました。
色を何度も重ねるのは難しい楽しい
最近はできるだけ少ない手順で塗ることばかりだったので、色を何度も重ねるのは久しぶりでした。
とても難しかったですが、かえって新鮮な感じがして楽しかったです。
塗っている最中、以前チャレンジした色鉛筆の赤・青・黄を使う3色塗りや、色辞典での同系色の重ね塗りを思い出しました。
色を何度も重ねるのは手間がかかって大変ですが、少しずつ自分好みの色を作り上げていくという楽しさがあります。
今回はその楽しさを久しぶりに思い出すことができました。
終わりに
塗り始めから暗雲がただよっていた葉っぱの塗りなおし。
どうにかこうにか終えることができました。
出来は正直いまいちでしたが、昔の自分がやりたかったことを少しでも叶えてあげることはできたかなと思います。
今回は私の苦戦する様子をご紹介するだけの回になってしまいましたが、何かしら楽しんでいただけたら嬉しいです……!
そして実はもう1個めちゃめちゃ不安なパーツがあるので、そちらも後日苦戦する様子をお届けするかもしれません。
さて、次回は残りの葉っぱを塗りなおしていきます。
それでは〜。
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